カテゴリ:雑感
一時、生死の境目をさまよった同い年の友人は、毎年元旦に【遺書】を書いています。 今年で10年目。 遺書を書き直すこと10回目。 「大したことは書いていないわよ~」と笑って応えてくれますが、 内容は家族にも秘密だそうです、、、 「遺書を書くたびに、私は、いきなおしているのよ」 と、彼女は言います。 それは、 生き直しているという意味なのか、 逝き直しなのか、 はたまた、活き直しということなのか、、、 今度日本に帰国した折は、是非その辺のところを彼女にうかがってみたいと思っています。 さて、私の話。 私が、20年前に癌の手術をした時に書いた【遺書】を、 本日引き出しから取り出してみました。 いかにも薄幸の美女?(どこが美人やねん!)気分を 醸し出している感傷的な内容です、、 とても言えない、見せられない、、 ↑ あほ丸出し。。。 ただ、、この【遺書】に別紙で付記したものに、 ・・・・・・・・ もし、私が今後20年生き抜くことが出来たのなら、 どのような状況にあっても、ありとあらゆるものに、ただ感謝の一語でもって 、 幸福を実感し、この【遺書】を破棄する事にしよう ・・・・・・・・ と、書いておりました、、、 あれから20年、今も変わらぬ付き合いをしている、 当時の職場の仲間たちや周囲の方々には一体どれほど励まされたことやら。 また、お世話になったオランダの病院では、 入院患者に至せり尽くせりの食事を提供してくれていましたが、 私が「日本食」を食べたいだろうと気遣って、仕事を終えた後、 毎日欠かさず、夕食用「弁当」を作ってお見舞いに来てくれた夫。 その弁当を口にしながら、 「もっともっと、夫に優しくし労わり、尽くしてあげればよかった、」 と、妻として反省も、したものです、、 ↑ 薄命気分に浸っていた私、、 なのに、、 病は、、思ってもみない事を、思わせましたなぁ~ (注:私の事に限る、、) 今じゃ、20年どころか「生きた化石」と言われるほど長生きしそうな私、、、 あの時の殊勝な反省どこへやら、、月日に埋もれてしまったような~~♪~♪~~ 当時の手術後の抗がん剤治療予定表の一枚。 【遺書】書いているときは、実に厳粛な気分になったものです。 華しゃん、、あんな内容の、、遺書なら、、特に、、書く必要が、、ない、、でふ、、 ええも~ん、、破棄するも~~ん、、 ↑ ランキングに参加しています。いずれか一つにクリックしていただけると嬉しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.01.25 19:22:47
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