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今や「セカイの」と語られる蜷川氏も、40年ほど前は石橋蓮司らと小劇団を結成し、唐十郎の超難解な書き下ろしアングラ劇と 格闘していた人。テレビ系人気者と、アングラ系舞台とは水と油。メジャーとマイナー、棲み分けていました。その後、一転して商 業演劇へと進出し、東山紀之、二宮和也、松本潤といったジャニーズの面々を臆面なくキャスティング。そうして鍛えられた人気者 たちが、いきいきとテレビドラマで主役をはる。東日本大震災の影響で昨年は邦画の興業収入が全体的に落ち込み、目立った大ヒッ ト作はなかったが、それなりのヒットを記録したのが奥浩哉原作の同名マンガを実写化した映画『どうでしょう dvd』『GANTZ PERFECT ANSWER』の2作品だった。そんな時代がやってきた。脇を固める面々も大杉蓮、佐野史郎といったテレビでおなじみのあの人々もみな、アングラ舞台から育った、いぶし銀のような役者たちです。 映画版で主役の玄野計を演じたのは、相変わらず勢いが衰えないジャニーズの人気グループ嵐の二宮和也。準主役の加藤勝は、 今年のNHK大河ドラマ『平清盛』に主演している松山ケンイチ。生の舞台は怖い。観客の目が突き刺さる。やり直しが効かない。一回 性の勝負をかける場所。しかもアングラの代表?唐十郎の戯曲なんて、複雑で猥雑でストーリーは絡まり合い理解は超難しい。ほかに も吉高由里子、夏菜、山田孝之ら若手の実力派たちが出演している。テレビドラマは今、その意味で一つの黄金期、収穫期を迎えて いる、と言えるのではないでしょうか。その分、アイドルや人気タレントのイメージも破綻してしまう危険性をはらむ。ぎりぎりの 緊張感ゆえにまた、眠っている才能は目覚め、磨かれていく。4月に公開されたパート2『GANTZ PERFECT ANSWER』は公開前日に日本 テレビ系でオリジナルストーリーの『ANOTHER GANTZ』が放送され、興収は28億円を記録。これだけのヒット作なら当然だが、パート 3の製作が浮上していた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013年08月22日 16時53分38秒
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