<犬の十戒>
私は妊娠するまでトリマーの仕事をしていました。その前は普通のOLをしていたのですが、小さい頃から動物(特に犬)が好きで、いつか動物に携わる仕事が出来たらいいなーと思っており、ある時をきっかけに決心出来ました。それは、OLを続けて6年目の時、勇気を出して、トリミング学校の見学へ行った時のこと、その学校の理事長がすごく心に残る言葉を読まれ、その言葉に感銘し、トリマーになろうと決心しました。それはこんな言葉でした。私はこの言葉を聞いた時、本当に涙があふれてきました。動物を飼っている方は、このことを常に心にとめて、かわいい飼い犬、飼い猫たちと接してほしいと思います。ー犬の十戒ー1.私の一生は10年から15年くらいしかありません。 ほんのわずかな時間でもあなたと離れていることは辛いのです 私のことを買う(飼う)前にどうかそのことを考えて下さい。 2.「あなたが望んでいること」を理解できるようになるまで、私には時間が必要であることを分かってください。3.私を信頼して下さい...それだけで私は幸せです。 4.私を長時間叱ったり、罰だからといって閉じ込めたりしないで下さい あなたには仕事や楽しみがあるでしょう。友達だっているでしょう でも...私にはあなたしかいないのです。 5.時には私に話しかけて下さい。 たとえあなたの言葉そのものは分からなくても、私に話しかけているあなたの声で 理解しています。6.あなたが私のことをどんなふうに扱っているのか気付いてください。良いときも、そうでないときも私は決して忘れません。7.私を叩く前に思い出して下さい 私にはあなたの指の骨を簡単に噛み砕くことができる歯がありますが、私はあなたを噛まないように気持ちを静めている事を。 8.私のことを言うことをきかない、頑固だ、怠け者だなんて叱る前に私がそうなる原因が何かないかをあなた自身考えてみて下さい。 適切な食事をあげなかったのでは?・・太陽が 照りつける中に放置していたのかも?・・・心臓が年をとるにつれて弱っては いないだろうか?・・・などと9.私が年をとってもどうか世話をして下さい あなたも同じように年をとるのです。 10.最期の旅立ちの時には、そばにいて私を見送って下さい 「見ているのが辛いから」とか「私の居ないところで逝かせてあげて」なんて 言わないで欲しいのです 。あなたが側にいてくれるだけで、 私にはどんなことでも安らかに受け入れられます そして......どうか忘れないで下さい 私があなたを愛していることを。