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新宿区の税理士ブログ  “日々新た”

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2015.07.29
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カテゴリ:話題

新宿区の 山本光一税理士事務所・国際会計事務所です。



何げなく手に取った小冊子に

ドナルド・キーン先生が表紙に登場されていて

インタビュー記事が掲載されていました。


(『大人の休日倶楽部』 東日本旅客鉄道株式会社発行 8月号より)


先生は、今から60年前、32歳のときに

松尾芭蕉の『おくのほそ道』をたどって旅されたそうです。


松島の瑞巌寺に見事な白梅と紅梅の木があり

少し遠くに桜が咲き

さらに遠くに雪を頂いた蔵王の山頂が見え


何度でも行ってみたい気持ちになる場所と

書かれています。



江戸東京たてもの園 小金井公園 021.jpg



また日本に留学されていたときは

日本文学の黄金時代

「本当にすごい時代でした」と書かれています。


月刊誌には谷崎潤一郎や川端康成、

志賀直哉の新作が載り、

若手では三島由紀夫が書いていたとのこと


今でいう文豪たちの新作が月刊誌で読める・・・

まさに、本当にすごい時代ですね!


当時は永井荷風もまだ書いていて

実際に本人の家に行き、会ったとのこと


「彼の日本語は実に奇麗でした。

あんな日本語ができたらその場で

死んでもいいと思いました。」


という一文に衝撃を受けました。


これほどまでに、日本をそして日本語を

愛してくれる方がいてくださることに

心が熱くなりました。


キャロライン・ケネディ駐日米国大使が

先生が英訳された日本文学選集の中で

『方丈記』が特に好きとおっしゃったとの話から

今こそ日本人が読むべき作品と書かれています。


かなり前から日本の永住権を持っていらしたとのことですが

震災をきっかけに日本に対して何かしたいと

日本国籍を取得されました。


東京の家の近所の人たちが

「先生、風邪をひかないように」とか

親しく声を掛けてくれるようになったとのこと


「これからも、私は日本とともに歩いていきます。」

という最後の一文に

思わず涙が頬に伝わりました。


年齢とともに日本の食がなんともいえず

おいしいとも書かれていて

若いころのお写真と今のお写真を比べてみると

明らかに

日本人の風貌に近くなっているように

感じられました。


なぜか自分の祖父の懐かしい面影を

ほうふつとさせるような。。。


東京の夏は

93歳の先生には暑すぎないかしら。。。と

心配しながら

ますますお元気でご活躍いただきたいと

心から願っている私です。



久しぶりに『方丈記』の冒頭を暗唱してみましたら

(高校の古文の時間を思い出しながら・・・)


「行く河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。

淀みに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、

久しくとどまりたるためしなし。」


。。。でぷっつり途絶えました。。。



正解は・・・



行く河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。

淀みに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、

久しくとどまりたる例(ためし)なし。

世の中にある、人と栖(すみか)と、またかくのごとし。


玉敷(たましき)の都のうちに、棟を並べ、甍(いらか)を争へる、

高き、賤しき、人の住まひは、世々を経て尽きせぬものなれど、

これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家は稀なり。

或いは去年(こぞ)焼けて、今年造れり。

或いは大家(おほいえ)亡びて、小家(こいえ)となる。

住む人もこれに同じ。所も変はらず、人も多かれど、いにしへ見し人は、

二、三十人が中(うち)に、わづかに一人二人なり。

朝(あした)に死に、夕べに生まるるならひ、

ただ、水の泡にぞ似たりける。




 

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最終更新日  2015.07.29 15:04:21
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