心の泉～幸福への河

●交サドンデス

この日、小樽のタクシー会社が一社破綻した。 昼頃には、この会社の営業車が忽然と姿を消したのだ。金曜日の忙しい日にどうしたのだろうか。 思い出してみれば、うちの会社から●交へと移籍した運転手さんと話をしたとき、給料を二回に分けて払うと言われたそうだ。 この時点で●交の信用不安は加速度的に広がっていったのかもしれない。 それにしても●交はどうしたのだろう？ ５年前私が初めてタクシーに乗務した頃は、私の車をパスして後の●交の車に乗って行かれることがしょっちゅうだったのに。 あの時は本当にくやしい思いをしたし、それと同時に羨ましくもあったものだが。 その一方で、「●交の車は随分荒い運転をするなぁ」とも思ったものだった。 寿司屋通りのところで他のタクシードライバーと話をしていたかと思えば、タイヤを鳴らしながら猛然とUターンしていったのもいたし、極めつけは小樽一の急坂、旧石山中学の坂を下りながら私の営業車を追い越して行ったドライバーまでいたのであった！それもお客様を乗せながら。 私の営業車には警察の方が乗っていたのだが、二人揃って開いた口がふさがらなかったのを今でも覚えている。「随分とまあ血の気の多いやっちゃなあ。」 もちろんすべてのドライバーがそうだとは思わないが、私はこの時以来●交の車をみると思わずハンドルとブレーキを構えるようになったのであった。〈終>

13日の日記

もっと早くやっておけばよかった・・・。 今日やっと楽天ブログ更新メールに登録して、ケータイもソニエリのスピードメーラー機種に替えたのだ。 流石は進化したスピードメーラーだ。ケータイメールは時間がかかりすぎて苦手だった私でもかなりの速さで入力出来る! しかしそれにしても、今まであまりにもブログに穴を空けてしまったものだ。 更新メール登録も機種変更も、もっと早くやっておけばよかったな。 だけど、ブログは閉じなくてよかった。 これだけは間違いなく言えるから、前向きに考えて行こう。

駆け込み追い書き終了！

5月はぽかぽかと陽気が良くて、花も芽吹く季節。だからこそあちこちへとドライブへ出かけて写真を撮って来たのだが、肝心の写真をブログにアップしないまま6月の末を迎えてしまった。圧縮作業を面倒がっていたためだが、更新期限まで後一時間という時、尻に火がついて作業を開始したのだった。一回更新してしまえば後はゆっくり編集できるのをすっかり忘れていた。今5月のブログを見ればそっけない内容のものがあると思うが、編集前の駆け込み更新ブログなのであしからず。早いうちに編集して再度アップしますのでご了承くださいませ。

ボルボタクシーの夢を再び

戸田記念墓地公園

鵡川・静内花めぐり２日目

いよいよ５月日記の追い書きリミットが近づいてきたのでまずは写真のみ。後は編集しなおします。この日は妻の要望もあって、静内まで足を伸ばしてみました。静内では桜祭りの真っ最中。二十間道路の桜はまだ三分咲きでしたが、お祭りの屋台も出てにぎわっておりました。桜並木もさることながら、どこまでも続く馬牧場の風景、スケールの大きさに圧倒されたものです。こちらは天皇家の御料亭、静内龍雲閣です。明治時代に建てられた風格ある館で、桜祭りの時だけご開帳されています。もともとこのあたりは軍馬を育てるための国営馬牧場で、皇族の皆様もよく視察に来ていたようです。うちの息子は中に入らず、外の玉砂利で遊んでいました。龍雲閣とは対照的に、旧牧場事務所は荒れていました。これも由緒・風格あふれる建物なのですが・・・・。桜祭りの会場で観光ガイドをもらったのだけれど、パンフレットには「新ひだか町」の名前が大きく表示されていた。これというのも隣の三石町と合併したからなのだが、私にはやっぱりどうもしっくり来ない。静内は静内、三石は三石という思いが私にはあるからだ。あと数十年後には地域のアイデンティティも風化していきかねないから、古い地図は後生大事に取っておかねばならない。

