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カテゴリ:思い出
子供の頃は福岡に住んでいたので夏休みになると毎年ブルートレインにはお世話になりました。
九州と首都圏間の寝台列車にはほとんど乗ったでしょう。(日豊本線経由の“富士”以外)“あさかぜ”“さくら”“はやぶさ”“みずほ”などなど。どれにもそれぞれ思い出があります。 小学校6年の時には初めて一人旅を経験して乗り合わせた大人たちに感心されたこともありました。 門司駅での機関車交換停車の時にはホームでうどんを買って同席した他のお客たちとワイワイ食べたっけ。 今思えばパサパサだった車内販売のハムサンドも、朝日を浴びている景色を眺めながら食べると最高の朝食に変身しました。 横浜のシュウマイ弁当に付いていた、ひょうたんの形をした陶器の醤油さしを捨てられずに何年もとっていたりもしたっけ。 東京駅を出発する時には、窓から見える帰宅ラッシュの山手線や東海道線を眺めながらちょっといい気分になったり。←やな餓鬼! 一番の思い出は18歳の3月。鹿児島発東京行き“はやぶさ”での出来事。 自分は博多から東京へ向かう時でした。列車に乗ると同じボックスに同世代の女性がいた。やたらホームの方を気にしてるので理由を聞いてみる。 彼女は鹿児島から東京へ向かっていた。高校の看護科を卒業して東京の大学病院に就職するのだが、一緒に行くはずだった友人が乗ってこない。たぶん付き合っている男と別れられないのだろう。でも切符は持っているのでどこかの駅から乗ってくるかもしれないから駅に停まるたびにホームへ出て友人を探しているのだと言う。 結局彼女の友人は乗ってこなかった。 東京へ着くまでに色々な話をしたなぁ。 自分の将来をまっすぐに見て走っている彼女とぐうたらな自分を比べて少し反省したなぁ。 ↓昭和48年ごろの写真です。終点博多駅到着直後の最後尾。 35mmポジフィルムを透過してデジカメマクロ接写。 昔写真の勉強をしていたので段ボールに未整理のネガやポジが沢山あります。 これを機会にフィルムスキャナーを買おうかと思ったけど、高いのでフィルムスキャンも可能なエプソンのGT-F500を楽天で買ったのだ。 ここにも過去の写真がそのうち登場するでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 1, 2005 01:32:32 PM
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