韓国ドラマの人気を「当然ですよ。
思いやりがあって行儀が良くて礼儀正しくて
画面も美しくて、品があってよいものを着て。
昔の、戦前の日本映画の良いところが、そのまま残っているの。」と美輪さん。
国「日本にもそういう時代があったわけですね。」
美「そう。それが
今度の高校野球なの。
斉藤君にしても田中君にしても、礼儀正しいでしょう？
それに常に理性的でクールなんだけど、勝ったときに初めて、すっと涙ぐむぐらいで、
あからさまに感情を出さない。まさに
スポーツマン心じゃないですか。
昔の、日本少年、少年倶楽部とか、戦前にあったんですよ。
それが典型で、それが『
冬のソナタ』と同じなのよ。」
【美輪明宏 天声美語】
国「なるほど。ちょっとびっくりしたのは、早稲田実業の投手の名前、斉藤君と。
そんなことまで美輪さんは情報が入ってるわけですか。」
美「私を誰だと思ってるの☆」
国「江原さんはどうですか？」
江「純朴な気持ちを呼び起こされるような、そんな感じじゃないですか。
ついつい観ちゃう。ただ深夜が多いからつい寝不足に☆」
今回のゲストは、１０代でＮＨＫ「
あぐり」のヒロインに抜擢、
「
冬のソナタ」のチェ・ジウさんの声もされた田中美里さんです。
【スピリチュアルチェック】
☆ 自分の性格を一言で→よくわかりません。
☆ 好きな言葉→○です。
☆ 恋人に求める条件→においです。
☆ 不思議な体験→三回くらい、怖い感覚はないままに、いきなり人が見えた。
☆ 生まれ変わったら何に→たくさん生まれ変わっているので、もういいです。
番組のファンという田中さんは、美輪さんの舞台・「
双頭の鷲」のとき、
楽屋にご挨拶に行ったことがあるそう。
田「すごいオーラで、緊張して。本当にちゃんとご挨拶できたかも
いまだに覚えていないくらい。」
国「そんなにオーラを感じましたか？」
田「はい。すごく
近づけないような、跳ね返されるんじゃないかという・・・。」
美「あれは、
王妃のお芝居でしたからね。それを引きずってたんだと思うんですよ。」
☆ 双頭の鷲・・・原作・ジャン・コクトー。王妃エリザベートと、
その命を狙う詩人スタニスラスの命がけの愛を描いた古典劇。
ご自分の性格がよくわからないというのは、役者さんに多い憑依体質ということもあるようです。
田「毎日コロコロ変るというか。性格もそうなんですけど、
声質や笑い方、喋り方が毎日変っているような気がして、
自分でついてゆけなくて、自分に疲れてしまう部分もあるんですけど。」
江「それだけじゃなくて、鏡を見ても違和感を感じるでしょう？私は違うといったような。」
田「はい。全然、表情も違うし、たたずまいも全く違ったりとか。
なので、
自分ではなくて他人を見ているような感じがしますね。」
ご活躍されながらも、一時、
パニック障害になられたご経験も。
田「すごく真面目に考えすぎている時期があって。
家から出るのが怖くなったりとか、電車に乗れなくなったりとか、
そういう、体を壊した時期がありましたね。」
☆ パニック障害・・・突然激しい不安に刈られ、息苦しくなったり、
めまいや手足の震えが起きる症状
以前ご出演されていた長島一茂さんもご経験されているそうです。
気を落ち着かせる呼吸法なども。
【美輪明宏 人生ノート】
国「女優さんになってからですか？」
田「そうですね。私は
喜怒哀楽の
喜と楽、喜楽だけでいいと思っていたんですけど、
多分、
怒も哀もちゃんとないと人間らしくないのに、すごく無理をして、周りに気を使っていた。
と言っても、自分だけで、気を使っていただけだと思うんですけど。」
国「怒と哀を入れるようになってから、克服されたということですか？」
田「そうですね。やはり、少し傷ついたりしたとしても、
『
あ、いまの言葉ちょっと傷ついた。』とか、ストレートに言葉を言うようになってからは、
変に誤解されなくなりました。
気を使って、『私はこうしたいと思うんですけど。』とすごく遠まわしに言っているときは、
なかなか理解されなかったり、我がままと言われたりしていたんですが、
『
私、いま疲れている。』と言ってしまった方が、
『
ああ、そうなの。』って受け入れられやすくなったような気はしますね。
あと、やはり
喜怒哀楽を全部出した方が、本当に笑えているような。
いまは本当に笑えているような感じがしますね。」
ゆっくりと、かみしめるようにお話されます。
【斉藤孝＆美輪明宏 人生讃歌】
国「こういう心の病で悩んでいる方が、最近、相当増えてきたと思うんですけど。」
美「ものすごいですよ。それは報道されている以上に。」
国「いまはまったく、出てこなくなったんですか？」
田「はい。まったく無くなって、考えすぎなくて困っちゃうというか。
物忘れが激しくなって・・・。」
美「それはおめでたいことじゃありませんか。」
田「一日
愉しく、どうやって過ごそうかということを、常に考えて。
朝から、起きた瞬間からそれを思っているので。考えすぎないようになりましたね。」
明日に続きます。
***
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「精神美（オーラの泉など）」へ
「細川茂樹さん・仮面の告白」
「中井貴一さん・聖なる怪物」
「中島啓江さん・紫の波動」
「新庄剛志さん・人生のご褒美」
「加藤あいさん・夢のメッセージ」
「上戸彩さん・感謝とイメージトレーニング」
「国分太一くん・強く正しく美しく２」
「オダギリ・ジョーさん・サムライの系譜」
「上原さくらさん・魂の親」
「濱口優さん・恋愛講座１」
「奥田瑛ニさん・魔物の倒し方」
「三谷幸喜さん・ショービジネスの系譜」
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