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カテゴリ:DVD・映画
大金持ちのエドワード=ジャック・ニコルソンは一代で大病院を築き上げた男。 血を吐いて入院した自分の病院で同室となったのは、自動車整備工のカーター=モーガン・フリーマン。 「ゾンビみたいなやつ」といわれたカーターは、テレビのクイズ番組が大好きで全問正解してしまう知性を持つ。 入院した病院で相部屋となったふたりだが、互いに共通点はない。 見舞いに訪れる家族に囲まれるカーター。 もう一方のエドワードは秘書だけ。 しかし余命半年と告げられたふたりは、人生でやり残したことをメモした「棺おけリスト」をもとに冒険の旅に出るのだ。 それはふたりの人生最後の旅である。 「スカイダイビングをする」「憧れの車を乗り回す」といった夢を、次々と達成させていくストーリー。 アフリカの大自然、エジプトのピラミッド、インドのタージマハル、中国では万里の長城へと、自分の死というものに向き合いながらもあちこちへ旅する。 ふたりに暗さはなく、見ているこちらまでなんだか楽しくなってしまう。 そんな旅から戻った後、「棺おけリスト」の中の 「心のそこから笑う」 「世界一の美女にキスをする」 「知らない人に親切にする」 「雄大な景色を見る」・・・リストの中で一番重要であったことが観客にも理解できるようになってくるのです。 スティーブン・キングの短編を基にした少年達の一泊二日の冒険・映画「スタンド・バイ・ミー」、また同じく熱狂的なファンにより一冬の間監禁されてしまう作家の体験「ミザリー」を撮ったロブ・ライナー監督による映画です。 カーターは温かい家族に囲まれて入るが、その家族との生活のために大学教授になる夢をあきらめた。 一方のエドワードは、一代で大富豪となるが3回の結婚に失敗、一人しかいない娘との間にも確執がある。孤独な人生であった。 それぞれに選んできた人生であり、悔いが残るわけではないものの「自分の人生」への思いはもっている。 この旅は、生きる喜びを味わうため、そして人生を完結させるための旅なのです。 ユーモアに満ちた会話、満面の笑みで楽しむ様。 このふたりの笑顔は最高です!・・・名優ふたり、ふたりともおじいちゃんであるに関わらず輝いている。その笑顔は絵になっている。 演じたこのふたり、役柄よりは少し若いものの、偶然にも全くの同じ年でした。 見終わった私に残ったものは・・・「もう遅い」と諦めることのない、人との出会い、それに伴った喜び。 映画のラストシーン=ふたりの人生のラストシーンに見つけ出した「大切なこと」でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 31, 2008 12:00:49 PM
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