hana blog

今までも何度も目にしていたSLです。
この日もせっかくですので、母にSLを見せたいと茂木の駅に行ってみました。
いた、いた、SL君。
そしてその姿をカメラで撮っている、子供連れのファミリーもいっぱいいました。

線路脇の空き地から茂木駅で待機中の姿を地近に撮れるのです。
他の人たちと一緒に私も、写真を撮っていました。
この間エンジンは始動したまま、吹き上がる蒸気と音もなかなかの迫力です。

いつの間にか、母の姿がありません。
走って帰ってきた母が「私、今からチョッと一駅だけこのSLに乗ってくる｣「今、駅で切符を買っている人がいて、聞いたら２時過ぎの便があるというので、急に乗りたくなっちゃったの」と。
「え！チョッと待って」「そんな～私だって乗りたいのに！」と私も。



夫には車で先に益子まで行っていてもらうことにしました(お父さんは車で行ってね･･･と当然のように言う私達、ワガママな親子なのでした･･･笑)

乗り込んだ車内はごく普通の造りです。
でも、一度は乗ってみたかった真岡鉄道の蒸気機関車です。
大型連休中とあって、車内でも多くの親子の姿が見られました。
こちらの路線は、都心からも比較的近い。
電化されていないので、架線が無く風情も感じられる。
その上、駅利用者用の駐車場のある駅も多いなど、きっと利用しやすいものがあるのでしょう。

上段の右端のように、SL利用者には車内で乗車記念証も貰えるのです。
SL利用には整理券が必要で、乗車日の１ヶ月前から発売している。整理券はＪＲ東日本のみどりの窓口、びゅうプラザの他、真岡鉄道の真岡駅、久下田駅、益子駅、茂木駅で発売しているそうです。
整理券は自由席となっています。整理券の枚数に限りがあるのかと思っていましたが、それ程の利用はないのか、私達のように直前に購入しても大丈夫でした。

また、茂木駅には蒸気機関車用の電動式転車台があります。下段の左端の写真、これは車内から撮ったものです。

車内販売まであったのにはビックリ！
おばちゃんのCAさんがカートを押して、飲み物、お菓子、SL記念のチョロQ型おもちゃや、キーホルダーを売っているのです。
母も、弟の子供達に記念のキーホルダーを買いました。

SLなので当然ですが、煤が凄いです。
窓を開けいると煤が飛んで入ってきますし、以前うにパパさんがコメントしてくださったように、石炭を燃やして燃料にしていますので、石炭の燃える臭い･･･小学校の時、冬の暖房は石炭を入れるDARUMAストーブでしたから･･･懐かしい臭いでした。
いったいいくつなんだって！言われてしまいそうですね。

下段の緑色の車体は、通常の真岡鉄道のものです。車椅子マークが付いているので、車椅子利用者でも乗ることが出来るのでしょうか。
私の乗車したSLには、一段でしたが段がありました。
この車両が出た後、SLは駅へバックで入線して来ました。



こちらは益子駅で夫が撮った運転席です。
博物館で展示しているSLとは違って、実際に運行されているSLです。
実際に目にすると、マニアにとっては結構これまた感動的！なものかも。。。

茂木駅から益子駅までの数駅だけの利用でしたがとても楽しいSLの旅でした。

でも、降りる前には少し緊張も。
初めは４人がけのボックスシートに座っていましたが、ドアまでの距離があります。
駅での停車時間内にドアまで歩くことが出来るのか、心配になってしまって・・・少し前の駅で停車中にドアの近くのシートに移動してから、駅に到着するのを待っていました。

この日も、沿線で写真撮影をしている人が多く、手を振ってくれたりしていました。
運転席でも汽笛を何度も何度も鳴らして、大サービスです。
こんなことも旅の楽しみのひとつですね。

窓いっぱいに広がる春の田園風景を眺める一時。
地面を桜色に染める芝桜、風を受けて流れるこいのぼり、採れたての農産物も買った、美味しいおそばも食べた。。。
こんなに近くへ身近なお出かけも、のんびりとした気分で良いものです！
遠くまで出かけなくても、ホッとする気分になれることでしょう!!
また、明日からもお休みですね。