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健康でいつづける為に・・・

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ふーせんの寅さん

ふーせんの寅さん

2006年04月24日
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カテゴリ:健康
このブログを読んでくださっている方から、痛みの真相を知りたいという思いが常にあるというご意見を頂きました。
痛みを抱えた経験がある方ならば、誰しも一度は抱いたことがあることではないかと思いましたので、今回のテーマにさせていただきました。

注意少し込み入ったお話をしますので、途中で気分が悪くなったり、感情が高ぶってくる方は、それ以上は読み進まないようにしてください。



”痛み”というのは、サインであるということは常にお話してきました。

どこかにぶつけたというような場合を除いて、”痛み”の起きている場所にその根本的な原因がないことの方が普通です。
例えば肩が痛いという場合、ふつう人は痛い肩に手を当てて、その痛みになんとか対処しようとします。揉んだり、叩いたり、擦ったりしますよね?
でも、その痛みの原因が右足首の捻挫にあったりすることもあります。

あるいはまた、胃潰瘍を患っていて胃が痛いとします。でも、その胃の痛みの真相は”胃”そのものにはないことのほうが普通です。

慢性的に、ずっと長い間に渡って同じ痛みに悩まされ続けているという人はたくさんいます。
また、その”痛み”の治療のために、いろいろな治療方法を試している人もたくさんいます。
そして、いろいろな治療方法を試しているにも拘らず、同じ痛みが何度でも繰り返されるということを経験している人は実にたくさんいます。



ここで先ず、痛みの真相というものに迫ろうとするとき、場合によっては今の自分の生活を変えなければならないことが起きてくることもある、ということを知っておいて下さい。
それは何故かといいますと、”痛み”は下に記載した各レベルから発っせられている警告のサインでもあるからです。

私たちの体には、さまざまなレベルにおいて、センサーのようなものが取り付けられています。
そのレベルは、身体構造、こころ、栄養、知力、歴史、未来、背景、環境、信仰・信念、真実、希望、愛情という12のレベルと、さらに潜在意識、経絡、オーラ、チャクラ、霊性、魂などにまで及んでいます。

これらのいずれかのレベルで何かの問題が起きていると、他のレベルとの間で拮抗バランスを取るために全体のレベルへと広がっていき、全体でバランスが維持できなくなると、やがては”痛み”という形となって現れることになります。
痛みが起きていない状態は、上記のさまざまなレベル間において『調和』が取れている状態だということができるでしょうか。



こうして考えてみると、一つの”痛み”の真相について迫ろうとするとき、少なくとも18のレベルについて考えてみる必要性があることになります。

上記の”肩の痛み”について考えてみましょう。

この人(女性とします)の慢性的な肩の痛みの原因が過去の右足首の捻挫にあったとします。
この段階で、一つのレベルでの肩の痛みの真相が分かります。身体構造レベルでの捻挫という外傷がその真相の一つです。

このときたまたま、捻挫した経緯を聞いてみると、実は普段いつも歩いている何でもない場所で捻挫したということが分かりました。
さらによく聞いてみると、その日はとても急いでいて、足元への注意が散漫になっていたといいます。
そこで、何故急いでいたのかを聞いてみると、夜寝付けなくて朝寝坊したので急いで職場へ向かっているところだったといいます。
夜寝付けないのがいつものことなのかを確かめると、ここ最近はずっと寝つきが悪いといいます。

寝つきが悪い理由は本人には分かっていました。
ご主人の最近の女性関係が気になってそのことを問い正したときに喧嘩になったことがずっと後を引いていたのです。
ご主人との関係は表面的にうまく繕ってはきたものの、いいものではなかったことを本人は自覚していました。
ご主人とのすれ違いの原因の一つは、彼女がご主人に多くのことを強要してしまうことにあることも薄々感じていました。
しかしその感情を自分自身ではどうすることもできずにいたのです。
彼女はご主人が自分から離れていってしまうことを恐れていました。

