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カテゴリ:オーラの泉
タレントとして、牧場経営者として活躍される方がゲスト。
【スピリチュアルチェック】 ☆ 小さい頃はどんな子供?→きかなかったですね、とにかく。 ☆ 趣味→馬に乗ることです。 ☆ よく見る夢→カビに襲われる夢です。 ☆ 人生で最大の転機→十六歳の時に一番の親友が船で遭難して死んだことですね。 ☆ 不思議な体験→その友人の葬儀の時に、お寺から家まで自転車で帰ったんですけど 家に着く一キロくらい手前で突然、自転車の電気が全部消えて…後ろに乗ってるんですね。 すごく重くて、でも後ろを振り向けなかったんですけど、自分では 『友達かな?』と思います。 国「義剛さんは本当にいろんな番組に出ていると思いますけれど…」 田「はい、これ実はあの…私の方から 『ぜひ、訊いてみたいことがあって、出させていただけませんか?』と、半年くらい前から 『機会があったら出させて下さい、訊きたいことがあります』と。はい…」 国「これは半年経って今っていうことは、いま来る意味っていうのが 多分あると思うんですよね」 田「俺もあると思います」 国「美輪さんとは…」 田「あの…」 美「もう…離婚した仲なの☆」 国「1度結婚されていて?☆」 美「はい☆」 国「そんな仲の良い…」 美「そう…女作って逃げられたんです☆」 田「あの…15年くらい前ですかね、和田アキ子さんが番組を、骨折してね 休養された時に…美輪さんがピンチヒッターで来ていただいてね… で、和田さんの代わりに美輪さんでしょ☆」 国「これは…どんな感じなんですか☆」 田「だんだん重くなってくるじゃないですか☆」 国「こうやってお会いになるのは15年振りくらいなんですか?」 田「そうです…いやー、嬉しい☆」 美「時期が来たんだべや☆」 国「江原さんはどうですか?」 江「はじめましてです。よろしくお願いします」 田「よろしくお願いします…今、50歳になったんですけど 今だったら素直にいろいろ聞けるな…と思うんです」 国「…と言いますと、まだ若い頃は…」 田「あの…まあちょっと恥ずかしい気持ちと、自分だけの信じるもの 自分だけがすがるものとしてとってたんですけど、今だったら すごくオープンにいろんなことが話せるな…と思うんです」 美「丸くなったのね。頑固で『俺様』だったのに。ね?」 国「本当にもう、時期が来たンだね☆」 田「時期が来ましたねー☆はい」 青森出身の田中さんが、北海道で「花畑牧場」の経営をされるようになったきっかけとは。 国「北海道出身じゃないんですね?」 田「青森なんです。それも八戸っていう漁師町で、一人っ子で生まれたんですよね。 周りが全部…もう漁師さんの子供ばっかりだったんですよ。 きかなくて、乱暴でね、11クラスあって…」 国「ええ?そんなにあったんですか?」 田「番長とか、副番長とか、そんなのがいたりしてね」 国「どこら辺にいたんですか?」 田「中間のポジションを☆…そんな中ですね、いつも一緒に遊んでいた 昭則という友達がいまして…」 美「同い年?」 田「同い年です。同級生で…彼も親父が漁師で…ずっと一緒に遊んでいたんですけど 中学校3年生の時、学校の先生が訊くわけですよね。 『お前ら、将来何をやりたいんだ?一人ずつ、しゃべってみぃ』って。漁師のやつはほとんど 『俺は船乗りになる』で、昭則も『親父の跡継いで船乗りになる』…格好いいな… 『田中、お前は?』『わかりません』…サラリーマンで、継ぐものもないし 何も考えてなかったんですよ。で、初めての漁が高校1年生ですね…」 国「昭則さんの漁が…」 田「『初めて出漁する、義剛、魚獲ってくるからよ』って、八戸の港に行ったんですよね。 で、見送りに行ったんですね。『じゃあ、行ってくるな』と…で、船が北の海に ずーっと行くんですよね。俺はそれを見て『格好いいなー、最高だな』と思ったんですよ」 美「ロマンよね」 田「で、俺はもう高校生活つまんなくて『何やるんだべ…』っていう風に思ってた時ですね 高校1年生の夏に、いきなり船が遭難したと…いう知らせが来たんですよね… びっくりしましたよ。全然、信じられなかったんですけど…遺体もあがらないんです、船は… で、次の日の新聞に『船が遭難した』というので、写真が載るんですけど、一番下に 『コック長 大坂昭則』って載ってるんですね。コック長というのは、 一番、船の底で料理を作るので脱出できなかった…そんな事実が後からわかって… かたや自分の夢を語って、その初めての夢を、目的のために漁に出て、それで死んでいる… かたや高校でボーっとしている…もうわからなくなって、それでもう ずっと人としゃべれなくなって…親も心配して…ずっとふさぎ込んでいたんですよね… 高校2年生になる前の春に『昭則が亡くなったオホーツクの海まで行こう』っていうので 一人でリュックサック背負って…八戸から連絡船に乗って函館について 函館から苫小牧に着いて、苫小牧から襟裳岬まで行ったんですよ」 国「それはやはり、見てみたい…」 田「いやもう…花持って、とにかく…『何で、なんだろう?』もう悲しい、悔しい… 『何でだろう?』というので、花持って投げて…それで帰り道にお金が無くなって… あの…様似(さまに)っていう駅から戻ってきて、日高門別っていう駅で降りたんですよね。 そこは牧場しかなくて、あの…サラブレッドの牧場があって 荒木牧場さんっていうところがあって、そこが…もう飛び込みです。行って 『すみません、働かさせて下さい』そうしたら場長さんが『お前、家出か?』 『いや、家出じゃねえ。友達が実は…』と言ったら、働かせてくれたのね。 一週間、泊めてくれて。 『馬の世話、やるべ』と、それから3日したら朝4時くらいに 『馬が出産する。義剛、お前も来るか?』で、行ったら…初めて出産って見たんですよね 馬のね。でっかい馬が横になって、破水して、顔が出てきて、引っ張って… 引っ張ったら、もうその瞬間に、立とうとするんですよ。ダッと立った瞬間に 朝日がガーっときたんですよ。そのインパクトが、すごかったんですね」 美「素敵ねえ」 田「で、かたや俺の友達は死んだ、かたや生まれる…その現場に逢った時に 『これは、牧場やれ』ってことかな?と」 国「あ、16歳の頃にもう、そう思われたんですか」 田「16歳の時に、そう思って…『これをやれば、いいんだろ?』と思って 『よし!』って開き直って、そこからまた元気になって、青森に帰ったっていうのが スタートです」 国「『やればいいんだろ?』っていうのは、その親友の人に訊いてる感じなんですか?」 田「そうです。全部そこから、問い掛けだったんです。 『お前は、夢が叶えられなくて死んだべ。俺、叶えてやるから。 だけど俺は漁師できないから、そこで出会った牧場やれば、いいんだろ? やってみせよう』と思ったのが16の時だったんです…はい…」 続きます。 「オーラの泉の日記」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 27, 2008 09:37:36 AM
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