昆虫倶楽部リターンズ　岡山矢掛編

ストレスフルで体が疲れ切っていた３７歳の頃、三途の川を渡りかける大病で派手に倒れ入院した私。
死んでも不思議じゃなかったらしいが小学校入学したての長女と幼稚園児の次女の弁当を作るために気合で蘇った。

年子の子育て仏教寺院の不慣れな生活普段は留守の住職に代わって境内の草取り掃除から檀家さんの接待商売を始めた隣の家の騒音に対する苦情すべてひとりで抱え込み、内臓出血で緊急手術した。そんなときでさえ、実の母は駆けつけても来なければ年子を続けて出産した際ひとりめもふたりめのときも母らしいサポートをしてくれた記憶はない。
帰れる実家はなかったから、産後５日で退院させられ帰った翌日から法事の準備が待っていた。
私も大概だから亡き母のことをいまさら掘り起こしたくはないが、そんなお世辞にも１００点満点理想の母親像とはかけ離れた『破天荒なおかん』に労りを以て遇したのは母が倒れてからだった。
そのときもそれなりに落ちぶれてもプライドの高いおひい様育ちの母は娘になど頼れる義理はないと思ったのだろう。
すぐには連絡してこなかった。自分からは子供の世話になりたくなかったに違いない。

そんな私猫山がいまでも思い出しても失笑するおかんにまつわるエピソード

高校を卒業後母子家庭だったので一年間働いてお金を貯めその金で大学に進学しようと思って頑張って働いていた。品行は決して良いとは言いがたかったが成績優秀につき学校で推薦状も出してもらえるということも決まっていた矢先留守中家が火事に。全焼した。
母はおちろん貯金ゼロ。
結局私の貯めたお金は衣食住に化けたがさすがにかわいそうに思った亡き父方の祖母が入学金だけ「借して」くれた。
が、心労疲労で体を壊して結局中退を余儀なくされそれでも働いて家庭に生活費を入れていたにも関わらず風呂に入れば水道代をよこせ電話がかかってくると自分にも電話がかかってくるから早く切れたまの休日家で休んでいればじゃまだから出ていけと傍若無人に振る舞い続けられいい加減イラッとしていた。
久しぶりに外食しようというので待ち合わせたら一時間経過しても二時間経過しても来待ち合わせ場所に来ない。

現れたのは三時間半後。謝るでも悪びれもしない。この母は実は待ち合わせ時間を守ってくれたためしがなかった。


これで切れない人がいたら教えて欲しい。

それでも懸命に冷静を装いつつ遂に言った一言
「少しは普通の人らしい振る舞いを心がけられないんですか」

そのときの猫山おかんの名言
「普通って何よ」

以来彼女が死ぬまで私は不毛な意見交換をすることを断念した。
というか、いま世の中おかしい奴に限ってこの「普通」「一般社会人」を振りかざす傾向にある。
ツイッターで知り合った人物にも自分勝手に思い描いてＤＭやらで気持ち悪くいろいろゆうて来たくせにこちらが下手に出てやりすごそうとしたらしたで胡坐を書いての勘違いしまいにすり替えようとか「一社会人としてのふるまいをお願いします」と言ってきやがったもんだからさあ怒ったの怒らないのってふざけるなの一撃ブロック。
それからあとは知らんよ。
自分がわかっていない、いまどきは、世の中の常識どれほどかわかっていない人間ほど自分は間違ってない、すべて自分が正しい、嫌われるわけがないとでも思うてか。冗談じゃないよ。

自分で自分を把握できない本当の自分とちゃんと向き合って謙虚になれないと人は成長できない。

そう、私は一社会人としてはズレっぱなしだった不器用だが正直者の母からいろんなことを学んだ。


運が悪かったか巡り合わせか普通の関係を築けなかった親子というのは常識に照らして簡単には割り切れない複雑なものを抱えている。
振り返ってあのときのおかんの仕打ちは虐待だったんじゃあと、大人になってからそんな特異な体験を酒の席の笑い話として人に話すのは、世の中の普通の親子らしくない積年のギクシャクしてきた親子の溝や割り切れなさを笑ってもらってせめてもの『気晴らし』をさせてもらってる気分だ。

河本さんも同じだのに

どんな母親であれ子供なりの感謝は抱いていたろうし愛情も労りもないわけもなくしかしながら複雑な心中にあったろう。世の中にはすべてを昇華するには時間を要する親子関係だってあるのだよ人生経験貧困な片山さつき君。

誰がどんなご大層な正義を振りかざして個人のプライバシーを暴き立て見当違いに誹謗し責め立てても頼むから笑顔を忘れないで欲しいと切に願う。

私はむしろツイッターを悪用したかが芸人を権力を傘に着て公然と非難した片山議員のほうが政治家としてあるまじき言動をされたとして責任持って謝罪すべきだと思うが。


それにしてもメディアから与えられたエサにまんまとひっかかり他人のプライバシーを暴き立て鬼の首をとったように大騒ぎする人たちの民度のほどを疑う

国が投げ込んだスケープゴートをつるし上げ石をなげている間に


北九州では静岡では福島第一原発４号機は
日本じゅうが大変なことになっている
都知事や橋下市長そのた大勢の国の手先のどうでも良い問題提起に、めくらましにまんまとひっかかって、現実を見ようともしない

そんな自分を

恥ずかしいと思わないか

恥ずかしいと、思わないのか？

いつも流され周りに合わせて無責任に意見を変えただ右往左往する輩！

与えられた情報を鵜呑みにするしか能がなく知りもしないで知ったように騒ぎ立てる馬鹿さを恥じるならもっと自分で考えろ！