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カテゴリ:オーラの泉
数々のヒット曲と共に、数多の苦難を抱え乗り越えてこられた歌手の方がゲスト。
【スピリチュアルチェック】 ☆ 小さい頃なりたかった職業→お嫁さんです。 ☆ 最近凝っていること→携帯のメールを覚え始めまして…途中で疲れるんで止めます☆ ☆ リラックスする場所→パチンコ台の前です。パチンコ大好きです。 ☆ 好きな言葉→「何があってもめげないの」っていうのがいま一番好きです。 ☆ 人生で一番腹が立ったこと→何回かあったかと思うんですけれども、 むしろ腹が立ったとしても「あ、自分が愚かだったな」というところが先になるんで… なるべく愚かじゃないように頑張ってきました。 国「さあ☆このオーラの泉という番組は、観たことがありますか?」 島「もうずっと観ております」 国「美輪さんとは…はじめましてじゃないですよね☆」 美「はじめまして☆」 島「すごく長いんです☆デビューした時からですから」 美「昔ね、コロムビアっていうレコード会社、所属が一緒で。 『この世の花』が大ヒットしてね、島倉さんがセーラー服で出てたのよ。 可愛らしかったの☆大変な人気だったのよ」 「この世の花」は200万枚の大ヒット。16歳でトップスターになるも アクシデントにも見舞われたそう。 美「大ヒットを飛ばして一緒にコロムビアを廻っているときにね、ほら覚えてる? 田舎の旅館で、『声が出なくなった』というので。 『もう歌えない』『島倉千代子は駄目だ』とか、いろんなことを書かれたのよ。 そうしたら彼女、私の部屋に来て『こういう場合はどういう風に考えたらいいのか』とか いろんな話しててね」 島「おっしゃって下さったことは『自分に負けないこと』周りでいろんなこと言われて それを信じると声の出てくれるようになるのが、もっと遅くなっちゃう。 ですから自分を信じて、自分が負けないこと」 国「それはその時に、美輪さんに言われた言葉なんですか?」 島「はい。おっしゃってくださった」 国「それを聞いたとき、どう思いましたか?」 島「私って、何か嫌なことがあるじゃないですか、そうすると 『これは私がいけなかったから、こういう風になってしまったんだ。 だから頑張ればいいんだ』っていう気持ちって、いつもあるんです、今も。 だからその時の…がずーっと続いて。子供心にと言ったらいけないんですけれど 10代のその時に。ずーっと積み重ね、自分が強くなるということ。 今もきっと続いているんじゃないかと。そんな気がしますが」 国「美輪さんの言葉がずーっと心に残っていて…」 島「はい。ずーっといま繋がっているんだなっていう風に、思いました」 国「今、久しぶりにお会いしてちょっとお話が蘇えってきた感じなんですか?」 島「もう私…『ああ、あの時の、そうなんだ』っていうことが、よくわかりました。 私の生き方に、すごくこう、指針というんでしょうか、そういうものをあの時 下さっているんだということが、わかりました。見つけました☆」 美「思い出したのよ☆」 立ち直った島倉さんは、レコード大賞を受賞されるほどご活躍され、 周囲の反対を押し切っての野球選手との結婚も。 ところが結婚は破局を迎え、続いてお母さまがご逝去。 さらに信頼していた知人の保証人となり、莫大な借金を背負うことに。 国「本当にいろんなことがある人生ですけれども。 まず結婚ですけれども、野球選手とアイドルというと、今でいうダルビッシュ… みたいな感じの結婚だったわけですよね?」 島「ええ、お嫁さんになりたかったし、子供の夢だったものですから… ちょっと夢見る夢子さん過ぎて『相手に悪かったな』って思ってます。 尽くしたつもりだったけれども、尽くしていなかったっていう…」 国「よくこの番組で、仕事と結婚する方って多いじゃないですか、女優さんなんかでも。 島倉さんの場合もやっぱり、仕事と結婚していたっていう感じなんでしょうか?」 江「…のもそうだし、また後ほど申し上げますけれども、人間って不思議と 頭で思っていることと、心の方向って違うときがないですか? 『こういう風であるべきなんだ』とかって思いながらも…」 美「理性ではね」 江「そう。だけど思いの方は、どうしても止められないっていう時って あると思うんです、人って。だからそこが、島倉さんのいろんなテーマなんです。 