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母の胃癌

このページは気になる方だけ読んでくださいね~♪
ちと、私に文章力がないために面倒な文章になっているし・・・
明るい話題ではないし・・・
でも、悩んでいて何かの偶然でこのページに引っかかって勇気付けられた・・・なんて事も
(私も悩んで先が見えないときには、手当たり次第ネットで検索しまくって
色々なサイトを覗いては一喜一憂してましたから・・・・)
あるかもしれないので、とりあえず書いておきます

(内は多分「医学用語」)
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2月の始め・・・母(62歳)との電話で「血尿が出た」とのこと。
膀胱炎だろうとの事で、病院で薬を貰って飲んだら血尿は治まった。
2~3日後の再診で血尿はなくなったが、まだお腹が張っていると医師に言うと
「婦人科の病気かもしれない」ということで、別の病院の婦人科へ紹介され行ってみると、
婦人科に問題はなく・・・次に内科に回され・・・・即日「入院してください」と言う事になった。

母の父も胃癌で亡くなり、10年前には実の兄も胃癌で他界している。
母としても覚悟するところはあったのだろう。私への電話で「すぐに入院しろって言われたし・・・私もうダメかも・・・・」と漏らす。

2月5日に父から電話があり、「母はやはり胃癌だった。お腹に水が溜まって手術も出来ない状態だ。」と告げられた。
次の日には母も告知を受け・・・「治療しないと3ヶ月。治療すれば半年から1年」
と言われる。

2月12日 この知らせに慌てて実家に帰省。私が直接、母の主治医に会い母抜きで説明を受けると・・・・
母の胃癌の段階は最悪(クラス5のステージ4 スキルス性)のものだった。お腹に水が溜まり(腹水)その水の中にも
癌細胞がウヨウヨ(腹膜播種)いる。
このお腹の水が引かない限り手術は出来ない。
先生に「私の受け持ったこの症状の患者さんでは半年の生存が最長で、大体が3ヶ月です」と言われた。
「手術が出来ればもっと延命できますが・・・・手術まで持ち込める確立は1%くらいだと思います。
学会では、これくらいの重症度の患者さんでよくなったと言う症例は出てはいるんですが・・・・ねぇ・・・・(-_-;)」

要は母は実は「余命半年」という宣告をされちゃったんですね~。
医学知識のある人に「お腹に水が溜まっている」と話すと・・・・「末期的症状ですね・・・」
と言われるし・・・・どのサイトにもそんな風に書いてあるし・・・・
先生の話を聞いてもプラス材料はないし、母自信もすごく痩せてしまっているし・・・・・
「もう・・・母は無理かも・・・・」と言う感じでした。


(抗がん剤1クール開始 ts-1&シプラスチン)
そこから、1週間後、母の看病の為実家に戻り私が看病?に当たることになりました。
看病と言っても、何をしたわけではないんですよ~。
24時間抗がん剤の点滴を受ける母の横でダラダラ話をしたり、
メロンやスイカを凍らしたものを差し入れするくらいだったし。
(メロンやスイカは「瓜科」の食べ物なので、利尿作用があります。腹水は外部から注射器等で取ると体に負担がかかるので、
尿として排出させるのが一番良いらしいです)

「病院食は口に合わない」と言って殆ど食べ物を受け付けなかった母も・・・
そりゃそだよね~。見るからにまずそうだったし、告知の精神的ショックもあるし、
胃癌だから胃が受け付けにくくなってはいるだろうし抗がん剤の副作用もあるし。
でも、冷たいものは臭いもないし口に入れやすいようでした。

それから程なく・・・母にすると、甥ですな~・・・で精神科医をしている私の従兄妹が来てくれ、
母の主治医の先生と話をして「基本的には抗鬱剤なんだろうけど・・・食欲増進」の薬を出してくれるようにお願いしてくれたの。
薬の名前は分かりません。精神科医と内科医。とりあえず医者同士で専門用語をベラベラっと話されて聞き取れませんでした。

↑の従兄妹の話。うーん・・・・はっきり言うと、うちの家系から「医者」と名のつく職業の人は初めてだと思う。
だから、その従兄妹が「精神科医」になったという話を聞いて、どうせだったら内科とか外科とか、
もっと子供が病気の時に「どうすればいい?」なんて聞ける医者になれば良いのに~!
って思っていたんだけど・・・今回、かなりお世話になりました♪


その従兄妹が頼んだ薬!母にも「3日ぐらいしてから効いて来ます」と言ったのに、
飲んだとたんに母が「お腹がすいた~!何か食べたい・・・」と言い出し・・・・
 ・・・・・暗示にかかりやすいタイプなのね・・・・(- .-)ヾ ポリポリ
それから少しずつ物を食べ始めました。

人間、食は大切だという事が良く分かりました。
母は少しずつ体重が増え始め・・・・最初よりは少し元気になり、
抗がん剤の投与の1回目が終わった時点で
血液検査(腫瘍マーカー)の数値がはじめる前より半分ほど下がりました。

(抗がん剤2クール目)
前回のより抗がん剤による副作用が激減してきました。
従兄妹が出した薬の効果&暗示効果・・・私としても話をして吐き気等の気を紛らわせたお陰か??自画自賛・・・かな??
病院食は嫌がりましたが、一時帰宅して食べる量は入院直前より増加

そして、血液検査(腫瘍マーカー)の数値は1回目のその半分に!!
正常値に入ったのです。

(抗がん剤3クール目)
抗がん剤の効果はかなり見られたものの、まだ胃の癌は大きいのでもう1度抗がん剤を投与することになりました。
また更に、血液検査(腫瘍マーカー)の数値は減少
(抗がん剤の副作用として血小板や白血球の数値の減少あり)



そして今日(2005.5.25)母は手術にこぎつけました。
胃は全部取ってしまうことになりましたが、未来は明るくなりました。
お腹に水が溜まったせいで癌細胞があちこちに飛んでしまい、
悪さを働く可能性はありますが、それも抗がん剤で治療していくし
最近は色んな健康食品もありますしね♪

母は血尿が出るまで自覚症状はありませんでした。
お腹が張るなぁ~。というくらいで、痛みはないし。
血尿が出たのは、癌によって免疫力が低下し膀胱炎にかかったからでした。
自覚症状が無いまま進行する・・・癌はやっぱり怖いですね。
簡単に身体に負担なく治してくれる新薬が早くできることを願います。








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