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ミシガン・ロールとはよく映画などに出てくる、表だけ本物で中は白紙の紙の札束の事をミシガン・ロールと言い、それに症候群をくっ付けただけの俺が作った造語です。
要はどんなに見かけが良くても中を開けて見れは「まあ、そんなもんさ」と笑ってしまうような話の寄せ集めです。 特に何のメッセージもありませんが、読んでもらって、たまに笑っていただければ幸いです。 日記? [全298件]
息子よ、ちょっとそこに座りなさい。 父さんは君に厳しい事を言ったことはあまりありません。 君が10歳の頃、父さんが後で見ようと録画してた映画「クールランニング」の一番いい所に「クレヨンしんちゃん」を録画されていた時も奥歯を噛み締めて君を許しました。 君が高校受験の時も「勉強するしないは君の勝手だがな、母さんの前だけは勉強してるふりぐらいしてくれ。じゃないと父さんが文句言われて面倒くさいだろ」 と親身になってアドバイスしたものです。 しかし今日という今日は言わせてもらいます。 セパハンがあんまりかっこ良くない?それは父さんの青春に対して宣戦布告と見なしますが、それだけの覚悟は出来ているのですね。 セパハン・・・セパレートハンドル。 それはパイプ状のハンドルではなく、個々が別れてフロントフォークに付けるハンドル・・・ 父さんの若い頃はレーサーレプリカ全盛の時代でした。フルカウルが公道で認可された時でしたから。 しかしながら父さんは貧乏だった。できればRGーガンマが欲しかった。しかし貧乏な父さんはKATANAの250を買いました。 いや、それはそれで素晴らしいバイクでした。 2st2気筒ゆえの低速での伸びといい燃費といい、銀色に輝く姿を見ると「ある意味しぶくね?」と満足したものです。 しかし問題はセパハンを付ける程スポーティなバイクでは無いことでした。 そして数年後、念願のガンマを買い早速バイクショップでセパハンを購入してつけた時は・・・ほらテレビで見るでしょ。分娩室の前でウロウロする夫が「オギャー」という産声を聞き、泣きながら生まれたての赤ん坊を抱く光景を。 たぶん我が子が生まれる瞬間はそんな感じなのでしょう。 え?とうさん?ええ、父さんもその場にいましたよ。 仕事から帰ってネクタイを緩める暇なく陣痛が始まった母さんを病院に連れていきました。 あれって陣痛が来てからすぐ生まれると思ってたら違うんですね。 10時間ですよ、10時間。 陣痛だからよかったものの、これがコンビニのレジ待ちなら暴動が起こってますよ。 しかもその間、ずっと背中さすってました。 生まれた時の感想? 「あ、仕事間に合うな」ですよ。 娘の時? 娘の時は正月4日目で母さんの実家に帰っててみんないるから、まだ大丈夫だろうけど先に病院行ってようって、朝早く行きました 父さんも母さんも前の事があるから余裕コイテましたよ。 それで「ちょっとトイレ行く」って母さんが出て行ってから中々帰ってこないからトイレの前に行くと 「と、とうさん・・・ヤバイ・・・うまれそう」 こんな時に何ですが、そういう時でも女子トイレに入るのって気が引ける父さんって紳士だというエピソードですよ。 それであわてて看護婦さん呼んですぐに生まれました。 感想?そりゃあ「産湯がトイレの水じゃなくて本当に良かった~」ですよ。 で、何の話でしたって・・・そうそう、そのぐらいセパハンつけた時は嬉しかったて話ですよ。 そのセパハンに何たる暴言! ちょっと君の部屋から「あいつとララバイ」持って来なさい。いいから持って来なさい。 あら?31巻 また中途半端なところを。ん?32巻は無かったって? まあ、いいでしょう。ほら見てみなさい、この倒れんばかりの前傾姿勢。 壁となって立ち憚る空気の層を突き破るためにはこの姿勢が大事なのです。 風になる?バイクにとって風イコール敵です。 自然と一体化?化石燃料焚いて走る機械の塊にまたがって何寝ぼけた事いってんですか。 男はいつでも前傾姿勢! ゆえにセパハンとバックステップは必要不可欠なのです。 分かりましたか? 分かったら父さんはちょっと出かけてきますので「あいつとララバイ」読んでセパハンの魅力について考えておいてください。 どこいくかって? 「あいつとララバイ」32巻以降を買ってくるに決まってるじゃありませんか。
