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介護保険適用療養病床に入院していた高齢者数人のつめがはがされていた事件で看護課長が逮捕されたと言う。
連合いは高度救命センターに50日、脳外科に6ヶ月、最後は長期療養の病院へ計2年7ヶ月の入院生活であった。 その間、北九州の甥の死と、姉の死(東京都下)の時を除き、毎日病院へ行った。 そんなに行かなくてもと言われたが、意識レベル3-3では、何があっても私に訴えることも出来ない。 毎日、顔を出して容態を見ると安心出来る。6人部屋だったが入院費を払う日に見えるほかは、殆どの家族がみえることはなかった。 行けば痰の吸引などお願いできるが、部屋に看護師がいつもいるわけではないので、苦しくてもベルも押せない病人ばかりなのである。 始めのうちはオムツかえの時は部屋から出されたが、そのうち傍にいてもいいようになった。 身体の隅々まで見られるのは安心である。 意識のない患者は人間でなく物として扱われていると思ったこともある。 病院では退院患者は年間に2・3人だと先生も言われていた。 絶対に必要な医師なのだが、正直、何を喜びに患者を診ておられるのかと思った。治った退院できた有難うと言う家族の言葉も聞けないのだから。 奉仕の精神がなければ出来ることではない。3ヶ月と言われて2度も正月を迎えられたのは、主治医の適切な治療があったからである。 信頼できる医師に最後を看取ってもらったことには感謝・感謝である。 つめはがしも、酷かもしれないが人の出入りが多ければ防げたのではないかと思う。 植物人間なのねと言われて涙したこともあるが、延命治療はしなくても、命ある限り人間として扱って欲しいものである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年07月02日 19時20分03秒
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