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正攻法、正面突破、そして成功、という演奏会。
大阪 ザ・シンフォニーホール センチュリー第135回定期演奏会 小泉和裕指揮 大阪センチュリー交響楽団 ヴァイオリン独奏 竹澤恭子 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品77 シベリウス:交響曲第5番変ホ長調作品82 一見して渋い選曲。ところが、オールソールドアウト。一体何が起こったのか?ぐすたふ君がこれを聴きたいと思った最大の理由は、竹澤さんのブラームスにあったのだが、みんなやっぱりそうなのかなあ? 実のところ、ブラームスは文句の付けようのない出来。本当は、ぐすたふ君、今日くらい何かこう気に入らないところとか、今ひとつの所とかを見つけようか、などと少し斜に構えていたのだけれど、まあ逆に「文句のつけようがない」ところが文句の付け所なのかもしれませんな(笑)。この堂々たる演奏を聴いていると、2年前の同じ頃の定期で当時のコンマスの川崎君が同じこのブラームスのコンチェルトを弾いたこと、そして、あの時の演奏がどうにもこうにも難しさばかりが前に立っていて今ひとつ楽しめなかったことを思い出す。 これをして、竹澤恭子が川崎君よりも1枚も2枚も上手だから、といってしまうのは容易いことだけれど、ただそれは、ヴィルトゥオジシティだけからくるものではないのだ、ということを今日は非常に考えさせられました。それを言葉にするなら、タイトルにも書いたが、やはり「スケール感」ということなんでしょう。 存在の大きさ、懐の深さ・・・このごろ、チェリビダッケの振ったブルックナーを聴くたび、どうして同じ楽譜を音にしているのにこれほどの違いがあるのか、何がこの人の演奏の中に何か「巨大な物」があるかのように思わせるのか・・・カラヤンが振った華麗なサウンドの中には存在しない「何か」が・・・ということを考えるのだけれど、それに似ている気がする。 それが、やはり「音楽」というものなんでしょうけれどね・・・バックのセンチュリーのサウンドも又重厚さを湛えて見事で、この「ヴァイオリン付き」交響曲、堪能させて頂きました。 そして、後半のシベリウスも又、2管12型のオケとは思えないほどのスケール感が横溢した演奏。この間の大友・京響の演奏とは、同じ曲とは思えないくらい違った物であったのは確かだが、これもまた「名演」としていいんじゃないかしら。まさか、めったに耳にすることがないこの曲、その「名演」を1年に二回も聴けるなんて想像もしていなかったけれども。 大友・京響の演奏を、「英国的・北欧的」シベリウスと形容するなら、今日の演奏はさしずめ「ザンデルリンク・ベルリン響的」「ドイツ的」シベリウス、として大きく外してはいますまい。小泉さん、この曲おそらくはかなりお好き・18番なんでしょうねえ。やはり2年前の「エニグマ」の名演奏を思い出してしまいます。大友・京響のどちらかといえば開放的で上品・美麗なサウンドに比べれば、遥かに「渋み」や「くすみ」、「陰翳」と「量感」が勝った音で、この音が内側から突き上げるような和音を吹き上げる光景は、これはこれで抗しがたい魅力であります。 また、このサウンドを構築するに当たっては、ゲストコンマスの三浦章弘さんの力も大きかったんじゃなかろうか。この人の音、オケを突き抜けて聞こえてくるんですよ。そのニュアンスの豊かなこと!!凄い人ですな。ぐすたふ君浅学にして知らなかったけれど、一体どこのオケでコンマスをやっておられるのでありましょうか? ただ、ペットトップが不調だったのと(特に1楽章)、3楽章の冒頭、ホルンの「鐘のモチーフ」のあたりがちょっと薄っぺらい音楽になってしまったが難点といえば難点。まあ、でも最後は本当に壮観といっていい音の地平線が眼前に拡がり、ああシベリウスを聴いたなあ、と満足満足でありました。 こういう音楽を聴いてしまうと、やはり、このオケうまいなあ、と、そして惜しいなあ、と思ってしまうのを止めることができないわけで・・・でも、今日が満員札止めとなったことに微かな光明を見いだすべきなのかもしれません。とにもかくにも、今日の演奏には心からの拍手を。 [演奏会]カテゴリの最新記事
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子供は、オケ部に入ってますが、自分が出る演奏に親は見に来て欲しくないと言います。 なんだか、親は、悲しくなってしまいます。 金は出しても顔&口出すな! なんて。 (November 5, 2008 22:51:00)
とんかつの父さん、こんばんは。
>子供は、オケ部に入ってますが、自分が出る演奏に親は見に来て欲しくないと言います。 そんなもんかなあ。僕は逆でしたけれどね、見に来て貰った方がうれしかったけどなあ。 息子のろんろんくんは、オケ部があればそれに入りたかったみたいですけれど、今の中学にはブラスしかないので入ってないんですよ。妹のりんりんには、まったくそんな気がないみたい(笑)。残念ながら、我が家はオケ活動にはご縁がないようです。 息子さん、きっとクラブが、友達と音楽をすることが楽しいんでしょう。ある意味、部屋で友達ときゃっきゃっと遊んでいるところに、親が顔を出すと気まずい、それに似たところがあるのかもしれません。それくらい、楽しいってことじゃないでしょうか。 うらやましいなあ。これからも頑張って貰って下さいね。(November 6, 2008 00:05:48) │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |
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