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カテゴリ:ワイン
コレステロール
コレステロール(cholesterol)は、食事による取り過ぎに注意が必要とされていた。 これまでは、コレステロールの過剰摂取によってプラークが動脈に蓄積し、動脈硬化、心臓発作や脳卒中のリスクが高まると考えられていた。 ちまたには、「コレステロール・ゼロ」や「低コレステロール」「コレステロールを下げる」という食品があふれている。 ところが、2015年2月19日、アメリカの厚生省と農務省が設置した「食事指針諮問委員会」は摂取量を制限する必要はないという見解を発表した。 「コレステロールは過剰消費が問題となる栄養素ではない」「食事によるコレステロール摂取と、血中コレステロールの間に明らかな関連性はない」と結論付けている。 米農務省と保健福祉省は、コレステロールを多く含む食品の摂取制限について、2015年版米国人の栄養に関する政府ガイドラインから削除されることを明言した。 栄養、医療、公衆衛生の米専門家ら14人が新たな草案をまとめたとされる。 血中コレステロールのレベルについては、食事性のコレステロールではなく、遺伝や飽和脂肪の過剰摂取が主要な原因であるとされる。 そのため、草案では、飽和脂肪については、より厳しい摂取量の制限が求められている。 2010年の指針では、飽和脂肪のカロリーを全カロリー摂取量の10%とするとしていたが、草案では8%とされた。 日本でも、厚生労働省が、5年ぶりに改定された「食事摂取基準」で、科学的根拠が得られなかったとして食事によるコレステロールの基準を撤廃している。 卵の摂取量と心筋梗塞の発症リスクとの関連を調べた日本人約10万人の研究でも「関連なし」との結果が出たという。 日本動脈硬化学会も「食事で血中コレステロール値は大きく変わらない」との声明を発表している。 一方、血中コレステロールについてだが、ご存知のように、血液検査で調べられる。 TCまたはT-CHOが「総コレステロール」、LDLCまたはLDL-Cが「悪玉コレステロール」、HDLCまたはHDL-Cが「善玉コレステロール」である。 動脈硬化学会は、血中の「悪玉(LDL)」コレステロールが高いと心筋梗塞を起こしやすいとして警告してきた。 「悪玉コレステロールは脳梗塞などを引き起こす危険因子だ」とのガイドラインをつくり、これが現在の医学の常識とされてきた。 その一方、日本脂質栄養学会が新説を唱えている。 「血中コレステロールと中性脂肪は、高い方がむしろ長生き」「コレステロールを下げようとする食生活によってかえって死亡率が高まる」「コレステロールを薬で下げすぎるとかえって死亡率が上がる」「総コレステロールが高ければ、がんや感染症にかかりにくい」「リノール酸の取りすぎが多くの病気を増やす。動物性脂肪は安全性が高い」「むしろ植物油は摂りすぎないように指導するのがよい」と主張している。
で、今まで食って来た「コレステロールを下げるツマミ」 海草、野菜、果実、きのこ、大豆製品、青魚、植物油少量。
で、今夜から食べよう「高コレステロールツマミ」! ピータン、ラーメン、あんきも、すじこ、いくら、たらこ、キャビア、フォアグラ、うなぎ、ししゃも、いか、塩辛、スルメ、ほたるいか、しらこ、うに、霜降り肉、レバーやホルモン、バターやチーズ。 バンザーイ。
でも、 今まで、赤ワインを飲んでコレステロールなどによる動脈硬化を防いできたわけだが、これは念のため続けることにする。
健康のために。
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最終更新日
2015年05月13日 13時37分18秒
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