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テーマ:韓国!(16895)
カテゴリ:韓国事情
先日、こんな本を読みました。
へえ!うそぉ!!韓国の生活 (あらら。画像がないのね。。。) 夫の赴任で4年間韓国で過ごした日本女性のエッセイ。よくある、「似てるようで違う韓国事情」という感じです。この手の本は、この数年間たーくさん読んだので(笑)、ほとんど知ってることが多かったんだけど、一箇所タイムリーな話題で気になったのは、「離婚率42.2パーセント!」というところ。1980年のデータなので、今はもっと増えてるのかしら。こちらの資料によると、2007年のデータで、1000人あたり2.5人で世界第三位(一位はロシア、二位はアメリカ)。日本は2.02人です。 注目したのは、離婚率そのものよりも、韓国で離婚すると「子どもはたいていは夫のほうで育てられるとのこと。なにしろ、お母さんと子どもの名字が違うから、お母さんが引き取っても戸籍上の問題が起こるとか」という部分。 そういえば、クムスンでも、義兄のお嫁さんソンランが、前夫との間にできた子を夫のもとに置いて出てきてましたね。そして、クムスン自身も、ジェヒとの再婚話が持ち上がったとき、嫁ぎ先の義父母にから息子のフィソンを置いていけと言われていました。怖いお義母さんに耐えかねたクムスン母がクムスンを夫の家に置いてきてしまったのも、とてもじゃないけど連れて出られない雰囲気だったのかもしれません。 夫(子どもの父親)が健在なソンラン夫婦の場合はともかく、クムスン母やクムスンのように、夫がすでに他界してしまっていても、子どもはあくまで「夫の家」で育てるものというのが、日本人としてはちょっとピンとこないものがありました。それだけ「家」「名前」が大事ってことなんでしょうね。 あの温厚だったクムスンの義父が、「フィソンのために、名字をノからク(ジェヒの名字)に変えようと思う」っていう発言を聞いた途端、烈火のごとく怒り出したところからも、それは感じられましたが。 そもそも、お母さんと子どもの名字が違う(結婚しても、妻は夫の戸籍には入らない)っていうことからして、日本とずいぶん違うのですよね。 以前、冬ソナで、カン・ジュンサンのお母さんがカン・ミヒって、フツーじゃん!って思ったけど、後から何かの本で、「お母さんと名字が同じということは、お父さんのいない子だってことがみんなにわかってしまう、だからチュンサンは辛い子ども時代を過ごしたのだ」ということを知って、そうだったんだ~と思いましたっけ。 そんな諸々の事情もあって、日本よりも韓国の方がシングルマザーに対する風当たりは相当強いのかもしれません。 ソンランがバツイチだったことも、そんなに怒ることなのか、息子の再婚相手がバツイチで子持ちだったらそんなに悪いことなのか。この辺も、ちょっと日本人的な常識では考えられないほどの大問題になっていたし。 そんな事情も垣間見られたのも、興味深かったです>クムスン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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