新コーナー二回目は、太一くんと江原さんが学問と芸術の街、湯島・本郷を訪ねられました。
国「さあ、まずはですね、『街のオーラ』のコーナーです。今回はですね、
『知的オーラが輝く街 湯島・本郷』に行ってきました。何と、僕と江原さんで…」
江「はい」
国「今回ね」
江「ありがとうございましたー」
国「そして何と今回は…貴重です!途中から美輪さんも…ロケに来ちゃったんですよ☆
…これはなかなか無いことだと思うんですけど…」
美「いや…私、ベッドで寝てたら無理やり起こされてちゃって…
ポッとね、江原さんの念力で連れて来られちゃったの」
国「だからあんな登場だったんですね☆」
美「そう☆」
江「衝撃的でしたね☆」
国「衝撃的な登場なので…是非ご覧下さい☆」
街のオーラ 『知的オーラが輝く街 湯島・本郷』。最初に向かわれたのは湯島天神。
お二人は天神さま外周の歩道を歩いています。
国「さあ!ということで!」
江「元気ですね☆」
国「江原さんと!外に出てみました!…今回の街のオーラはですね、えー
『湯島・本郷』ということで…これは学問の…」
江「学問の神様ですよね、伝統のある…」
国「もう、ここなんですよね?」
江「そうです。もうせっかくですからね、ここは湯島の氏神さまでもありますから
ちゃんとまず、お参りをしないといけません。ご挨拶からです」
国「もう何か江原さんと二人でね、ご挨拶できるっていうだけで
ご利益が二倍になりそうな気がするんですよ、俺は☆嬉しくてしょうがないです☆」
前回教えていただいたように、きちんと正中を踏まないように参道を歩くお二人。
参拝される方々に会釈されながら正殿前に進まれます。
正しいお参りの作法
・鳥居は人間の世界と神さまの世界の境界線なので、くぐる前に一礼すること。
・鳥居や神社の真ん中は「正中(せいちゅう)」と呼ばれる神様の通り道なので
右か左、どちらかに寄って歩くこと。
・お賽銭は神さまに捧げる気持ちで静かに入れる。
・二礼二拍手一礼
梅の名所としても名高い湯島天神では、懐かしい出会いがあったようです。
国「さあ…実はこの湯島…江原さんの古くからのお友達がいるっていうのを聞いたんですよ」
江「私もね、知らなかったの…あ!いた!」
白の単(ひとえ)に萌葱(淡い水色)袴をお召しになった神職装束の男性が現れます。
江「…変わってない!…老けたけどね☆」
「おひさしぶりです」
国「江原さんのお友達ですか?」
江「私のね、國學院の時のね、同級生なんですよ」
国「えー、同級生?」
「同級生です。これ…」
湯島天神の神主・奥村孝太郎さんは、さっと何かを差し出されました。
国「(手にとって)何ですか…これ、その当時の…」
奥村さん「写真です」
江「(太一くんに近寄って)ちょっとごめんなさい、ちょっとごめんなさい…」
国「いた!」
奥「探しました?」
江「あ!…何もこの写真、選ばなくても!(奥村さんをつかんで)」
画面には、大学構内の廊下らしき場所でピースサインをする白装束姿の若き江原さんと
集合写真の後方中央で肩を並べるやはり白装束のお二人の姿が映し出されました。
江原さんは神主の資格を取るために國學院大學で学び、そこで奥村さんと出会ったのだそうで
お二人は二十年ぶりの再会。
江「(太一くんの持った写真を指して)このササキ ダイちゃんさあ
宗像(むなかた)大社にいて…」
奥「会いました?」
江「会ったよ、取材したときに…」
国「…それは…カメラ止まってからで良いんじゃないですか?僕を挟んでそんな…
同級生の話しても☆」
江「(深々と頭を下げて)すみません☆」
国「TVとかで江原さんを初めて観た時とかって、驚きましたか?」
奥「驚きました」
国「驚きましたか!」
江「でも、当時から、こういうの、知ってたでしょう?」
奥「知ってました」
国「あ、知ってたんですか?あー、なるほど、なるほど…」
江「うん…彼、とても良くそういうのを理解してくれる人だから…」
国「なるほど…」
奥村さんは、学生時代に様々な心霊体験をされた江原さんの良き理解者だったそうです。
三人はどっさり絵馬が掲げられた場所へ。
国「これ…そう、さっきもちょっと驚いたんですけど…絵馬の量がもう…」
江「凄い絵馬の数」
国「どのくらい…」
奥「だいたい6万から10万枚ですね」
国「6万から10万枚…」
一年間に合格祈願の絵馬が10万枚も捧げられるという湯島天神。
奥「これ、場所が良いんです」
国「場所?」
奥「東京大学のすぐ前です」
国「あー、なるほど、なるほど…」
奥「合格祈願の方が多くて…」
江「(真面目なお顔で)…奥村君、場所が良いとかって関係ないと思うよ。ね?
それは止めてね」
国「注意されました…奥村さんが☆…場所じゃないわけですね」
江「場所じゃない。こちらの御神徳ね…御神徳があるからね、いっぱい全国からね
集まられるんだよね?」
奥「そうですね☆」
湯島天神は高台にあり、昔はとても眺めの良い場所だったそうで
奥村さんが案内されたのは境内から続く石段。
国「ここ…結構な急な坂ですね」
奥「こちら(鳥居を潜った正面を指して)急な方の坂が『男坂』と言います」
国「こっちが」
奥「ええ。(鳥居から横に続く石段を指して)このなだらかな方が『女坂』と言います」
国「あ、女坂、男坂ってあったんですか」
奥「ええ」
参拝する方々が着物だった頃、足を大きく上げられない女性のために
『女坂』が作られたのだそうです。
奥「(鳥居から女坂方向を指して)ここは今はビルが見えているんですけど
ここから不忍池(しのばずのいけ)が見えたそうなんです」
江「え?!本当に…」
国「この方角ですか…」
奥「この方角です」
現在はビルに遮られているものの、江戸時代には歌川広重の「名所江戸百景」に
湯島天神から望む上野の景色が描かれているほど。
画面には着物姿の女性が女坂を上る背景に広がる不忍池の版画と、
満開の桜に彩られた現在の不忍池が映し出されます。
江「着物とかって素敵だと思うけど…皆やって欲しいなあ」
国「ねえ」
なだらかな女坂を下って、お二人はお隣の本郷へ向かわれました。
続きます。
「
オーラの泉の日記」