俺 「レノボ・カスタマーサポートセンターですか?ノートパソコンのキーボードが一切反応しなくなったんですが、保証期間内なので修理に出したいんですが」 レ 「修理を伺う前に機械の故障かシステムの問題かわからないので、一度バッテリーを抜いて放電 して・・・」 俺 「やったけどダメでした」 レ 「それでしたら、一度キーボードを認識してるか・・・」 俺 「デバイスマネージャーで正常に認識してる事を確認してます」 レ 「それでしたら一度セーフモードで・・・」 俺 「セーフモードにしようにもキーボードが動かないんだけど」 レ 「ああ、そうですかそれでしたら・・・」 俺 「ちなみにシステムの復元もしましたがダメでした」 レ 「じゃあ一度リカバリーしてもらってから・・・」 俺 「・・・は?何で?」 レ 「いえ機械の故障かシステムが原因か確認するために・・・」 俺 「さっきシステムの復元したっていったよね?」 レ 「でも一度キーボードが反応している買った時の状態に・・・」 俺 「昨日の時点まで問題無かったよね?問題なかったんだよ。それでシステムを一昨日まで戻してダメなものが、なぜリカバリーすれば直るの?」 レ 「ですから買った時の状態に戻して・・・」 俺 「いや、それで直るんならするよ?バックアップ含めて3時間ぐらいかかっちゃうけど直るんなするよ。で、なぜそれで直るのか教えてくれる?」 レ 「ですからキーボードが動いている時の状態に戻して貰わないと機械の故障と確認できませんから 俺 「だ・か・ら・・・買った時の状態とキーボードが作動しているシステムの状態とどう違うのか教えてくれるかな!」 レ 「・・・しばらお待ちください」 3分経過 レ 「おまたせしました。違う方法で確認できますから、まず電源を入れてください」 俺 「入れればいいんだな・・・それで?」 レ 「あ、いれましたか?すみませんシャットダウンしてください」 俺 「・・・もしかしてBIOS画面にするの?・・・」 レ 「はい」 俺 「でもBIOS画面にするのキーボード使うよね?」 レ 「え?ダメですか?」 俺 「ナ・ン・デ!電話したと思ってるのかな?」 レ 「・・・すみません。住所言いますんでそちらに送って下さい」
あーやっちゃったよ。 そりゃ俺が悪いよ、でもいきなりサイレン鳴らすこと無いんじゃない? しかたないでしょ、客からの電話なんだもん。 そりゃ俺だって「知るか!」ガチャンって電話切りたいよ?でも生活かかってるから出来ないでしょ。 あーあ、これでまたブルー免許だよ。 ま、いいか風水では青は「冷静」ってメッセージだからいいんじゃない? あれ?そう言えば「安らかな眠り」ってのもなかったっけ? それはまずいんじゃないかな。運転中「安らかな眠り」なんかしちゃったら本当に「安らかな眠り」に付いちゃうよ。 いや、そんな事より罰金7千円をどうするかってのが今最大の課題じゃん。 どうすんだよ7千円。 嫁に頼むか? ・・・でも「切符切られたから7千円ちょうだい」って言ったら眉毛一つ動かさず「自分で払ったら」って言われるのが関の山だしなあ・・・なんか「それはしかたないねえ」ってなる口実ないかな・・・ 「いや、お袋が危篤で・・・」 ・・・いやいや、すぐにお袋に電話されて逆に怒られちゃうよ。 他に何か・・・ 「いや、オヤジが危篤で」 ・・・結婚前とは言え嫁はオヤジの葬式きてるよ。香典今すぐ返せって襟首掴まれちゃうよ。 なんですぐバレちゃうウソしかつけないんだろうね。夫婦たりとてプライバシーの侵害って奴ですよ。 もういいや、めんどくさいから自分で払っちゃお・・・でもお小遣いが・・・ ええい!俺も男だ!このさいタバコを・・・エコーに変えちゃお。 あれなら240円だからね。 それに風水で黄色は金運だからね。 ・・・でもエコーすいながら金運って言われてもなあ・・・なんか世の中間違ってるよなあ