彼女は自分のご主人に対する態度を、彼女の母親の態度に重ね合わせていました。
彼女の母親が、彼女の父親に対して全く同じような態度をとっていたことと照らし合わせて、自分も母親と同じ性格を引き継いでいることに嫌気が差していました。
彼女の両親の離婚の原因が母親の態度にあったと彼女は思っていて、母親を憎んでいました。
そして、そのような母親と自分自身とが、まったく同じ道を歩んでいるという現実を受け入れることができずにいました。



ここまでのストーリは、話の流れを合わせるために単純化したものです。
しかし、フィクションではありません。

上記までの例で”肩の痛み”の遠因は、ご主人が離れていってしまうのではないかという恐れ、彼女が抱えていた母親に対する感情、そして現実を受け入れられないという自分自身の状況にあることが伺えます。近因は右足の捻挫です。
これをレベル的にみると、身体構造、こころ、歴史、背景、真実、希望、愛情といった多くのレベルにおいて問題が生じていることが分かります。
これらのどのレベルにおいても、彼女はバランスを崩してしまっていたのです。


一つ一つ見ていくことにしましょう。


身体構造のレベルでは、”捻挫”という過去の外傷が体のバランスを崩して首・肩に負担をかけているといえます。
恐らくこの場合、捻挫に対するケア(治療)をきちんと行えば、簡単に肩の痛みはなくなるはずです。
ここまでのことは、ある程度広範囲な知識と経験のある治療家・医師の元では対処されるはずです。
しかし、これで完全に治るかどうかはしばらく様子をみる必要がありますし、捻挫の外傷に対するケアが万全であるにも拘らず肩の痛みが再発するようなら、他のレベルに視点を移してその問題点を考えてみなければなりません。
何故なら、捻挫という外傷の背後にはその他のレベルにおいての問題点が見え隠れしていて、その問題が解決されないままになっているからです

こころのレベルでは、彼女には精神的な葛藤があることが挙げられます。

歴史のレベルでは、両親の離婚という事実に対する彼女の心の整理がついていないことや、母親から譲り受けた性格、もっといえば過去生や先祖からの影響(これを一般的にはカルマなどというようです)が挙げられます。

背景のレベルでは、ご主人の女性問題と現在の夫婦関係が挙げられます。

真実のレベルでは、両親の離婚の原因が母親の態度にあったと思っている点で、実際にそのことが原因であるかどうかはこの時点での彼女にはまだ分からないはずで、真実を見ていないということが挙げられます。

希望のレベルでは、現在の夫婦関係の中に不安を抱いているため、希望を見い出すことができていないということが挙げられます。

愛情のレベルでは、ご主人に対する愛情の質、さらに、母親に対する愛情の課題が挙げられます。

彼女が抱いている感情は、内面の課題に対処しなければならないという彼女自身の潜在意識レベルからの声と顕在意識(自覚意識)との間での葛藤も生じさせています。

チャクラのレベルでは、家族という一つの枠組みの中で築きあげられる家族愛、集団愛などといいった第一チャクラにおける課題(これは別の機会にお話します)を抱えていることが挙げられます。



以上のようにザッと書き出してみましたが、こうして列挙した内容は、そのどれもが”肩の痛み”という表面的なサインの背後に隠された変革への扉です。
例に挙げた女性は、”肩の痛み”を通して変革の時期がきていることを告げられています
これは「全ての出来事には意味がある」というメッセージに当てはめてみると、この意味が分かるかと思います。

”痛み”は、何かしらのサインですので、まったく何の原因も無くして起こることはありません。
”痛み”というのは『変革、飛躍への扉』なのです
自分が今、どのような状況にあって、何処へ向かわなければいけないのかを”痛み”というサインが示しています。
”痛み”は、「今のあなたのままでいてはいけませんよ!」という潜在意識からのサインだと考えることは、より質の良い人生へステップアップするための価値ある選択です。
それを見極めるために上記に挙げたそれぞれのレベルについて検証してみる必要があるわけです。


(「痛みの真相2」に続きます)

※2006年4月26日 12レベルの内容を更新しました。





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Last updated  2008年09月15日 09時36分13秒
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