黒蝶で壇上の花
これ、壇上の花です。黒蝶を使って赤と青で深みのある今の季節らしい花にしました。近所の公会堂であった講習会で壇上に飾りました。(今気がついた・・・内容を知りませんーー。何の講習会だったんでしょ?)最初に、この会の統括をしている友達から話をもらったとき12月だし、ヒムロ杉で大きさをだして赤を基調にしたクリスマスっぽいアレンジにしよう♪と決めました。完全おまかせだったのでどんな花でもよかったんですよねー、今思うと。普段赤という色の花をあまり活けない私が12月だから赤♪と思ったということは、世の中も赤♪なんですよ。・・・・ということは、つまり赤はすんごく高いのーーー。もう、どの花もですっ。ガーベラだってパステルから比べると1.5倍はするんだから・・・でも、1度脳みそが「赤♪」と思ってしまうと急に他の色は思いつかない。市場でも他の色に目がいかない・・・・困ったもんです。なので、主役は黒蝶~~~~~ダリアです。昨日、市場の仲卸しではあっちこっちで見かけましたがすべて見比べて一番質の良さそうな黒蝶を買いました。見ての通りの アジサイ です。この季節でも市場にはアジサイがあるんですよー。サイズがもっと大きいとびっくりするほど高いのですが(売値で1本2000~3000円)これは小さかったので売値で900円くらい。・・・でも高いーーー。(今頃気がつく・・・・)アジサイのようにかたまりの大きな花は遠くから見る壇上の花にはぴったりなのでどうしてもほしかったの。・・・で、まっいいか。我が家のキッチンにて壇上の花は下から見上げられるのでいつも活ける場所よりも高いところ、とシンクの上で活けました。(1,5メートルはある花を家から運ぶのが大変でした。)実は壇上の花を活けるのは久し振り。何年ぶりだろーーー???注文を受けてからちょっとずつ昔のことが蘇り・・・・そうだ!下から見られるんだった、とかオアシスをとめるテープがいるんだった、とか(結局見つからずにそのまま納品。無事で何より。)水を補給するものもいるよね、とかぞうきんも忘れちゃいけないとか。そんな中、納品のことまで頭がまわっていなかったのですが注文をくれた友達がホントに細やかでよく気がつく人なので「駐車場はどうしますか?」と聞いてくれたのです。一般のところも借りれるし、搬入口のそばも停められるよと。普通、花屋は軽く見られてしまうのでお客さんがそこまで気をまわしてくれることはありません。勝手にどうぞ、じゃまにならないようにやってよね、といった感じが普通かな。今回はおかげさまで大きな花をラクラク納品できました。友達はPTAの会長さんをやっているので何回かお仕事をさせてもらったのですがいつも、とても気持ちよくさせてもらえるのです。それはきっと、相手の気持ちになって注文をしてくれるから。決して一方的な無理な注文はないし(学校では無理な注文が普通ですが・・・)お花を納品するところまで心配りをしてくれます。友達のようなお客さんばかりだといいんですけどねー。やっぱり「ええっ!???」ということも多いです。あんまり身勝手な注文が続いたあとに今日のようなお仕事ができると元気になれるなー、幸せだなーと思えるのでした。