頭の部分、理性と感情、というところで、いつも苦しむ。 『どっちが本当の気持ちなんだろう?』 『どっちに進む方が正しいんだろう?』というところで…」 美「一般の方にもわかりやすく言うとね、通訳いたしますと☆『恋は思案の外』 『この人に惚れたら、えらいことになる。これは絶対いけない』と思って ブレーキを引こうと思っているんだけれども『でも、恋しくて好きで好きで仕方がないの』 …これが『恋は思案の外』っていうのね。頭、理性で『駄目だ』と思っているのと 思いとは、ままならなくなるのね」 江「それと、もともと島倉さんの場合は、歌が天職なので。私はよく 『天職と適職は違う』と言って。適職は食べるため。 天職というのは、本当にそれだけあれば幸せ、お金にならなくてもいい。 でも、そういういろんな問題があったから、お金が大事って思えるようになったけれども その前までは『歌えればいい、歌う場があればいい』☆」 島「そう、その通りなんですね。『歌う場があればいい』…」 国「まあでも、その借金…今のお金で換算して、16億円ということですけれども… 相当な金額だと思うんですけれども…これは何故、保証人になってしまったんですか?」 島「…なっちゃったんです…☆」 国「自分が作った借金じゃないというのが、一番本当に、腹が立ちますよね」 島「だからいま一番ね、心して大事にしていることは 『実印をちゃんと自分で持っている』ということです。実印を預けましたから…」 美「実印は命なのよ。命なの。だからね、人に預けるということは 『命を預けました』ということなの」 島「それが今わかります、よく…」 美「いまわかったの?☆」 島「すみません…いまわかって…☆」 国「判子を押すとき『ちょっとおかしいな』と思わなかったんですか?」 島「…『おかしいな』っていう余裕を与えずに、押させられたというのがあるんです…」 美「うまく持っていかれちゃったのね」 島「はい…ハッと思ったときは、もう押してるっていう…危なくしてると 全然知らない人からも『ここへ押してください』って言われて。 『いや、それは実印ですから押せません』というのもありました。『これは押せません』」 国「怖い…」 島「怖いです。だから鍵をかけてしまっておいてください」 国「わかりました。そうします、これからは。…どうやって、返したんですか?」 島「私は夜、歌えなかったんですけれども、キャバレーとか、クラブとか そういうところでも歌って。だから朝から晩まで働いて…」 国「何年で返したんですか?」 島「15年くらい…休みなく頑張って。朝も昼も夜も歌って、頑張らせていただきました」 美「あなたはマンションも取られちゃったんでしょう?」 島「はい…もう転々としてました…トランクで荷物を持って、譜面を持って… それで泊めてもらいに行ってました、あちこち…」 美「でも、あなたの人生は、波乱万丈…本当にシーソーゲームね☆ 何かがあると、ドーンとアクシデントがあって、『もう駄目かな?』と思うと ドーンとまたヒットを飛ばしたりとかね…」 1981年の「鳳仙花」が80万枚、1987年の「人生いろいろ」が130万枚の大ヒット、 ところが、借金返済の目処がついたところで乳がんに。 さらに仕事仲間に会社の資金等を持ち逃げされ、再び借金返済の生活へ。 国「借金を返し終わっても、今度は周りにいるスタッフさんにお金を持ち逃げされているという… これも怪しいとは全く思わなかったんですか?」 島「『怪しい、怪しい』と思っているうちに、深みに入りました」 国「失礼ですけれど、いま借金というのはないんですか?」 島「いえ、あります…」 美「あらま…1度完済なさったんじゃないの?」 島「いえ、できませんでした。後から後から…重なってくるので…」 美「そう…大変でしたね…」 島「はい、これからも…」 美「自分が作った借金だったら、まだ諦めがつきますけれどもねえ…」 島「自分で作ったのもありそうです…」 国「ありそうです…☆定かではないという…」 島「ええ、ちょっと判子を押しすぎた…反省してます…」 続きます。 「オーラの泉の日記」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 17, 2008 08:27:28 AM
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