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カテゴリ:日々つれづれ
やるせない事件がたくさんある。
*** 今日は、主人の家の法事だった。 おじいちゃまの13回忌。 お坊さんに、 ありがたい説法を受けて、 お経をとなえて、 すべての故人を真剣にしのんで。 そして、 お部屋に戻ってきてケイタイを見たら、 わたしの祖父から何件も不在着信が。 「東京で、怖い事件があったから、 心配で心配で、おじいちゃんはあなたたちに電話をかけ続けるしか術がなかったんや。 御法事のときにごめん。」 と。 *** お寺さんから帰ってニュースを見て戦慄し、 渋谷駅で乱雑に配られる号外を読んで震え。 いろいろ思って、 いろいろ(主人と)語ったけれど、 本当に本当にやるせないと思う。 今夜はこうべをたれて静かに祈ろうと思うけれど、 同時になかなか眠れないでいる。 *** わたしは今を真剣に生きようと思うし、 できるかぎり優しくあろうと思うし、 まわり全てが幸せであってくれたら嬉しいと思うし、 特に肉親や親友たちには、 多分なみなみならぬ、止まない愛情を抱いていると思う。 3年前に急病で亡くなった祖母のことは、 今でも、 どうにも忘れられずに、 日常のありとあらゆる場面で、 1人でひっそり、 思い出しては悲しくて無念で恋しくて泣いている。 *** そんな大事な大事な万人の命が、 こんな風に、 簡単にひねられてしまうのって。 こんな悲しいことはないと思う。 こんなしんどいことはないと思う。 こんな憤ることはないと思う。 やだね。 どっから日本の歴史はこうなっちゃったんだろうね。 (そして、この50年の歴史についても主人と話して、 だからといって溜飲の下がるものではないのだけれど。) わたしにできることはなんだろう? おためごかしじゃなくて、 かっこつけでもなくて、 今自分が考えるべきことはなんだろう? でも、 「わたしにできることはなんだろう?」 と思うと同時に、 必死に 「自分の身は守りたい」 と叫ぶわたしの本心を客観的に見ると、また切なさが止まないな。 情けなくて、胸がしめつけられる。 *** ニュースを見るたびに後味が悪いけれど、 「後味が悪い」と感じる自分自身にまた すごい罪悪感を感じて、 無限ループ。 この事件の犯人はわたしと同じ年だった。 同世代の膿みは、 同世代にとって無関係なものではないと思う。 多分。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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