初診から5年経ちました。魔法の言葉『それでもなお』
初診から丸5年経ちました。
初診から一週間くらいは、病室(個室だった)やエレベーターの中で泣いてました。一人になると涙が止まらなくて。
あの頃の私へ、5年後の私から
「そこそこ元気です。出来ないことも不安もあるけれど、沢山の人に支えられて毎日過ごしてます」
ネガティブモードになると、
健康な人と同じ職場で働くことが苦しくなります。
みんなスイスイ出来ることを、必死でやって。余暇を楽しむ同僚が羨ましくなったり、
『健常者』の仕事を手伝うことが腑に落ちなかったり。
でも、でも『それでもなお』
いま「もう無理」だと白旗を揚げたら、もう元には戻れない。
今日出来ないって決めたら、明日は出来ない。
何故なら、LAMは進行性だから、病気を巻き戻すことは出来ない。
じゃあ、どうするか。
何が出来るか。
私の手元にあるカードは何か。
『出来ないラインを向こうに押してやろう』
出来る、出来ないの決定が、まだ自分の手のひらにあるな。と思ったら、いつか出来なくなるかもしれないけど、それはきっと今日じゃない。そう自分に言い聞かせて、5年間どうにか頑張ってきました。
私の愛読書【働く君に贈る25の言葉】の中の一節に
「それでもなお」という言葉が、
君を磨き上げてくれる
とあります。(ビジネス書なのですが万人向けの本です。)
この「それでもなお」は辛い時、苦しい時の『魔法の言葉』だと思っています。「それでもなお」を唱えた数だけ、何か出来たらいいな、何かしたいなという気持ちが湧いてくるのです。
5年前、私はLAMを告知されました。
病気はラパリムスのお陰で緩やかになっても、進行が止まるわけではありません。
副作用もなくなることはありません。
出張や研修は行けないので、仕事は限定的です。
それでもなお、私は「出来ることを頑張る」
それは、今日も明日も来年の今頃もきっとそうだと信じています。
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