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テーマ:迷子のペット(177)
カテゴリ:動物
先週の金曜日の午後、仕事の用で車を走らせていたときの出来事です。
…ん? 流れる景色の中、舗道に居た…。 白い?毛のようなものが揺れていました。 犬!?猫!? 死体だ…。確かにあれは…。 横たわっていた…。 気になる…。でも、見間違いか。 わたしは運転していると色々なものを見る。 皆、そうでしょう。 それだけ、神経を尖らせて動くものを見逃さないようにする。 毛が…風にふかれ揺れていた…。 仕事…。また、ひき返すには時間がない。 忘れよう…。きっと、見間違い…。 家に帰った。 気になる…。 仕事も忙しかった…ご飯を食べてそのままうたた寝してしまいました。 土曜日。 愛犬の病院へ。 その帰りに気になったので、気になるものを見るためそこに行きました。 雨。 反対の車道を走る。 何かやっぱりある。 見間違えであるか…ありませぬように…。 …!!! あった…。愛犬を連れて外へ行く。 猫ちゃんだった…。 雨に濡れて…、下半身をはねられたようで骨が…。 即死だっただろう…。 ごめんね。わたし、何もしてあげられない…。 悩んだ末、車にあった膝掛けを猫ちゃんにかけた。 舗道だったので、これ以上轢かれずにすんでよかった。 何も出来なくて…ごめんね。 考えながら、車を走らせ帰った。 母に話すとぷちに病気とか移ったらどうするの? 可哀想だけど、触るのはやめなさいよ…。 たしかに死後何日か経過してるだろう。 場所が場所だけに、道路ではないから邪魔にもならず…誰も通報せぬのだろう。 首輪はなかった。きっと、飼い猫ではなさそうだ。 その晩、内容はおぼろげだが眠りの悪い夢を見た。 日曜日…。 気になる。 月曜日。仕事でまた通る。 居ませぬように。 わたしが掛けた膝掛けがない! …!!! あれから、何日!? まだ…居た。 小さい頃、祖母に死んだ猫ちゃんとかには情をかけるなと教えられた。 小さいわたしは家の近所で死んでいる仔猫ちゃんを埋めたこともある。 大人になれば、猫は家の庭には埋めてはいけないようだ…色んなことを知る。 現状は犬、猫死体…。一般廃棄物扱いです。 ゴミと一緒に焼却します…?? わたしは納得ができない。 環境事業所などに通報すれば、死体は廃棄物扱いで取ってくれる。 有料、無料などであります。 通報すれば、早いでしょうけど…。 廃棄物…か。呼吸していたのに、廃棄物…。 後に火葬扱いで取ってくれる事業所もあることを知りました。 しかし、供養までは出来ませんと…。 月曜日も雨でした。 仕事の用でまたその道を通る。 まだ、居る…。 雨にさらされて…。あなたが眠るその場所の後ろは人々が集う娯楽施設。 あまりに辛いよね。 何日も居るなんて。野良猫ちゃんなんだね。 よし! 愛犬の眠る霊園に連れていこう。 電話をする。 引き取ってくれます。供養もしてくれます。 この方法が一番、わたしも猫ちゃんにも良い。 でも、仕事が終わって居なかったら?? 霊園の方に話し、理解して頂き間に合うように連れて行くと話しました。 (動物霊園では飼い主不明、野良猫ちゃんなど、霊園によって有料(志のお布施)と無料で弔って頂けます。) 仕事が終わった! …雨!?か。 急いでその場所に。 用意する物は仕事の合間にメモをした。 ダンボール、手袋、ビニール袋…。マスクもいるか…一応。 死後何日も経ってる。 看護師の友人にメール。 「ねぇ、うじさんて人間は何日くらいでわくの?」 メールで、猫ちゃんのことを伝える。 友人に猫ちゃんのことを話すと快く返事をくれた。 …多分、まだ秋とは言え熱い日が続いてた。わいているに違いない。 霊園への時間がない!! コンビニで道具を急いでそろえる。 何!?ダンボールがない?? ちょうど、外に出して雨で濡れているとのこと。 仕方がない…。 ビニール袋があればいい。 