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テーマ:最近観た映画。(39236)
カテゴリ:ドラマ・映画・バラエティ・song
金曜の朝一のロードショーは、1000円という映画館があり、 ちょっと気になっていたこの映画を、見て来ました。 最近、ストレスが溜まっていたし、自分の事やりたくて行ったんだけど、 選択を間違えちゃったわ~。 ざっと知ってたんだけど、こんな映画とは・・・。 消して、解決する事のない重いテーマです。 オムニバス形式なのかな?と思ったけど、違いました。 ちゃんと話は繋がっていました。 でも、事件は繋がっているんだけど、 それぞれの人間の抱えている問題が、繋がっているわけではない。 国や人種、習慣や言語、貧富の差や思想等は、全く違うのだけど、 そこに「癒される愛があるのか!?」という点で、「ない!」 と言う事で繋がっているのかも知れない。 永遠に追い求めて、得る事ができない。でも、追い求めるメビウスの輪なのだ。 主演は、アメリカ人夫婦を演じた、ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット。 メキシコ人の叔母と甥を演じた、アドリアナ・バラザ、ガエル・ガルシア・ベルナル。 日本人親子を演じた、役所広司、菊地凛子。 私、ブラピは久しぶり。 随分、歳をとったな~。 でも、一時イヤだったブラピもいいかな~って思えた。 圧倒的にブラピが存在感を出すのかな?と思っていたら、 やっぱり、菊池凛子なのだ。 「この役は私にしかできない」と言っているけど、 まさにそうです。恐れ入りました。 それと、全く知らない人だったけど、 メキシコ人ベビーシッター役のアドリアナ・バラザも良かった。 菊池凛子演じる、チエコの衝撃シーンが話題になっていたけど、 それ程でもないよ。上手に隠してます。 それに、本人がお色気ムンムンではないし、色気あるかな~?そう思いました。 私は、日本人なので、アメリカ人夫婦が、離婚の危機を乗り越える為に、 子供をベビーシッターに子供を預け、モロッコに旅行に行くことも、 南アメリカに住む人が、どれだけ差別を受けて来たかという事も、 アフリカのテロの実態や、貧しさの度合い、銃の位置は、 あまり理解できる物ではありませんでした。 映画を見て、「そうだったんだ~、そうなんだ~」というぐらい、他所の事。 でも、やはり日本の事は違う。 明らかな嫌悪感と、危機感。 「なんだ!?日本が一番危ない国やん!」と思いました。 チエコのような少女・少年は、現実に沢山いるのです。 日本は、安全な国なんかじゃない!そう、強く思いました。 親として、本当に怖かった。 それにしても、チエコが刑事に渡した手紙・・・。 あれには、何て書いてあったんだろう? 刑事をいっぺんで、切なく、やるせない気持ちにさせた手紙。 気になるな~・・・。まさか・・・、ね~・・・。 それで、チエコの母は!? ・・・・・・。 バベルの塔は、 絶対に、チエコとヤスジロウの住む、タワーマンションだな~。 一番、病んでいる国に建っているんだな~。 もしかしたら、そこに住む人々一人一人の心の中にも、 バベルの塔が存在するのかも・・・。 なかなか、いろいろ考えさせられる映画だったけど、 アメリカ映画だから、アメリカ人の奥さんが助かって、 その子供たちも無事なんだろうな~と、予想できた事が残念だった。 見終わった後、無性に家に帰りたくて、 早く、息子に会いたくなった、そんな映画でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年05月11日 22時41分17秒
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