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happy harmony

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Free FreeHand organizationより抄訳

◆アンクル・サムより(ページ左下)◆

他社の製品をしのぐものを生み出すことができないからといって、企業がその製品を買収し、埋もれさせることはわれわれの社会に害悪をなす行為にほかならない。その行為は非倫理的であるだけでなく、企業の利益という大義名分のもとにこの国の進歩を妨害する行為である。


◆FreeHandとは?◆

FreeHandとは、おそらくこれまで作られたベクターイメージを編集する描画アプリケーションのなかでもっともすぐれたものである。いまだFreeHandを用いて日々の仕事にいそしんでいるデザイナーたちにとっては、これはまぎれもない真実である。それにもかかわらず、ライバル会社(競争相手)は、世界中のデザイナーたちから将来にわたって確実に莫大な利益を引き出せるこの有望な市場を完全にコントロールしようと望み、FreeHandは買収され、その一連の駆け引きのなかで葬り去られた。可能な限り端的に言えば、これこそが実際起こったことなのである。さしあたり、弁護士はわれわれに直接的な告発を避けさせてきたが、われわれが誰のことを指して言っているのかは想像に難くない。しかしながら、もし、あなたが興味をそそられたなら、ここをクリックすれば、もっとFreeHandについてくわしく読むことができる(※リンク先は未訳です)。


◆FreeHandはいまだ機能している◆

われわれの知る限りでは、FreeHandは Windows Vista 、Windows 7においても快適に使える。しかし、Mac OS X 10.6にFreeHandをインストールした際は、「FreeHandはまだ動くのだろうか?」という疑念がわれわれみんなのあたまをよぎった。おそらく動かないだろう、という噂が流れていたのである。さいわいSnow Leopardにおいても(最初にRosettaをインストールしておけば、あるいはこのAdobeの回避策にしたがえばおそらく)、FreeHandは機能することがわかって、われわれは胸をなでおろした。しかし、この体験によって、われわれがすでに崖っぷちにいるということを、すなわち、次世代のOSではFreeHandは動かなくなるであろうということを思い知らされた。

FreeHandがデザインのためのアプリケーションのなかで、もっともパワフルかつ万能なツールのひとつであり続けることはわれわれにとって大きな喜びである。WindowsおよびMacにおいて、FreeHandのバージョン11.0.2を使っていると、いくつかのバグが生じる。それは複雑な回避策を必要とするものである。たとえば、次のようなものが含まれる。

・PDFの出力が、オーバープリントカラー、すなわち断ち切り図版に対応していない。
・グラデーションがしばしば破綻する。EPSファイルに出力すると、グラデーションに白い線が入ってしまう。PDFファイルに出力すると、端の部分までグラデーションがきちんと入らないことがある。
・フォントが正しく印刷されないことがしばしばある。
・Intel Macでは、FreeHandがそもそも動かない。


◆われわれが掲げる目標◆

われわれはFreeHandに将来を与えてほしいのである。それはわれわれが今後もFreeHandで仕事をしたいと熱望しているからだけではない。われわれは過去にFreeHandでつくった膨大なファイルを抱えているのであり、いつなんどきそれにアクセスする必要があるかわからないのだ(そう、FreeHandのファイルをIllustratorで開くと、めちゃくちゃな状態に変換される)。われわれの願いはただひとつである。今日までFreeHandを使い続けているユーザーのために(Illustratorは使いたくない、その理由をあげればほんとうにきりがない)、今後もこのアプリケーションを使い続けていけるよう、最新の状態にし、維持していくことである。すなわち、発見されているバグを修正し、最新のオペレーション・システムでFreeHandが機能するようにしていくことだ。それは、決して多くを求めすぎているとは言えないと思う。


われわれが資金をどの程度積み上げることができるか、またFreeHandのソフトウェアコードと関連する親コードを所有している某企業からどの程度の協力を得ることができるかによって、幾通りかやりようがある。下記に示したような選択肢が俎上に載せられることになるだろう。

アップグレードはオーナーにより、ライセンスごとのアップグレード料と等価のものとして現在のユーザーに提供される。

オーナーがFreeHandのコードやライセンスを合意に基づいた価格で開放し、アプリケーションの維持やさらなる開発をオープンソース・コミュニティ(※オープンソース=ソフトウエアのソースコードをインターネットなどで公開し、誰もが改良や機能追加、再配布できるようにすること。)に委ねる。

資金を十分に積み上げることができれば、法的救済に訴えることも有効な選択肢である。オーナーはコードや権利などをすべて手放すか、あるいはアップデートをするか、どちらかを選ばざるえなくなるからだ。これを独占禁止に基づく集団訴訟と呼ぶ。


ありがとう!
メンバーとして登録してくださったすべてのFreeHandサポーターの方々に心から感謝をささげる。われわれは懸命にリサーチし、さらなる努力をおしまないので、どうかみなさんにも思いつく限りのあらゆる方法でわれわれを後押ししていただきたい。法律事務所や代議士などと同様に、われわれの活動に支援やアドバイスを期待できる組織や代理人(たとえばELECTRIC FRONTIER FOUNDATIONなどのような)に公私でコネクションがあれば、ぜひコンタクトをとってほしい。また、左側にあるボタンを押して、このページを読み進めていってほしい。われわれは目標を達成するためにできるだけ多くの人とできるだけはやくメンバーシップを築きあげていかなくてはならない。たとえFreeHandを使ってはおらず、われわれが提起している問題自体にそれほど注意を払っていない人たちであっても、大きな視点でみたときに、この問題が彼ら自身にも少なからず影響を与えずにはおかないということを理解してくれるだろう。


あらゆる場面において、もしこのような行為を容認し、利益優先の企業の決定がわれわれ個人の生活にいかに衝撃を及ぼすかということに無関心でいるなら、結局われわれすべてが被害を被ることになる。それをあらわす端的な事実がある。車のシートベルトが導入される以前、アメリカの自動車産業界は安全規則の導入に激しく反対しているのである。シートベルトの導入は人々に車を危険なものと感じさせて、ひいては自動車の売り上げに悪影響をもたらすという理由で。最善を尽くして戦い続けよう、FreeHanders!



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