鵡川・静内花めぐり

大型連休も後半に差し掛かって、３連休ができたので久々に小樽から足を伸ばしてみました。今回は広大なタンポポ公園のある、むかわ町に行って来ました。うちの息子も今は１歳７ヶ月。広大な河川敷を走り回ってました。満開にはちょっと早かったようです。タンポポ公園で遊んだ後は、一路鵡川沿いに上流の旧穂別町へ。穂別開拓の歴史が詰まった資料館になってました。中には昔の生活用具・農具がいっぱい展示されています。鵡川はどんぶらこと流れていました。こういう流れを見るとなぜか心が洗われていく様な感じがしてきます。・・・・それにしても、平成の大合併という奴はつくづく罪作りだ。旧鵡川町と旧穂別町、どちらにも固有の歴史、文化があるのにそれを全部一緒くたにしてしまう。１０年後には現むかわ町の中でも、人とカネが集まる地域だけが栄えて後は衰退して行くのだろうかと思うと胸が痛む。次の世代の頃には、鵡川と穂別がそれぞれに持っていたアイデンティティは否定されていくのだろうか？そんなことのないように、今の大人世代の努力があることを望まずにはいられない。

ザ・モグラたたき～悪質トラックバックとの闘い！

最近久々にブログを更新すると、アクセスカウンターが一気に跳ね上がりコメントも増えてたいへんうれしいことが続いています。ご訪問された皆様、コメントをしていただいた皆様、どうもありがとうございます。その一方で、新たな問題も急浮上！出会い系・エロトラバの連続アップであります。私としてはこういうのを残しておくと、ご訪問された皆様に不快感を残すと思い、見つけ次第即刻削除しています。だけれどもこの日のエロトラバはしつこかった！管理画面で消去してから自分のページを確認するとおんなじ相手からのトラバが再びアップされていたのだった。「消す→再びアップ→再び消す」これを３回から５回も繰り返してやっと消えたものだ。この手の問題に悩んでいるのは私だけじゃないと思う。アクセス数の多いブロガーの方は、もっと大変なのだろうな。ブロガーによっては、悪質トラバ以上に荒らしの問題が大きいのだろうなとも思った。そう考えると、私の悩みなどまだちっぽけなのかもしれない。荒らしの類は、実際にはまだ来ていないのだし。私の場合、荒らしのコメントがもし来ようものなら、同様に即刻削除するだろう。第一、ブログの趣旨に反するから。幸せを感じていただくため、心豊かになっていただくためのブログだもの。

追い書きのお知らせ

いつも「心の泉～幸福への河」をご覧の皆様、ご訪問ありがとうございます。久々に開店休業状態を脱して、記事のアップを継続していってるところであります。そんな中、書きそびれてしまったけれどやっぱりアップしたいこと、更新しましたのでお知らせします。2007.1.1「妻の実家にて」2007.1.2「新年早々１６文キック」です。今後は追い書きをすることがあればこのようにおしらせしていこうと思いますので、今後ともよろしくお願いします。等々力たくみ

思えばずいぶん穴を開けたものだ。

皆様、あけましておめでとうございます。といっても今日は１月７日。七草の節句も終わろうとしている・・・・。久々に自分のブログのページを開いたら、去年の９月４日以来更新していなかったんだな。思えばその間にも、いろんなことがあったっけ。１０月１１日に息子は１歳の誕生日を迎え、１０月３０日にはクルマを買い替え、１１月には義理の姉を訪ねて小樽から月形までドライブし、その日の帰りに道東で大竜巻が発生したニュースを聞いたことなど、ありとあらゆる思い出がこの間にも私の前を通り過ぎていったものだ。ブログって追い書きができるとはいえ、継続しようとする気が途絶えるとなかなか続かない。今日もFMおたるのラジオ番組「松尾先生の面白１００点倶楽部」でもこんな話をしていたな。「新年の抱負を抱いても、なかなか継続することって難しいですね。継続するには勢いが必要だし、勢いを得るには継続が必要だからね。」・・・・・これを聞いて私トドロキ、自分に足りなかったのは継続なのだなと思った。今思い出してみればこの前のブログ更新の時も、わずか２日で継続が途絶えたからだ。小樽の街角の写真を撮るのにしても、観光力を磨くのにしても、意志を保ち続けることができなかったから今は足踏み状態なのだ。我ながらハズカシイけど。まず、小さなアクションを毎日少しずつ重ねることで、継続した証を積み重ねていこう。松尾先生も一日１０分、１５分でもいいから継続してみようと言っていたし。ブログも気乗りしない時はただ一言、「今日はどうも気分が乗らないからまた明日。」そう書いただけでも、毎日書かさず更新すれば日記更新日の割合は上がっていくものなのだしね。

