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テーマ:ちっちゃな種まき(268)
カテゴリ:トラックバック発信用
http://plaza.rakuten.co.jp/republicMJ/diary/200706020000/ 既に走り出している機関車を止めることこそ逆に無茶苦茶でしょう。 政治資金規正法「改正」案を早急に立法することは国会議員の責務です。国民が熱望することです。 反対派はこの法律が成立すると不味いことでもあるのでしょうか? もっとキツイ法案が必要なら、そうすれば良い。 自殺した松岡利勝前農水相の事務所費問題での疑惑は,現行政治資金規正法にも違反する支出の虚偽報告をしたという疑いです。 法律違反なら告発すれば良いではありませんか。 正式な手続きをできるほどには疑惑がないのではありませんか。 それは嘘か本当か分からない、いい加減な言いがかりでもって相手の顔に泥を塗っているだけですよね。国民を疑心暗鬼にさせようという姑息な手段でしょう? それこそ逆に良識を持った国民から「なんという卑怯な手法」かと反感を買うだけですよ。 「なんとか還元水」答弁に国民の怒りが集中するなかでも,事実の解明を求めず,「法にのっとり適正に報告されている」とかばい続け,規正法「改正」論議でお茶を濁して,疑惑の幕引きをはかるという手法は,安倍晋三首相がリードしてきたものでした。 「なんとか還元水」と故大臣が答えたのは、細かなことは秘書なりなんなりがやっているのだから分からなくて当然ですよ。ただ「なんとか還元水」ではなくて正確な名称を秘書から聞いているはずだからメモ帳に書いておくべきだったですね。 事実の解明を求めず・・・オイオイ、誰が誰を追及してるの? 野党が持っている政策費は何のためにあるの? キチっと予算を使って調査して国会で追及するなり司法的に告訴するなりして欲しいものです。それが国民の希望です。 しかも,自民党・公明党連立与党が提出した「改正」案は抜け穴だらけのザル法です。対象は資金管理団体だけ,「50,000円以上は領収書添付」といっても小口分散が可能で,政治家の側が資金の使途を隠そうと考えれば,いまと同じく何の不都合もありません。もともと世論対策の方便でしかないから,実効性など問題ではないのです。 それならそれで野党は対案を作って国会で論議すれば良いし、次の選挙で争点にして欲しいものです。 私にアイデアがあります。現在の、そして与党案では松岡議員は無罪だけれども野党案では「これこれにより有罪です。小沢民主党代表もやはり有罪です」と説明すれば国民は成るほどと納得しますよ。 松岡氏の自殺という新たな重い事実があっても,それが既定の方針だと,こんな法案を持ち出すやり方は許されるものではありません。 当たり前のことを当たり前にやっているだけですよ。一つの事件のために国会の歩みを止めることはできませんよ。 多くの国民はいま,「自殺するほどの大問題があったのか」と驚いています。そして,問題が死によって封印され,政治の闇がいっこうにはれないことに,不信とやりきれなさを募らせています。 こういう書き振りをプロパガンダと言います。 死によって問題が封印されましたか? 逆でしょう。 いろんな論説を読みましたが松岡氏有罪と断言したものは見当たりませんでした。もしあれば教えて下さい。無罪なんですよ、現行法では。無罪の人間を無理やり追及して死に追い遣ったのは誰の責任ですか? 現行法で無罪なのは仕方がない。だからこそ野党には「我々の法案では有罪になる」ということを次の選挙で力説して欲しいと思います。 ヤブヘビですけどね。いかに政権が欲しいからと言って無罪の人間を死に追い遣ったのは野党ですからね。 だからこそ,自殺の背景,疑惑の真相解明を,底をつくところまで行う強い決意を示すことが,内閣の最低限の責任のはずです。 責任転化しちゃ駄目ですよ。それは野党の仕事でしょう。それができない野党は不要です。 「人の命,身の処し方を外からうんぬんする立場でない」と政府が国民に説明する必要性を否定した塩崎恭久官房長官,「彼なりの責任の取り方であった」と松岡氏をかばう甘利明経産相,「任命責任とかそういうことはない」と安倍首相を免罪する久間章生防衛相など,閣僚の発言は国民の感覚とかけ離れたものです。 これもプロパガンダですね。 故大臣を有罪にする努力をしないで「カゲグチ」で殺したのでよ。 公明党の冬柴鉄三国交相は「規正法改正を遂げ国民が納得する報告ができるようにしなければならない」と,すり替え路線を先導しています。 いいえ、正論です。 安倍首相は松岡氏自殺の直後,「慙愧(ざんき)にたえない」と述べました。本来「恥じ入る」という意味です。安部首相は何を恥じ,どうしてその恥をそそぐつもりなのでしょうか。 まっとうな手続きに拠らないで「カゲグチ」で大臣を殺してしまったことを「慙愧(ざんき)にたえない」ということですね。 「政治とカネ」で疑惑の人物であり続けた松岡氏を閣僚に任命し,倫理の筋道より政権維持の思惑を優先して疑惑大臣をかばい続けたことを恥じ,それを断ち切る真相解明に踏み出さないかぎり,国民の理解は得られないことを知るべきです。 「政治とカネ」で疑惑の人物をこそ「カゲグチ」ではなくて正式な手続きで攻め立てるべきであった。 「カゲグチ」・・・なんというイヤラシイ手段で人ひとりの命を奪ったのでしょう。フセインのつるし首の方が、どれだけ人道的でしょうか。 安倍内閣では昨年末,佐田前行革相が政治資金収支報告書の虚偽記載疑惑で辞任しましたが,その後,国民にはなんの説明もありません。民主党も,角田義一前参議院副議長の違法献金疑惑をはじめ,数々の問題で説明責任を果たしていません。 法的な手段で追求した結果が出たのですから、それで十分じゃないですか。 疑惑が生じたときに,ひとつひとつの問題を曖昧にせず,国民の批判を仰ぐ姿勢が欠けているから,政治家の倫理崩壊が続いてきたのです。 なんのために野党があるのですか。予算を持っているのですか。 責任転嫁しないで欲しい。 「辞めれば終わり」,「自殺すれば終わり」では済みません。 責任転嫁しないで欲しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年06月02日 22時10分31秒
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