俺たち見送るオーナー達を後に二人を送る。 まず玲子の家に寄りコーヒーを飲んだ後、きな子をチェックインしている駅前のホテルに送る為に車に乗り込んだ。 考えてみるとこうして二人で車に乗るのは初めてかもしれない。いや、俺が車を運転している所を見るのすら初めてじゃないか? 二人でいた時はいつもバイクだったから話をしながらドライブするなんて出来なかった。 だからもう少しこうして話をしたかったが、きな子は明日は法事がありその後東京に帰らなくてはならないので早く帰さなきゃならない。 「で、どこのホテルなの?」 「あ、駅前のステーションホテル」 ステーションホテルってどこだっけ?中銀?セブンイレブン?あったっけな。まあ俺自身引っ越してからあの辺りには行ってないからな。そう言えば 「ここら辺も変わったなあ。ここ昔は本屋だったろ」 この辺もきな子を乗せてバイクでよく走った道だ 「うーん・・・よく憶えてないの」 「何で?地元だろ?」 「嫌な事でもあったのかも」 「それはもしかして俺のせいか」 「どうかな?」 いや、そこはウソでもいいから否定しとこうよ。じゃないと俺帰りに迷子になっちゃいそうだよ。 そう言えばさっき夢の話になった時、きな子がよく見る夢と言うのが迷子の夢だと言っていた。 今自分がどこにいるのか分からなくて、必死にさがすけど何も見えなくて途方に暮れる夢だと言う。 夢は潜在意識の表れといわれるが、それが本当なら何でだろうな。きな子ぐらい明日の為の努力をコツコツ続けられる奴はいないのに。 もしかして前ばかり探してるんじゃないのか? いや、それが悪いって訳じゃない。若い時はそれでもいい、振り返ったって何もありゃあしないんだから。 でもさ、今はそうじゃないだろ? 振り返るとそこには思い出があって、それはグレーテルが落として行ったパンくずのようにポツリポツリとだけど辿っていけば一本の道になって。 そのパンくずの一つが俺であり玲子であり、きな子がなぜそこにいるか、きな子が何者かの証しでもある。 だから絶対迷うことなんて無いって。 今日、きな子が会いたいって言ってくれた時はうれしかった。 おまえさあ、変に意思の強い所があって、自分が見ちゃいけないって決めると前にだけ視線を向け、それ以外の方を見ようとしなかったよな。 頑固とかそう言うんじゃない。なんて言うか痛々しぐらいの決意だった。 おまえ優しいからさ、見ちゃうと決心が鈍ると分かってるからさ、前だけ見ようとしてたんだよな。 それなのに自分は冷たい奴だって自分で思って。 俺別れる時、悪い事したから罪悪感あるって言ったじゃん。 さっき言った事以外に実はもう一つあって、今はそんな事考えて無いけど、なんで俺はもっとミジメな奴を演じなかったんだろって思ってた。 もっとミジメにきな子にすがりついて。醜態さらして呆れられてさ そしたらさ、きな子がそんなに痛々しく目を背ける必要無かったんじゃないかって。 馬鹿だねぇ。何考えてたんだろうねぇ。若い時ってのはホントにはずかしいねぇ。 でもしなくて良かったよ。 もしそんな事してたらこんな日は来なかったかもしれないならな。 俺きな子に言えなかったことイッパイあるから、せめて今伝える事が出来ることは事は伝えたいから。 実を言うとさ、付き合い始めた頃はそんなにきな子の事付き合ってるって感覚が無かった。 嫌いとかじゃないぞ。カワイイと思ってたし会うと楽しいし。でもおまえが高校1年のまだ中学生に毛が生えたぐらいから見てたからその感覚が残ってた。 でも付き合い始めて二人であちこち行って、話をして、抱きしめて。少しずつ想いが変わって来た。 いつだっけ。駅裏の小さな公園の向い合って座るブランコに座って、買ってきたコロッケを二人で食ったんだ。 安っすいデートだよな。ごめんなもっといい所に連れて行ってやれなくて。 それでもきな子は嬉しそうにコロッケを食いながら笑っていてさあ。 夕日に照らされたその笑顔がビックリする程かわいくて愛おしくて、ああ、おれこいつが好きなんだって思った。 でもそう意識すると逆にそんな事言えなくて、それどころかきな子に好きだって言った事があるのかすら憶えてない。 ゴメンな、一個何十円のコロッケで。 ゴメンな、小洒落たレストランじゃなくて。 ゴメンな・・・その時好きだと言ってやれなくて。 でも、面と向かってきな子にこんな事言わないぞ。きな子にとってはもう過去の話しでしか無いだろうし、これは俺の中だけの物語だから。