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カテゴリ:徒然日記
スイスのビジネススクール「IMD」(国際経営開発研究所)がこのほど発表した「2010年世界競争力年鑑」によりますと、シンガポールが58カ国中、初の首位に輝きました。 日本は前年の17位から急降下して27位になった結果、26位のタイの下に位置することになりました。 IMDは主要国・地域の「経済状況」「政府の効率性」「ビジネスの効率性」「社会基盤」の4分野で、約300項目の統計や独自調査の結果を分析し順位を発表しています。 日本は調査を始めた1989年から93年まで世界のトップを走っていたのですが、年々順位を下げ、今年は成長率の低下や対内直接投資の低迷などを映し「経済状況」が大幅に悪化、少子高齢化に伴う労働力人口の減少で「社会基盤」の評価も下がり、「政府の効率性」では財政赤字の膨張が足を引っ張った形となりました。 今年の特徴は、経済危機からの大きな回復力を示しシンガポールが前年の3位からトップに立ったのをはじめ、2位には前年と同じ香港がつけ、台湾が「ビジネスの効率性」が高く評価され23位から8位に躍進したほか、マレーシアが18位から10位とトップ10入り、中国が20位から18位、韓国が27位から23位にそれぞれ順位を上げ、アジア勢の躍進が目立ちました。 なお、94年から09年まで首位を維持してきた米国は、財政赤字の膨張などで「政府の効率性」の評価が下がり3位に転落、以下4位=スイス、5位=オーストラリア、6位=スウェーデン、7位=カナダ、9位=ノルウェーがトップ10でした。(以下の順位は下図、並びに元資料参照) またIMDは、公的債務を一般的に健全とされる国内総生産(GDP)比の60%に圧縮するのに必要な期間を国別に算出したところ、日本は最長の2084年までかかる見通しになりました。 2位はイタリアの2060年、3位=ポルトガル(2037年)、4位=ベルギー(2035年)、5位=米国(2033年)、6位=アイスランド(2032年)、7位=ギリシャ(2031年)、8位=フランス(2029年)、9位=ドイツ、英国(2025年)となっています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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