ニャンミャオ・ダイアリー
孤立無援そして克己心こそ、イーストウッドの主題!
「最近観た映画。(154086)」
|
[ 映画 ]
|
 チケットを買う時に「ブランジェリーナの2本」と言ってみたら、「アンジェリーナ」と聴こえたのかどうか「チェンジリング」はすぐ出てきたが、「もう1本は?」ということになった。もちろん「ベンジャミン・バトン」だが、ブランジェリーナご夫妻、このクラスの共働きだと嬉しいね。
そんなわけで「 チェンジリング」(2008)をまず堪能した。
いやあ、クリント・イーストウッド老いを知らん見事な緊迫のドラマ、いつもながら役者たちが隅々までいい。往年の巨匠たちが60歳前後を境にいささかユルフン気味になることを思えば凄いねえ。78歳、しかも実にここへきてさらに多作ながらこの充実度。
実話を掘り出してきた脚本J・マイケル・ストラジンスキーも凄いが、アンジーもこと映画に関してはオヤジを超えたかもね。
時は'28年、恐慌寸前の、組織の腐敗のるつぼとというべきロス警察、わが子の失踪を訴え出た母親にいかに処したか、危うく植物人間どころか死の恐怖までがスレスレ、暗黒時代にようやく見えた曙光、というところだが、その部分部分だけとるとかつて観た名作やB級諸作をまさしく吸収した後も見えて、恩師たちも超えていくかという巨匠イーストウッド。
子供たちへの残虐な犯罪が軸なので辛く暗いが、人はなんと残酷になれるいきものか、と気の遠くなるような正義の道を歩むヒロイン/クリスティン・コリンズにいつしか依拠して苦難を共に歩む。時代の暗澹をそのまま投影して突き進む中、味方も生まれていくが、その味方さえ当初は疑心で迎えなければならぬほどの孤立無援、ほとんど狂者に見まがうルックスに成り果てながらの克己、この主題、俳優時から一貫するイーストウッドの主題ではあるなあ。
Copyright (C) 2009 Ryo Izaki,All rights reserved
|
Re:孤立無援そして克己心こそ、イーストウッドの主題!(02/28)
|
気ままなアンさん
|
ランダムでお邪魔しました。♪
(Feb 28, 2009 01:21:13 PM)
|