高速車・特急車KL-LV781R2「ガーラ2000」(いすゞ)
「ガーラ」を1997年長期排ガス規制に適合させたバージョン。 エンジンがそれまでのV10・V12からV8・V10に変更されている。 また、外観面でも一部マイナーチェンジが行われており、主な点は以下の通りである。 ・テールランプがバンパーと一体型になった (一部の車両では、オプションとして中央部にも設置されている) ・側面の行先表示機を低い位置に移し、サイズを大型化 三重交通では特急・高速車を中心に導入している。 2003年度投入車から行先表示機がLED化され、前後のバンパーが白に変更されている。 また、2004年度から赤いラインが省略されている。 一時期在籍していた5956号車は、かつて八風バスで中部国際空港線(桑名系統)に運用されていた車両であり、当初は運賃表示機が設置されておらず、LED式の車内表示機が設置されていた。 三重交通に移籍し、四日市配属となったが、当初は運賃表示機とカードリーダーが設置されず、名古屋高速線には入れなかった。その後、2016年に取り付けられて名古屋高速線への運用が可能になった。 また、この車両は八風時代からのカラーリングをほぼそのまま踏襲しているため、白と緑を基調としている三重交通路線車の中で異彩を放っている。 また、リア中央部にもテールランプが設置されている(三重交通グループで、この仕様で導入されたのは八風に導入された2台だけ)。
KL-RU4FSEA「セレガR」(日野)
初代「セレガ」を1997年長期排ガス規制に適合させたタイプ。 同時にフロント部分を中心にデザインが見直され、イメージを変えている。 高速仕様車は、四日市のほかに桑名や伊賀にも投入され、桑名車は非LED車やバンパーが黒い車両、トイレ付きの車両などが見られた。 2014年、四日市大阪線が全便三重交通の運行に統一され、もと共同運行相手の近鉄バスから「セレガR」が1台移籍した。 三重交通の社名が記された以外はほぼ近鉄バス時代のままで使用され、後述の「ガーラ」5305号車が転入した際に近鉄バスへ戻った。
PKG-RU1ESAJ「ガーラ」(いすゞ)
2004年にいすゞ自動車と日野自動車のバス製造事業が統合され、ジェイ・バスが発足した。 この時にセレガRのフルモデルチェンジを行い、名称が「セレガ」に戻っている。同時にガーラとセレガは統合車種となった。 開発は日野自動車が行い、外観は両者とも共通であるが、細かい部分に差異が見られる。
LKG-RU1ESAJ「ガーラ」(いすゞ)
2010年にマイナーチェンジしたモデルで、平成21年(ポスト新長期)排出ガス規制に適合している。 外観上では、フロントのナンバープレートの上にミリ波レーダーが装備されたことが特徴である。 QTG-RU1ASCJ「ガーラ」(いすゞ)
LKG代のマイナーチェンジ版。
2TG-RU1ASDJ「ガーラ」(いすゞ)
平成28年排出ガス規制に適合したマイナーチェンジ版。2017年より発売。
KL-MS86MP「エアロバス」(三菱ふそう)
PJ-MS86JPH2「エアロバス」(三菱ふそう)
1992年(平成4年)、当時の「エアロバス」をフルモデルチェンジして、2代目「エアロバス」(U-MS8シリーズ)が誕生した。 このモデルでは、排出ガス規制の強化に伴ってマイナーチェンジが3度行われ、2000年(平成12年)に登場したKL代は2度目のマイナーチェンジで、2005年(平成17年)に登場したPJ代は3度目のマイナーチェンジで、それぞれ誕生した。 PJ代では、平成18年灯火器保安基準適合のため、後部灯火機器の配置が変更されたり、サイドリフレクター(反射板)が設置されるなどのマイナーチェンジを行っている。 また、ブレーキランプがリアバンパーの上に設置された。
2764号車は、かつて八風バスで空港リムジンバス(桑名-中部国際空港)として使用されていた。 桑名発着の空港バスが廃止(後に復活)された際に三重交通へ移籍し、四日市に配属された。 車体カラーは独自のものが採用され、三重交通移籍後も正面に「三」が追加された以外はほぼそのままとなっている。 また、運転席の直後に座席は設けられていない。 当初は中部国際空港線や波動輸送に使用され、現在は名古屋発着の路線で運用されている。
また、2765号車は中部国際空港線で使用されていた旧型「エアロバス」の置き換え用として、同路線用のカラーリングで登場した。 その後、「ガーラ」5313号車と入れ替わりに名古屋発着にコンバートされたが、カラーリングはそのままとなっている。
2TG-MS06GP「エアロエース」(三菱ふそう)
2007年に「エアロバス」がフルモデルチェンジされ、名称が「エアロエース」に改められた(スーパーハイデッカー車は「エアロクイーン」の名称を引き続き使用)。 エアロエースについても、ガーラやセレガ等と同様に、排ガス規制への適合や安全面での向上等を目的にマイナーチェンジが繰り返され、2017年から投入されているのがこの型式である。 2019年度から発売されたモデルでは、下記の変更点が見られる。 ・フロントデザインを変更、フロントヘッドライトへのLED灯採用 ・ドライバー異常時対応システム(EDSS)の装備 ・衝突被害軽減ブレーキの性能強化
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