テーマ:最近観た映画。(38858)
カテゴリ:ナウ・シネマ・パラダイス
飽きずにまたまたまた見てきましたよ 「ALWAYS・三丁目の夕日」(4回目!?) 今度は一人で 前目やや右側に座って 大画面の迫力を堪能してまいりました 映画の日ということもあったのか 劇場はかなりの込み具合 つーか 来るたびに人が増えてるぞよ 静岡東宝・最終回(19:00~) * オープニングの飛行機がぶわあああと空に飛んでいく場面 やっぱ好きだなあ まず、ここで泣けるんだよなあhakapyonは 胸が高鳴るんだなあ 初笑いは やはり茶川センセの「スカ」 会社帰りのサラリーマンから お姉ちゃん、おばちゃんまで 今日のお客はノリがよく その後も 笑い屋でも仕込んだのでしょうか?というくらいに (ボロ)ミゼット登場(笑) (ボロ)鈴木オート店登場(笑) 「はんずめまして~」@六ちゃん&一平(爆笑) 笑いのポイント各所で 会場どっかーーーん^▽^状態 鈴木オートの すっきり刈り上げて 青々とした涼しげなうなじや 居酒屋での 「しっかしよ~」と話始めるときの ドスの効いた低音フェロモンボイス たばこやで「しんせい」を買う前の ポケットに手を突っ込んで 斜に構えて立っている姿は密かにダンディ 極めつけは テレビのチャンネルがとれちゃった!ときの 目をひん剥いたオドロキ顔!!(@@; 昭和を生きてる感抜群な 筋の通った古風な男 いいですねえ 映画に登場する ふてくされた三毛猫みたいに 毛玉の付いた茶色いセーターを着て 高音フェロモンボイスで泣く 茶川さん(あんなにデブではないけれど(^^;) あの、どこか可笑しみのある哀愁は 一発で心を持っていかれる鈴木オートとはまた違って 回を重ねて見るたびにじわじわと 心に響いてくる 不器用な男の味わい いいですねえ でこっぱち六ちゃんの純朴さ きらきらした 澄んだ大きな瞳 窓辺で白いとっくりセーター着て 手紙を抱きしめる姿は(背後にはおかあさん^^) 「ピュア」の優香を思い出したよ 「透明なチューブの中を(^3^」 少年冒険団・特別編を読むときの小バカにしたような口調がカワイイ 関根勉ミニチュア版(@Aちゃん) 無邪気な一平 (TVが来た日は髪型きっちり七三わけ(^^;) 恥じらい気味な演技が神業 目が口ほどにものを言う多感な少年・淳之介 昭和の下町に突如現る 近未来のレプリカントの如き八頭身美人 ヒロミ ほかにも 飲みすぎにご注意・アクマ先生 醤油飲んでも死ななそうなタバコ屋のおばちゃん 個人的にすんごい好きな演技だ小日向さん などなど また、お会いしましたね なかでも 今回の鑑賞で 後々まで印象に残ったのは オート奥さん兼 かあちゃんことトモエさん 目をつぶって声だけきけば、もう のび太のおかあさんの声にしかきこえない トモエさんの高周波ボイス バリエーション豊かな 可愛い叱り方や(←声にならない声まである…スゲエ) やわらかいしゃべり方 強弱、やさしさ、かわいらしさ、あたたかさ いろんな色が感じられる もちろん、声だけではない オートさんが目を潤ませてビルヂングの夢を語る場面で オートさんの後ろで一緒にうなづいている姿や 一平が帰ってこないときに オートさんの胸倉つかんで必死に耐える姿 オートさんとの共同作業 サンタクロース仕事の後に そっとオートさんの広い背中に そえられた両手は 「お疲れ様です^^」と言っているかのようにみえた そんな、ふとした仕草に 鈴木オート一家をささえる 母として、妻としてのやさしさが感じられた 加えて 初めて六ちゃんが着た夜に キレそうになったオートさんを 袖をつかんで必死に止める姿、その後の間や くさってまったシュークリームや 冷蔵庫を前にしての六ちゃんとのリアクション アクマ先生は「もう呼んじゃったも~ん^^」 もおっ 薬師丸さんってば なんてステキなコメディエンヌ^^ 「ずるいー!!」と叫んで 上野行き神風タクシー・一号(ちなみに二号は茶川さん^^)の荷台に タイヤを足場に使っておきゃんに飛び乗って バンバン!と運転席の おとうちゃんに向かって発車の合図 神風タクシーのボディをたたくトモエさん あたしにいわせりゃ 貴女がズルイ おしゃぶ@吉原御免状に続いて またも思った あたしゃ貴女になりたいよ * それから 4度目にして気づいたけれど 基本的に 鈴木オート家はブルーイッシュ寒色配色 (鈴木オートの淡いブルーのつなぎ、おかあさんのブルーorグリーンのカーディガン、一平のブルーのセーター) 茶側さん家は茶系の暖色配色 (茶川さんの茶やれんが色のセーター、ヒロミの赤いシャツ、淳之介のベージュのセーター) 秋に 「秘密の場所」で 焼き芋を食べながら 秘密の冒険の策を練る 青い一平とベージュの淳之介 冬のクリスマスにも この「秘密の場所」で 秘密の金の貸し借りをする 青い鈴木オートと茶色×ベージュな茶川さんの 同じような光景が繰り返される (左・鈴木家、右・茶川家→座り位置も同じ) ・・・これぞ 配色用語でいう 調和の法則 「リピテーション」(繰り返し)だ!! いい年をした大人が二人 秘密の場所に並んで座る姿が なんだか少年のようにみえる ついでにこの時 もてあまし気味に 横のススキをいじる鈴木オート@堤に 「GOODLUCK!!」最終回 富樫CAとのツーショットのシーンで 横の毛布をいじる香田キャプテン@堤の影を見るのは hakapyonだけではないはずだ(^^; リピテーションもあれば 対比も類似もリンクもあり (一平と淳のお母さん、それぞれの母心や神風タクシー一号二号、 机に向かう茶川さんと鏡台で泣き伏せる六ちゃんの同じようなポーズで ふたつの物語を繋げている箇所など・・・挙げるとキリがない) 観客に優しい、わかりやすいマエフリもあり 伏線もあればオチもある よく練られた脚本だと思う 山崎監督は落語研究会にいたと 聞いたことがある 閉ざされた横丁の日常生活の中での 笑いや涙やナツカシさを教えてくれる 「ALWAYS・三丁目の夕日」は 昭和の八っつあん・熊さん 落語の世界 しかし 物語が閉ざされた世界の鑑賞に終わることなく 最後の最後に キャストがこちらにむかって語りかけてくる 「良いお年を~!」 六ちゃんに向かって叫ぶ鈴木オート一家 思いっきりのスクリーン目線(←こんな言葉あるのか?) やっぱりコレ 昭和をがんばったひとたちから あたしたち 平成の民へのエールだよ(←と勝手に感激) その後さらに「切り札」の 広大な夕日と 夕日に照らされながら それを見上げる人々の表情を見せてくれるから (ここまでまったく夕日を見せずに取っておくのがまたニクイ!!) 冒頭のプロペラ飛行機のように 世界観が 三丁目から飛び出して 一挙にスケールが広がって爽快な気分のままに 静止画のエンドロールな訳ですよ もちろん涙ボロボロで 顔はしょっぱい訳ですよ 続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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