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昆虫倶楽部リターンズ 岡山矢掛編

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2011/07/14
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福島の放射能関係の説明会で市民が
「何故、実害と言わないんですか」
と関係者に質問した。
答えは
「県の会議で 実害や放射能被害も風評被害で統一することに決定したから」

私はこれを知って、なんとも言えない歯痒い思いにかられた。

現実から、わざと目をそらさせようとの意図が見え見えではないか。

しかしこの現実は、蓋をして収まるような生易しくもなければ、むしろ一秒でも迅速に福島県民を避難させねば、このあとどんなに謝罪しても許されない事態が想定されているのだ。

勉強する必要性にかられた。
書店に飛び込み、原発関連の書籍を探した。驚くほど、置かれていない。
日和見香山リカの本を見つけて反射的に裏返してきた。
地味な一冊の文庫本が目に入った。

『朽ちていった命』被曝治療83日間の記録
NHK『東海村臨界事故』取材班

見たくもない香山リカは何冊も馬鹿みたいに並んでいるなか、まさにたった一冊、ぽつんと置かれていた。

最初の頁を開いて読んだとたんに、鳥肌が立った。
それは遥か昔学生時代に感じた向学心そして正しい知識を学ぶということがいままさに、何物にも代えがたい武器になる

そう確信した。

ただやみくもに反対を唱えても誰かさんの受け売りをおうむ返しにのべても駄目だ。

確たる真実を頭に入れて、闘うことがきっと必要になるだろう。

『闘う』か

本のカバーをあえて剥がして、表紙を晒して電車のなかで読みながらふと脳裏によぎる言葉にニヤリとしてしまった。

かつて誰かが私に言った。
『闘うとは?誰と闘うんですか』
私はいま、貴女に本音を言おう。

闘わずして、争わず、安穏として暮らすのは自分にとっての幸いかもしれないが、自分だけ安全な場所で争いを避けて高見の見物をする要領の良い生き方が私は大嫌いなんだよ


金や肩書を持ったエリートひとりの命より、東日本の特に福島県の子供たちの命のほうが私には尊いと思える。

母親にとってはすべての子供は我が子と同じだ。

救いたいんだよ。

『朽ちていった命』21頁より
8シーベルト以上の放射線を浴びた場合の死亡率は100パーセントだ。


現実に蓋をするな!
メディアよ、人命を、命を賭けて救ってくれないか!

腐りきったジャーナリズムに一抹でも良心が残されているなら・・・





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Last updated  2011/07/14 05:14:49 PM



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