今日の一品・ミルクピッチャー再び
週末Alexandra Parkに行ったとき、その近所のアンティークショップで購入したのがこちら外のテーブルにかなり投げやりに置かれていたこのミルクピッチャー。先日ミルクピッチャーとシュガーボールはすでに購入したのですが、この小さいサイズが普段使いにちょうどいいのと、この取り扱い状況から見て安そうだと判断。そばにいたスタッフと見られるおばちゃんに 値段を聞きました。すると「It's about 3 pounds」とのお返事。「約3ポンド」ってなんだい、それは?この人はバイトかなにかでよく値段がわかっていないんだわとお店に入って、太った店主っぽい風格のおじさまに値段を再び聞きました。すると「1ポンドだよ!」とにっこり。おぉ、いきなりバーゲン価格に。そこにすかさずさっきのおばちゃんが駆け寄ってきて「何言ってるの!この子にさっき3ポンドっていったところよ、じゃあこの子が私に値段を聞いてきた意味がないじゃない!!」と、目の前にいる私を「この子(SHE)」呼ばわりするおばちゃんはバイトなどではなく、店主の奥さんで気の良い店主を牛耳っているよう。私は「約3ポンドと言っていたので、きちんと確認しようと思って・・・」と一応フォロー。おはちゃんは「ああ、そうなの?」とまだ憤慨のご様子で、おじちゃんが申し訳なさそうに「じゃあー、間をとって、2ポンド!」と言うので、おとなしく2ポンドを払って購入。さていつものように裏をひっくり返してメーカーをリサーチ。J & G Meakin were earthenware manufacturers of domestic tableware at Hanley, Stoke-on-TrentPrior to 1945 they made predominantly inexpensive export wares, particularly for the American market. In the 19th century the firm was well-known for its white granite (undecorated ironstone) wares in imitation of contemporary French porcelain.In the 20th century the firm has been most widely recognised for the "Sol" wares produced between 1912 and 1963 for home and hotel use. Post war expansion in the home market for domestic tableware resulted in the production of a wide range of traditional and fashionable shapes and patterns. Notable designers: Post war design team of Frank Trigger, Alan Rodgers and Tom Arnold worked under the direction of I Travers-Smith (Homes Sales Manager) and they were noted for the Studio (shape 2) range 1963-late 1970s.ということでまたもやイギリス陶器の名門の町・ストークオントレントのブランドでした。1945年以前はアメリカ市場向けにお手ごろな陶器を輸出していたんですね。19世紀にはフランスのコンテンポラリーデザインを模倣した陶器が中心だったよう。私が購入したのはSol Waresシリーズで、1912年から1963年に家庭やホテル業務用に作られたものなので価値はなさそう。 更にJ&G Meakinのロゴ(商標)に興味があるひとはこちら(このミルクピッチャーのSol Waresのロゴも載っていますよ)これを機会にミルクピッチャー収集始めようかと思っています。 (そして、お宝探しの野望もまだ捨ててはおりません・・・!!)ブログランキングに参加しています。清き1票を!下のタブを押してね♪