妻の実家にて

この日は午前様勤務が明けて妻の実家に直行。妻と息子は大晦日のうちに実家入りしていたのだ。この日は実家恒例の元旦新年会。義父は本家の長男だから、義姉の家族以外にも多くの親戚が集まるのだった。この日に来たのは、義理のおじさん２人とその一家。そして義理のおばさんとその娘さんたち。合わせて何人来たのか忘れてしまったぐらい大勢あつまったのだが、私は義母の顔が段々疲れていくのを見逃さなかった。妻いわく、「お母さん、今年こそはこういうのやめたいねっていってたんだよね。」思えば義母はお姑さん（私の義祖母）と同居していたんだ。義祖母が健在だったときは、盆・正月といえば一族が一堂に会するのは恒例行事だったのだが、そのつどおさんどんをしていたのは他でもない義母だったのだ。無論、他のおばさん方も手伝ってはいたのだけれど、いろんな人の目だとか口出しとかを意識していて心労がたまっていたようだった。さらには五十肩を患ってしまい、ますますおさんどんがしにくくなっているから疲れも倍増していることだろう。それなのに私ったら・・・・・・・。義父や義兄と楽しく美酒に酔いしれ、談笑しているだけだったのだった。これって男性と女性の意識の差!?妻も息子にまとわりつかれながら、いっしょうけんめいおさんどんのお手伝いをしていた。それなのに私ったら・・・・・・・。お母さんのぼやき、すべては楽しい宴の後に妻から聞いたのだった。来年こそはお母さん、楽になるといいな。おばあちゃんは家族の絆という財産を残して極楽へといったけど、今までいろいろ大変だったお母さん、静かなひとときを送ることができますように。

長い長いトンネルを抜けて～原点回帰へ！

ここ丸々二ヶ月も、ブログ更新から遠ざかってしまった。今思えば、私はこのブログで皆さんに何を伝えたいのか、これほどまでに迷走したことはなかったのだった。「理不尽な形で人命が失われる」ニュースが次々私の目と耳から入ってきて、それに対する怒りの感情がコンスタントにわきあがってきたものだが、それを感情的に書いてもいいのかという迷いが私にのしかかっていたのだった。その怒りをストレートに書いても、タイトルにこめた想い・初心から大きく逸脱してしまう・・・・・。その怒りをしたためた裏ブログでも書こうかな。とも思ったけど、書いた後に読み返すのがこわくてできなかった。そんな心の迷走にピリオドを打つきっかけになったのは、読書。読書を通して、怒りの感情から自由になることができたような気がした。自分の感情に逆らって、勝手な義務感にかられて無理をする必要がないと思うことができた。幸せなことがあった。楽しいことがあった。いい話を聞いて、試してみたら上手くいった。・・・・・そういう話をブログに書いて、幸せをみんなと分かち合いたい。これからは、そんな想いが湧き上がった時に更新しよう。

休日に見た米兵たち

この日は家族三人そろって、ウイングベイ小樽にてお買い物。この日もウイングベイには、米兵と思しき人々がたくさん歩いていたのだが、初日とは打って変わって、私服で歩いていたのだった。この光景を見ていると、初日の軍服姿のほうがむしろ安心できたな。この日は特に、親善行事もなければ見学会もない普通のなか日だったから、小樽の街は特に何の変哲もない様に思えた。・・・・・だけれども、ポスフール3階にある｢海の見えるベビーサロン」から見たキティホークはやっぱり異様!!キティホークのために、はるか彼方まで見渡せる自慢のオーシャンビューが全くといっていいほど見えなかったんだから。私が結婚式を挙げたヒルトン小樽にも、オーシャンビューを売り物にするシーサイドブッフェとか、グリルレストランとかがあるけれど、この日にデートとか宿泊でここを訪れた人たち、がっかりしていなければいいけどなぁと思ったトドロキであった。

