3月と4月のPonui島でのfieldtripではKiwiを約70羽捕獲したが、今回はその倍に近い120羽のSaddlebackの捕獲が目標。Mark & Recaptureの生存率、繁殖率調査法にはそれくらいの数が必要だ。地を歩く夜行性のKiwiの捕獲とはまったく違う捕獲方法。今回は飛ぶ鳥を捕まえるのでミストネットを使用。ミストネットについては以前
キャンパス内での鳥の個体識別バンド装着実習のところで紹介したが、実際に森の中で使用するといろいろと問題点や注意点を実感する。
幅2メートル、長さ10メートルほどのネットを張り、Saddlebackのコールを流すテープレコーダーとサドルバックの人形を置きおびき寄せる。ネットが見えにくいよう日陰を選び、なるべく高い位置へ張る。Saddlebackは好奇心が強く、ネットの準備にゴソゴソやっているとすぐに偵察にきている。オスメスのツガイ、若いオスのグループなど、常に2、3羽が様子をうかがいながら周りを飛んでいて、テープが流れるとすぐに、自分達の縄張りを荒らしにやってきたあやしい人形の鳥を確認するためか威嚇するために近くを飛び回る。その際ネットにあたりネットのポケットに落ちたところを捕獲するという具合だ。
暴れる鳥の羽や足がネットにからまると細かい網をとりのぞくのに非常に苦労する。貴重種なだけに傷つけてはいけないし、なるべくストレスをかけずに事を運びたいが、やはり最初はとても手間取ってしまった。
捕獲が無事できたら、計測とサンプリング。まずは鳥をすぐに袋にいれ袋ごと体重をはかる。その後袋から出し(このとき気を抜くと逃げられる)個体識別バンドを足に装着。プラスチックのカラーコンビネーションとメタルの番号を両足にそれぞれつける。
足のTarsus部の長さを計測。
羽の長さを計測。
後頭部から嘴先までの長さを計測。
Wattle(嘴横の赤いひだ)の縦横長さを左右計測。成熟した雄ほどWattleが大きい。
血液サンプリング。他にサンプリングするのは、計測中に必ず1度はかけられる糞と、抜け落ちる羽。
Saddlebackの他にも網にかかる。Fantail(写真)、Tui、Robin、Blackbird。
to be continued...
Last updated
2007.06.21 10:01:44