そう、俺の心の中の。 きな子言ってくれたよな。あの時が今の自分の価値観の基準になってるって。 俺だってそうだ。きな子がいたから今の俺なんだ。 楽しかったことも、辛かったこともあったけど、それに影響されて今の俺を作った。 俺の心の中の一部にきな子がいて、それを全部ふくめて今の俺なんだ 誰にも違うとは言わせない。 え?違う?何が?道が違う?ここ左? ステーションホテルって言うぐらいだから駅の方にあって然るべきなんじゃないの?JAROはどうしたJAROは! あーあー大丈夫。間違って何が悪い。人は間違えながら未来に進んでいくんだ。でもな、たとえ間違えたとしても道は必ずどこかに継っている。だってここロータリーだもん。 ここはあえて一緒にいる時間が少し延びてちょっとラッキーじゃんと思おうよ。 結果オーライ?いいんだよ。 俺の人生はいつだって結果オーライ狙いなんだから。 ほら交差点に出た。あ、中銀・・・あったあった。そう言えばあったよ。 あれ?今小さく「地元だろ」ってツッコんだでしょ。久しぶりにきな子にツッコまれるのは嬉しいけどあんまり小さすぎて返せなかったよ。 何遠慮してんだ。ツッコむ時は人を罵倒する勢いでしなきゃ。 まあ久しぶりだから今回は見逃してやるが、次に会う時は多めに見ないよ。 ほらバッチこーい!俺はどんな球でも打ち返して見せるぜ! って、何しに会うつもりだよ。 ・・・・・・・・・・・・・・じゃあ何で会いたいんだ? 俺は何できな子に会いたいんだ? 後悔した日々を取り戻すためか?違う。その後悔さえもが俺を作った。それは俺の一部だ。 きな子が逢いたいと言ってくれたから?違う。それはきっかけでしかない。 じゃあなぜ?・・・それは・・・うれしいからだ。 ククク・・・何だその答えは、飴玉もらう子供と同じじゃないか。大人なんだからもっと枯れた理由があるだろ。 なあきな子、今日会った時に言ってたよな。「ちっとも変わってなくて笑っちゃいました」って。 まったくその通りだ。ちっとも成長していない。 でも仕方ないだろ。 俺はな、昔からきな子に会うとうれしくて仕方がないんだ。 だから・・・ 「また逢おうな。今度またみんなで絶対に逢おうな」 ホテルの前に着き、車を降りるきな子に助手席側に俺は身を乗り出し大きな声で言うと、きな子は小さな体を屈ませて窓の外から手を振りながら微笑む。 そしてウインカーを出しスルリと車線に入るとその姿はバックミラーの中で小さくなって行った。 高速に入り、タバコを買うためにSAに入り車を降り夏の星座が散りばめられた夜空を見上げふと考える。 今年は織姫を彦星は会えたんだろうか。雲の奴が邪魔しなけりゃいいな・・・でもよく考えて見ると邪魔者は七夕ごとに野次馬根性をだす俺たちか。 曇って奴は以外に野次馬の目から二人を守ってやってる良い奴なのかもな。 そう言えば玲子にも礼を言わなくちゃな。ああ見えてあいつは人に気を使わせない気を使うやつだ。 俺はタバコを買うためにジーンズの後ろポケットにやった手を戻し、携帯を出し玲子にメールをする。 件名 今日はありがとな 本件 ところで財布忘れてない? 返事はすぐ帰ってきた 件名 Re今日はありがとな 本件 あったけどさ・・・ せめて件名と本件を逆にしてよね あたしへの謝辞があんたの薄っぺらい財布よりもっと薄っぺ らいみたいで深酒しそうだわ 玲子はかなりご立腹のようだ。 しかし玲子よ。お前は考え違いをしている。 良い事を教えてやろう。 「未来に於いて過去は必ずしも同じ姿を留めていない。 そして、その姿が美しくなるか否かはその者の生き方に依って決められるのである」 どうだ、いま適当に考えた格言だがその後に 「ソレラ・C・コトイッテミター 詩人 1124~1198」 なんて付ければ素晴らしい名言に聞こえるだろ。 この言葉をお前にくれてやる。 お前なら今がどんな状況であれ、未来に於いてそれを眩ばかりの輝かしい過去に仕立て上げるだろう。 大丈夫。お前なら出来る。その時にまた逢おうな。 俺は星空を仰ぎ、俺が財布を取りに行くであろう日付も変わらぬ数時間後に、玲子にとって今が過去になってますようにと、彦星様と織姫様に願いを掛けた。 |一覧| |