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   ぽと子の日記

ぽと子の日記

ウグイス嬢体験記:続

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続きです。

私がウグイス嬢をおこなったのは、田舎の町議会議員選挙戦。
田舎の土地柄、親戚や近所の付き合いが親密だったりします。
私のように、転勤族とは、その土地に対する愛着が違います。
長年暮らしている人達ばかりなので、当然といえば当然ですが。

そのため、応援する候補者は、親戚や地元(近所の人=日頃から何かと付き合いのある人)や会社関係、同級生などです。
もちろん、すべてがそういう人たちとは限りません。
ですが、「付き合いで」っていう票は多いんじゃないかと思います。

つまり、親戚が多かったら当選できるんじゃないの?って事なのですが、悲しいかなそんなこともありえるようです。

そして土地柄、選挙に関心が高いです。
投票率も高い方だと思います。

支持者でなくても、選挙カーが通れば、どこからでも手を振ってくれます。
いわゆる「ご声援」というものです。
これは、「貴方を応援しています。」というもの以外に「選挙運動、頑張って下さいね」の社交辞令みたいなものもあります。

それともう一つ、「お出迎え」と呼ばれるもの。
これは、遠くから聞こえた選挙カーに反応し、選挙カーが自宅を通る前に、自宅の玄関や門の前で待っていてくれることです。
ご声援と同じようで、ちょっと違う。
家の中からわざわざ外に出てきてくれる。
しかも待っていてくれる。
と言う点では、熱烈な支持者?という場合もありますが、顔見知りや社交辞令の激励もあるので、区別するのは難しいところです。

ウグイス嬢は、これらのご声援&お出迎えをしてくれた人に対して、速やかにお礼の言葉を述べなければなりません。
これが結構難しいです。

■基本のお礼

「ご声援ありがとうございます。」
「お出迎えありがとうございます。」
そのまんま、「ありがとうございます。」だけの時もあり。

■応用のお礼
 
「暖かい、ご声援ありがとうございます。」
「寒い中での、お出迎えありがとうございます。」 
「お車からの、ご声援ありがとうございます。」

と、いう感じになります。
ワンフレーズ付け加えなんですけどね。

まあ、初日は聞こえなかったようで、人も出てこないし、寒いから外にも人がいない状態だったので、あんまり、お礼を述べる感じじゃなかったんですけどね。

話しながら、そんな人達見つけられるの?って疑問ですが、車内にはマイクが2つ用意されているので、一人は、スピーカーのように話す専門。一人がお礼を述べる専門。となるのが基本だと思います。

私の乗った選挙カーの場合は、候補者がマイクを1本持っていたので、声援を言ってくれた人を見つけた人が、車内で聞こえなくても御礼を言う。
それにより、マイクを持った人が反応して、コメントを言っている途中でも、「ありがとうございました。」と言っていました。

休憩タイム。

座りっぱなし、喋りっぱなしは、さすがに辛い。
基本的に車の中では、いつ誰に見られるか分からないので、ドリンク1杯飲むタイミングを見つけるのも難しいです。
私の場合、こっそり隠れながら、下を向いて飲んでいましたが。

って事で、休憩タイムがありました。
トイレ休憩も兼ねているので、大体1時間~2時間おき位に10分~20分程度。
自由に利用できるトイレがある、公園での休憩が多かったです。
たまに、商店なども利用させてもらいました。

車のトランクには、毎日のようにチョコレート・柏餅・バナナ・ゆで卵・饅頭などの食料。
暖めたコーヒー・お茶、冷たいオレンジシュースやスポーツドリンクなどが沢山詰まれており、休憩のたびにそれらを食していました。

のど飴も欠かせませんでした。
この休憩タイムが、とっても幸せでした。

お昼。

昼間は、大体12時頃から。
出発した時と同じように、事務所近くになると、

■事務所へ戻った時

「(候補者)、午前の遊説より帰ってまいりました。
 事務所の皆様、留守中お世話になりました。」

的なことを話して、終了します。

この後は、楽しみな食事タイム。
お昼の休憩は大体1時間でした。
午後は長丁場なので、しっかり休憩を取ります。
そうそう、食事前にうがい薬でのうがいと、手洗いは欠かしませんでした。

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※コレはあくまで私の体験なので、地域によっては、選挙運動方法が違うかもしれませんので、ご注意を。 

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