カテゴリ:三者協議
本日午前10時から静岡地裁で裁判所・検察・弁護団による3回目の三者協議が行われ、証拠開示について進展が見られました。
今回行われた三者協議はもともと3月26日に予定されていましたが、弁護団からの証拠開示請求に対する検討に時間が必要との理由で検察が延期を求めてきたため、2か月遅れで今日開催されたものです。 三者協議後に記者会見を開いた弁護団によれば、延期の理由になっていた証拠開示請求に対する検察からの回答は結局今回も出されず、開示できるかどうかの検討にさらに3か月程度の時間が必要との意見が出された一方で、「今後は開示できるものは任意に開示し、訴訟進行に最大限協力していく」との発言があり、次回9月13日に行われることになった三者協議までに、検察から何らかの証拠開示がなされる可能性が高まりました。 記者会見に臨む弁護団 裁判所も「審理が先に進まないので任意でできるだけ開示してほしい」と検察に促したとのことで、これは実質的な「証拠開示勧告」とみなすこともできます。 検察が「任意に証拠を開示する」と言及したのは袴田事件では今回が初めてです。先日狭山事件でも証拠開示が実現し、再審事件での証拠開示の取扱いに関して検察内部に何らかの変化があったことを窺わせる今日の内容でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/05/28 11:45:34 PM
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