その場所に着く。 心臓がバクバクしていた。 死後何日の仔を触ったことがありません。 わたしは小心者です…。 雨の中、車を横につけその仔のところへ行く。 その国道は皆車を飛ばす。 わたしの車…邪魔なのでしょう。クラクションを鳴らされる。 少しだけ、ごめんなさい。 猫ちゃん…硬い。あたりまえだ。 もっと早くこうしてあげれたら良かったのに…ごめんなさい、と心の中で繰り返す。 臭いもやはりある。 顔とかも直視できない…。 硬くて地面にはりついている…。 動かない…。 なんとか、苦心してビニール袋へ。 …うじさん、初めて見ました。 手が震えた。 車になんとか乗せる。 急いで霊園に行きました。 愛犬の眠る合同墓に愛・動物として眠ることが出来ました。 その仔のお口にお水を最後にあげることができました。 良かった…。涙が出た。 安心したのと、先代の愛犬を思い出した。 先代の愛犬と一緒に供養してあげようと思います。 その晩、わたしが居間を覗きこんだら、うちの愛犬ぷちが異様にキョロキョロとあたりを見まわしていました。 もしかして、猫ちゃんが来てる!? 先代の愛犬もお葬式の後、少し居ました。 二日目、愛犬が夜鳴きみたいな大きな声を出し飛び起きました。 心配でかけよると、鼻をペロペロ…。 おかしい…いつもはこんなことない。 猫ちゃんがいたずら??したのかも!? 三日目も…同じことが。 愛犬の仏壇に「こらこら猫ちゃん、あまりぷちにいたずらしちゃだめよ…。」 …。 もう、今は居ないみたいです…。 今日は、お墓参りに行きました。 無事に愛犬と同じ場所へ行けたかな…。 冥福を祈ります。 あなたは少しでも、愛されたかな。 愛情を与えたわけでもないわたしは、何も解らないの。 でも、最後はわたしがあなたに少しばかりの愛をあげられたかな…。 この日記を書いている時、以上に左肩が重かった。 気のせい?臆病なわたしも怖いとかそういうものは感じないのだけど。 日記に書くか書くまいか迷いました。 でも、心に深くあったので書き留めておくことにしました。 心がやっと開放された気がします。 肩も不思議と痛くなくなりました…。 先週は仕事が終わると猫ちゃんのことで、なんだか頭がいっぱいでした。 もしかして、飼い猫ちゃんだったかなとか考えていて。 霊園の方は野良猫ちゃんとして、弔ってくれました。 首輪がないと、飼い主不明になるからね。 迷子札ももちろんないが、今はマイクロチップもある…。 一応、愛知県の迷い猫ちゃんのサイトなども見たけれど…たくさん居ます! 白毛と言うか、毛は少し長いグレーっぽい白毛まじりの仔でした。 霊園での体重は2キロでした。 性別はわたしが見た限り雌だと思われます。 霊園の方も野良猫ちゃんとして弔って頂いたので特に何も言われなかったし、愛護センターにも連絡した方が良い場所などを聞こうと何件か連絡しても通じずでした。 保健所にも、連絡しておいた方がよいかな…。 テーマは、もしかしてと心残りでしたので迷子のペットとさせて頂きました。 でも、もし連絡した方が良いところなどありましたら教えてくださいませ。 この猫ちゃんのことを聞きたい方もわたしにお知らせ下さい。 よろしくお願い致します。 愛する猫ちゃんを飼われている方には痛切なお話になり、ごめんなさい。 飼っている猫ちゃんには、お外は危険な場所です。 車は止めど無く、走ります。 国道でも、高速?くらいに飛ばしております。 ゆっくり余裕をもって、安全運転をしたいものです。 急いでいるとろくなことがないものです。 温かい平和な世の中であってほしいと心から願います。 長くなりましたが、読んで下さり有難うございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 23, 2005 04:36:23 AM
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