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カテゴリ:ノスタルジックカメラで遊ぼう
昨日は日曜日という事もあって銀座のカメラ市まで足を伸ばそうと思っていたんですが面倒くさくなって秋葉原で下車。いつもならそこから聖地へ赴くんですが、それもパスしました。妻の携帯用にでもと安くなったミニSDカードを物色してましたが、安くなりましたねぇ。しかも店頭にあふれているじゃないですか。 現金なものでこんな状況だと「別に今日買わなくても良いか」となり、いつものようにバザールと墓場屋でも覗いてみる事にしました。 んでバザールから。うーん代わり映えしないなと思っていたら何とオリンパスのE-100RSがあった。これ欲しいデジカメのひとつなんですよね。値段も相応でしたので買おうかしらと思いテストさせてもらいましたが売りの連射機能がうまく作動しないみたいで泣く泣くパス。 そんで墓場屋にも顔を出す私。( ¨ )\☆ばし うーんこちらも同じ顔ぶれかぁと思ったら見てしまった>RICOH FF-1S 状態は墓場屋の名に恥じないZ級品でしたが、作動しているので国際銀塩カメラ保護法に基づきお迎えしました。 実は私FF-1は知ってたし欲しいコンパクトカメラだったのね。けど以外に高くてねぇ(今はどうだか知りませんが)。買って積極的に使うものでもないから、とにかく激安品が欲しかった(というか何だかんだと理由をつけて半ジャンク品ばかり買い漁ってる私)ほほほ( ¨ )\☆ばし FF-1の特徴は沈同式の採用です。MINOX35と同じですね。これによりレンズ設計に無理なくコンパクトなボディになりました。レンズはリケノン35mmf2.8の3群4枚。ピントは目測。距離は0.9m~∞で2.5m付近にクリックがあり常焦点として使用します。 MINOXとの外観上の違いは前蓋でしょう。MINOX35やCONTAX Tがファインダーまでカバーするのに対してFF-1はレンズ部までに止めています。だからカバーした状態はファインダーが剥き出しになるFF-1はスマートではありません。ただし撮影状態ではFF-1のほうがバランスがよいです。 FF-1は外装のレザーやフロントカバーの大きなロゴなどが個性的でしたが、FF-1Sになって全体的に大人しくなったのが残念です。良く言えば落ち着いたともいえますが、はっきりいって「地味」( ¨ )\☆ばし FF-1Sになってシャッターが電磁式になり電池切れでシャッターロックがかかるようになりました。FF-1はシャッターボタンが押せて切れたような音がしますが、実際にはシャッターは開きません。特筆すべきはシャッターボタンが大きい事です。小さく軽いボディでも大きくストロークの短いシャッターなのでブレ難いと思います。 シャッターはプログラム式で2秒~1/500まで。最低は1/8まででやめて欲しかったけど、30秒まであったり1/30で終わるよりましという事で我慢します。むしろ問題は高速優先仕上げのプログラムで、とにかくやたらと絞りを開けたがります。目測だしやはりこのクラスのレンズならf5.6からf8辺りが一番良いと思うので少しでも日がかげると開放になりたがるプログラムは少々問題です。低速でも安心して切れる優れもののシャッターボタンだけに残念。 レンズの描写については「良い」と「今ひとつ」という記述が見られますが、これはレンズ自体よりも開放撮影が多くなるプログラムに起因すると思います。 お馬鹿なのがセルフタイマーで、電子式でセットするとファインダー横のレッドが点灯するんですが、作動まで点灯したまま。普通は点滅が早くなるなどして「切れますよ~」と合図するのに、これじゃ何時シャッターが切れるのか解らない(それとも単に私の固体がおかしいのかもしれません)。 直接のライバルはやはりミノックス35でしょうね。実際このカメラが登場したときはミノックス35はとっても高くて手軽に楽しむにはFF-1という選択しかありませんでした。正直、絞り優先シャッター搭載のミノックス35に比べてFF-1のプログラムというのはカメラ好きには食い足りない仕上げというか‥‥ 時代は流れて今ではミノックス35も馬鹿みたいな値段で売られているし、若者はよりお手軽なロシア製のミノックスコピーを楽しんで使っています。だから巷にあふれているのはミノックス35(とそのクローン)ばっかりなので逆にFF-1のほうが物珍しがられるかも知れません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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