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テレビは基本的に見ません。
が、風呂上がりに娘が点けたテレビ インド映画をやっていました。 先日仲良しの友人が誘ってくれた大阪アジアン映画祭のグランプリ受賞作品でした。 思わず見入ってしまいました。 アジアン映画祭開催中見に行ったのは、セディック・バレ太陽旗と同作品の続編虹の橋の二本で、インド映画は、ABCホールで監督と出演者の方が来られて挨拶をなさっていたので気にはなっていましたが、公開日が文楽のイベントに重なり見ることが出来ませんでした。 クロージング上映作品だった『捜査官X』は、先日なんばパークスシネマで鑑賞、予想していた通り見応えある作品でした。 『神様がくれた娘』 見ていてふとイラン映画の『別離』を思い出していました。 カラーはまったく違った内容の映画ではありますが。 どちらの国も宗教その他の理由で、映画制作上諸般の制約があると思われます。 しかしながらそうした国から近年、豊かな表現力で素晴らしく力強いメッセージを私たちに伝えてくれる映画が多数発表されています。 『神様がくれた娘』は私がこれまで知っているインド映画~ひたすら明るいミュージカルエンターテイメント~のイメージを払拭する、味わいのある人間ドラマでした。 障害のある男クリシュナが妻を亡くし懸命にひとり娘を育てる、ある意味映画らしいファンタジー、人間の善意をとことん信じたいかの監督の思い、 夢物語、理想郷を描こうとしたのではないかと。 もちろん苦難も描かれていますが映画のなかの物語は、ハッピーエンドで幕を降ろします。 現実には、インドに限らず、乗り越えがたい困難の方が沢山あるものです。 イラン映画『別離』もまた、イスラエルの中流家庭のごくありふれた家族の苦悩を描いた作品でした。 しかし両方とも互いにそれぞれの国の生活文化によって市政の人々の生き方が雄弁に描かれ、共感を得るものでした。 いま私たちに必要なことは、気づくことです。 なぜ文化が必要か。 文化をないがしろにしてはいけないのかが、大阪アジアン映画祭をはじめとした諸外国との隔てなき文化交流なのではありませんか? 私たちは互いの豊かな文化により、言葉の違い習慣の違い宗教価値観の違いを超えて語り合い理解しあうことが出来る、暴力、武力により制圧するしか能のない野蛮人ではなく文明人であるなら。 インド、イスラエル、中国、そして日本も それぞれの国の表現者たちは、今後もより一層困難な状況が待ち受けていることでしょう。 芸術を非暴力の無血の武器として夢を語ることを諦めないで欲しいと思います。 私もまた自由を愛する勇気ある芸術家の魂を讃える者であり続けます。 夜更かしをしました。 やはり今朝の文楽のドキュメンタリーは、見れません。 文楽劇場に足を運んで、応援します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012/05/19 03:35:21 AM
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