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★ジェ―ン・ティラーの詩 “すみれ”


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すみれ

みどりの 木かげの 奥ふかく、
しとやかな すみれの花が 咲いていた
茎をしならせ、 頭をたれて、
まるで 人目を 避けるように。

しかも すみれは 美しかった、
色も あかるく あざやかで。
そんなところに 隠れてないで、
ばらの茂みを 飾っても よいのだけれど、

すみれは そこに咲いていれば 満足だった、
つつましやかな 色あいで。
そして しずかな 木かげのなかに
あまい香りを ただよわせて。

だから あの谷へ 行かせてよ、
この きれいな花を 見たいから。
そうすれば 私にも つつましく
生きるすべが わかるかも。



イギリスのジェ―ン・ティラーの詩です。
『子どもの心のための詩集』第1巻に収録されています。
私のお気に入りの詩です。




      誰もが知ってる「きらきら星」はジェーン・テイラーと姉のアンとの作品です。

      ―Twinkle, twinkle, little star―

      Twinkle, twinkle, little star
      How I wonder what you are!
      Up above the world so high,
      Like a diamond in the sky.

      きらきら光る 小さな星よ
      あなたはなんてステキでしょう
      遥か彼方の世界の上で
      お空に輝くダイヤのように


      When the blazing sun is gone,
      When he nothing shines upon,
      Then you show your little light,
      Twinkle, twinkle, all the night.

      明るく燃える太陽沈み
      輝く姿消えゆくと
      ちいさな光を現して
      きらきら夜通し輝くの


      Then the traveller in the dark,
      Thanks you for your tiny spark,
      He could not see which way to go,
      If you did not twinkle so.

      暗闇の中 旅人は
      あなたの光に感謝する
      旅人は道を失うだろう
      あなたが光っていなければ


      In the dark blue sky you keep,
      And often through my curtains peep,
      For you never shut your eye,
      Till the sun is in the sky.

      蒼い夜空に輝き続け
      カーテン越しにときどきのぞく
      決して眼を閉じることはない
      空に朝日が昇るまで


      As your bright and tiny spark,
      Lights the traveller in the dark, --
      Though I know not what you are,
      Twinkle, twinkle, little star.

      あなたの小さな瞬きは
      暗闇の中 旅人照らす
      あなたはいったい何でしょう
      きらきら光る 小さな星よ






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