|
全て
| カテゴリ未分類
| 龍馬伝カンレン
| 家メシと器
| やきもの屋のくらし
| 過去の文 修正再録♪
| 山に登る
| 陶芸関連
| 染と織
| 季節の花/木/風/光
| 京都・滋賀インサイド
| 旅 外メシ
カテゴリ:陶芸関連
この粘土の家 藁葺きの民家は 『多屋』とゆー ちょっと歴史的宗教的に意味のあるもんで 完成したらセツメーします うん これも一種の『祈りの造形』なんですね これが↑3年まえに取り組んでた祈りの造形 平たく云えば永源寺町のこどもたちとやってた仏像作り ぼくにはぼくなりの宗教観があるんやけど 日々の暮らしのなかで 祈る ってなかなか無いなぁ みなさんは 祈ってますか? まぁ 毎日一生懸命ベストを尽くして仕事すること それがぼくの『祈り』になってれば ええねんけど・・・ なーんちゃって♪ ↑カッコつけすぎ さて 粘土の家作り手順2 素焼したら・・・ 本体内部に発水剤を筆で塗る 発水剤は液体をはじく液 そこにスプーンですくった織部釉を掛ける あまった分は 粘土の家 の入り口からこぼす 屋根=蓋に噴霧してます 信楽の原料屋で買って来たヒイロ釉をかける ヒイロ=緋色 穴窯で焼いて薪の灰がかかって 発色するみたいな赤/オレンジが出る釉薬 これムカシ式殺虫剤用の噴霧器でやりはじめたけど とんでもなくシンドイし近所の木工の友だちとこ行って コンプレッサーとスプレーガンを借りて来た おかげでなんとかなりました♪ 本体は裏とか外側にアヤをつけるテードに噴霧 こんだけあります 190個分の粘土の家の屋根と本体=380 これを0・5粒米の灯油窯に窯詰め 30×35の棚板4枚組 高さ80 最高部100 はい点火 1時間後には500度 1000度までを3時間 1300まではさらに3時間 その温度を維持して2時間ひっぱる 終了まで全部で8時間 きのうは2時半点火で11時半終了 重い窯やったんでね ------------- これがウチの焚き方 いっつもこれでやる 夕方5時までに火がつけば午前1時には終了 翌日朝5時ころ700度になってる ドラフトは閉めないから 冷ますために ここでドラフトを閉める 覗き穴全部あけて冷たい空気を送り込んでやれば 1時間後には650度くらいまで冷める このとき窯の中もやきもんもまだ真っ赤です それでもユーキを持って 窯の扉を1センチ中が見えるくらいに開ける あとは1時間ごとに さらに30分ごとに細かく扉を開けていけば 500度なら5センチ開け400なら10センチ開け 300度切ったら20センチ200なら30せんち 昼前には窯出しして 次の窯を入れて また点火する このサイクルを続けられれば 生産性はあがる 価格を低く押さえられる 競争力がつく やきもの屋として生き延びていける 灯油窯の『カロリーの高さ』と『燃費の安さ』のおかげ ウチが使う土の『優秀さ』のおかげ この土は信楽かね利の古陶土 キロ¥55円 安い この冷まし方で20年やってきたけど ぜんぜん『冷めキレ』しない さすがにどこまでダイジョウブか試すために 700度のときにいきなり扉10センチ開けたら 扉ちかくの天井部にあった8寸の鉢は冷めキレしたけどね そんときでもそれだけ 小物はぜんぜんダイジョブでした さ 明日は 粘土の家の完成品を見せましょう♪ =========================== すんませんけど今日もまた ↓クリックしてもらえませんやろか お願いします 2位かな? 福岡 フラバニ強し! 札幌 橋本忍 強し! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年11月24日 10時02分07秒
コメント(0) | コメントを書く |
|