11系統/小杉線
四日市市中心部と阿倉川・小杉地区を結ぶ路線。 阿倉川地区内の経路が狭隘なため(上の画像参照)、中型車のみ(「レインボーHR」「レインボー」除く)で運行されている。 昭和末期までこの路線のお世話になっていたが、平日の朝晩を除いて、長年にわたってダイヤはほとんど変わらなかった。 近鉄四日市を毎時10・40分頃に発車し、新小杉に着いたら僅かな時間で折り返す。 新小杉行き・近鉄四日市行きは、ダイヤ上は海蔵橋-三ツ谷で行き違う(一部の時間帯を除く)。 (三ツ谷以西は行き違いが困難な区間が続くため、無理なく対向できる三ツ谷以南(国道1号線上)ですれ違うダイヤが組まれていた) このパターンが長年続いてきたが、2005年の改訂で、平日朝と夜の利便性が低下してしまった。 特に、平日6・7時台の近鉄四日市行き5本のうち、3本が阿倉川駅前止めになってしまったのが大きい。 従来、このバスで近鉄四日市まで利用していた人たちは、改訂後は阿倉川駅から近鉄に乗り換えることになったと思われるが、バス停から駅までは歩いて数分の距離にあるものの、これが不便でないはずが無い。 この運転区間短縮により、必要車両数を削減することができるようだが、それ以上に利便性が下がってしまっては・・ (その後、2009年の改訂で阿倉川駅前止めは1本が廃止され、残りの2本が近鉄四日市まで延長された) さらに、2006年の改訂ではデータイム(近鉄四日市発10~14時台、新小杉発11~15時台)の便も削減された。 データイムもそれなりに利用者がいる路線でも削減されるとは・・ 2010年の改訂で、長らく新小杉発着であったこの路線がJヒルズまで延長されたが、これにより、ほぼ終日にわたって本数が削減され、利便性がさらに低下した。 しかも、延長区間内の停留所は既設の「坂部台」のみで、新設された停留所はなく、従来からの小杉線利用者にはデメリットのみの延長となった。 その小杉線だが、長く終点だった新小杉の手前に「新小杉西」バス停がある。
↑の画像の道路左側に住宅が並んでいるが、その一番奥辺りの向かい側に新小杉バス停がある。 しかし、実は新小杉西バス停は新小杉バス停より東側に存在している。 もともとは現在の新小杉西が「新小杉」を名乗っており、その西側にある回転場で折り返しをしていた。 後にこの回転場まで客扱いを行うようになった際に、回転場内に現在の「新小杉」バス停を設け、それまでの新小杉は「新小杉西」に改称された。 しかし、なぜこの名前になったのかは不明である。
|