遂に放映!この欄でも名前だけは幾度か挙げてきた
エルケ・ソマー、?十年ぶりの再会や。映画としてもヒッチコック張りのサスペンスで楽しめる「
逆転」('63)、上のシルエットの写真で観てわかるとおり、しゃくれた鼻がなかなかにキュート、この作品ではポール・ニューマンとの共演を果たし国際女優だが、なんと言っても幻の「甘い暴力」('61)でのお目見えはポスターだけでも超露出、ダイナマイト・ボディだった。
映画はノーベル賞の授賞式までに起こる替え玉授賞者をめぐっての虚々実々のサスペンスで、誰が味方誰が敵という不可思議感も醸して楽しめるのだが、今回はひたすら?十年ぶりのエルケ・ソマーを注視。ドイツでメイドをしていたという彼女が、見る見るスターとなり、ポール・ニューマンとラブ・シーンもするこの頃は功成り遂げた代表作ではあるだろう。それよりなにより横に並ぶダイアン・ベイカーと並ぶといかにもドイツ女優の特性が輝くようなのが次の写真。
この作品ではパイプなども咥えてコケティッシュ、品のあるところも見せて、いま観てもなかなかに魅力的。作品が面白いのは職人マーク・ロブソンのお蔭もあるが、エルケ・ソマーが加わると、同じ西洋の映画でも異種変種の魅惑が立ち込めるのは惚れた弱みかもね。
TVでは無理だろうから業者さん、つまらんHフィルム売り出すくらいなら「甘い暴力」DVDにしてえな。ダイナマイト・ボディ、今でも商売になると思うよ!