(18)危険「ピロリ菌」感染者3500万人高原の青い空白い雲&チューリップ祭 posted by (C)エージロー(2011年5月8日 14: 09 撮影) ■ヘリコバクター・ピロリ in Wikipedia ■ ピロリ菌のお話.jp –武田薬品工業株式会社 ■危険「ピロリ菌」感染者3500万人の怖い「胃がんリスク」 -産経新聞2014.10.12 14:30 【日本の議論】 日本では胃がんで毎年約5万人が亡くなっている。 国際がん研究機関(IARC)は9月、胃がんの8割がピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)の感染が原因で、胃がん対策はピロリ菌除 菌を中心にするべきとの報告書をまとめた。 ピロリ菌感染はシニア世代に多く、胃がんの発症は60代から急激に増える。 胃がんになるリスクを減らすため、ピロリ菌検査をし、陽性なら除菌治療を受けよう。(平沢裕子) ■胃のさまざまな病気に影響 胃がんは、塩分やストレスなどが原因とされてきた。 しかし、1983年に胃粘膜からピロリ菌が発見されて以降、ピロリ菌による感染が重要な危険因子であることが指摘されてきた。 ピロリ菌感染者は日本に約3500万人いると推計され、子供時代に衛生環境の悪かった昭和30年以前に生まれたシニア世代では 約8割が感染しているとみられている。 感染者全員が必ず胃がんになるわけではないが、ピロリ菌感染によってほぼすべての人が慢性胃炎(ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎) を発症。 長期に継続すると胃の粘膜が薄くなる「萎縮(いしゅく)」がおこり、進行すると胃がんを引き起こしやすい状態を作り出す。 また、胃・十二指腸潰瘍(かいよう)の患者の90~100%がピロリ菌に感染しており、がんだけでなくさまざまな胃の病気にピロリ 菌が関係することが知られている。 日本ヘリコバクター学会が作成したガイドラインでは、ピロリ菌に感染していれば合併疾患の有無にかかわらず除菌治療を受けることを 強く推奨している。 同学会理事で、50歳以降の人々を想定した「胃がん撲滅計画」を提唱するのは、北海道大学大学院がん予防内科学講座の浅香正博特 任教授。 「40代までの感染者の場合、除菌によって胃がんの発生を90%以上抑制できると考えられている。 一方、シニア世代では除菌のみで胃がんの発生を抑制するのは難しい。 除菌が必要なことに変わりはないが、除菌後も年に1回、内視鏡検査を受けてほしい」 と話す。 ■胃がんリスクを減らす除菌治療 以前は胃・十二指腸潰瘍などの疾患がない場合、除菌治療は自費で行わなければいけなかった。 しかし、昨年2月から除菌治療の保険適用が慢性胃炎にまで拡大、ピロリ菌に感染していれば誰でも保険で治療が受けられるようになっ た。 胃がんで死亡するリスクを減らすためには、ピロリ菌感染胃炎の精査のため医療機関を受診して内視鏡検査で胃炎の有無を検査した 後、ピロリ菌陽性なら除菌をしてもらうことが勧められる。 この時の内視鏡検査で早期胃がんが見つかるケースがあり、その場合、内視鏡手術で数日の入院で完治する。 除菌治療に手術や入院は必要なく、胃酸を抑える薬と2種類の抗生物質を7日間、朝夕食後に服用する。 1回の治療で除菌に成功するのは約80%。不成功の場合は抗生物質を他の薬に変えて再度除菌を行う。 福岡県久山町の住民を対象に行われている疫学調査の「久山町研究」で、ピロリ菌感染者で萎縮性胃炎を有している人について検討し たところ、食塩を多く摂取している人ほど胃がんの発生が多かった。シニア世代ががんを予防するには、ピロリ菌除菌の後、塩分を控え るなど食生活の見直しも大切だ。 浅香特任教授は 「胃がんの大半はピロリ菌による感染症であることは明らか。 シニア世代がしっかり除菌すれば、東京五輪の2020年には胃がんで亡くなる人が半減するだろう」 と話している。 ■ピロリ菌 胃の粘膜に生息するらせん型の細菌。感染経路はまだはっきり分かっていないが、小児期の衛生環境が感染に影響すると 考えられており、先進国では若年者の感染率が減少している。人から人への経口感染も多い。 (了) ■ピロリ菌について -医療法人 健友会 こうちクリニック胃腸科・内科 ■ウィキペディア管理人からのお願い ウィキペディア読者の皆さまへ。 私たちは独立性を守るため、一切の広告を掲載しません。 また政府からの援助も受けていません。 私たちは平均¥1,500ほどの寄付で成り立っています。 今、皆さまにお力添えのお願いです。 もしこのメッセージを今読んでいる皆さまが¥700の寄付をしてくだされば、この募金活動は1時間以内に終わるでしょう。 私たちは小さな非営利組織ですが、世界で5番目に大きなウェブサイトを運営するためのサーバー、スタッフ、活動費といったコストが かかります。 ウィキペディアは特別なものです。 例えるなら、みんなの図書館や公園のような、誰もが考えて学ぶことができる場所です。 もしウィキペディアを便利に感じてくださるのなら、広告に頼ることなくもう1年運営を続けられるよう、どうか1分のお時間をくださ い。 皆さまのご協力に心から感謝いたします。 ジャンル別一覧
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