34歳になりました。

この日は通常勤務の日。誕生日のお祝いは前日妻がしてくれた。プレゼントにもらったのはベージュのブルゾン。ポスフール(北海道の旧サティ店）の特売キャンペーンで買ったものだ。誕生日プレゼントも特売で!?と思うかもしれないが、手取り15万で3人家族が暮らしているのだから無理も贅沢もしたくはない。むしろ分相応の楽しみだ。妻と過ごす２回目の誕生日だが、今年は子どもが生まれてはじめて迎えたのだった。久々に自分の食べたかったトンカツを食べて過ごし、帰ってからロールケーキに舌鼓。普通の買い物にちょっと色を加えた誕生会だったが、日常の中のささやかな贅沢もまたたのし。日付変わって12日当日は、一人で街を流す一日。あったかい。これはヒマだと思ったが案の定だ。それになぜか眠い。何回かヒヤリ・ハットの運転ミスが出た。誕生日だっていうのに、今日はツキが悪いな。こういうときは客待ちに入ろう。まずは事故に遭わないことが第一だ。まさに忍の一字。乗ってきたお客様も近いところばかり。売上も伸びないけれどガマンガマン。夜、食事を取るために家に帰ると、息子の笑顔がお出迎え。しばしの休憩の後、仕事に向かおうとすると息子が私のほうをじっと見て服のすそをつかんでいた。「パパ、行かないで。」そういっているように見えたが、今日は夜中の3時まで帰れない。それからの仕事はますます長く感じたものだ。やっと長い勤務を終えて玄関のドアを開けると、息子の寝言が聞こえ、ママが息子を抱いて出てきた。深夜のミルクだ。ただいまの時に息子が起きていることはめったにない。それだけでも、ツイてると思えた一日であった。

あなたの街にも米軍が・・・・小樽市のバアイは？

昨日のＴＢＳラジオ『アクセス』で、岩国住民投票についてバトルトークが行われていたのだが、米軍基地移転容認派の意見の一つに、「岩国がだめだったら、どこかが米軍を受け入れなければならないのだよ。」というのがあったが、司会者の方に、「そうは言っても、あなたの街に米軍基地を移転しますといったら素直に来てくださいといえますか？」とたたみ返されてしどろもどろになっていたのがいた。情けない！賛成なら賛成で首尾一貫、自説を通せばかっこよかったのに。そんなことを言っているトドロキはどうなのかって？そりゃあ自分の街に米軍が来るとなったら反対し続けるよ。だって米軍と小樽は全くの無関係じゃないんだもの。今から９年前(1997年)の9月5日に、アメリカの超大型空母「インディペンデンス｣が小樽港に来たんだけど、市の幹部も市民も親善目的という米軍側の建前をうのみにしてたせいか、小樽の人口の２倍以上にあたる36万人もの人々が見物に来たものさ。トドロキは札幌に向かう高速バスの中からインディペンデンスを拝ませてもらったけど、マイカル小樽(現ウイングベイ小樽)をも威圧するような存在感、はっきり言って異様だったな。・・・・・・異様な光景はそれだけじゃなかった。札幌から帰ってきてマイカル小樽に寄ったんだけど、米兵が多数闊歩し、地元の女の子たちがナンパしたりされたりしていたのだった！その話を彼女(今は妻）にしたら、「米兵をおっかないと思わないなんて信じられない」とのたもうた。やっぱり彼らは軍人。明日の命もわからぬ人たちだから、やけくそになって犯罪に走る気持ちにもなりえるのだ。だからこそ米兵の犯罪はやまないのだとトドロキは思う。特に海兵隊にいたっては、殴りこみ部隊だからいの一番に戦死するリスクを負っている。だから超攻撃的にならないとサバイバルできないので、そういう人間になるよう精神構造から作り変える訓練を受けるそうだ。ゆえに、この小樽において米兵と接するのとロシア人船員と接するのとは次元が違うのである。ロシア人の中にはマフィアもいるかもしれないが、おっかない米兵に会う確率の方が高いと思っている。タクシー運転手になった今となっては、米兵を乗せるほうがはるかに怖いとさえ思う。小泉首相のお膝元でも米兵による強盗殺人事件があったばかりじゃないか!!くどいようだけど、くりかえし言わないと誰も触れたがらないから。他のどこでも米軍基地の移転を拒否されたら？そのときは小樽に白羽の矢が立つこともありえなくはないかも。中国、ロシア、北朝鮮に対して同時ににらみを利かせることが出来るから。それに今の小樽港は、荷物を石狩湾新港や苫小牧港に取られて仕事がどんどん減ってきているから、それにつけ込んで「基地移転による地域振興・雇用確保」というアメをちらつかされることも十分考えられるのでは？とにかく、このことに鈍感である間に、気がついたら基地ができていたということのない様アンテナを張り続けていこうと思った私トドロキであった。

あなたの街にも米軍が・・・岩国住民投票に想う

米軍厚木基地からの米空母艦載機移転の是非を問う、山口県岩国市の住民投票が12日に行われたが、結果は投票率５８％で投票が成立し、投票者の約９割が反対という結果になった。小樽市民のわたしが言うのもなんだが、その話をラジオで聞いて快哉を叫んだものだ。国と地元の受け入れ推進派の言い分、裏を取ってみると到底容認できるものではないのであった。基地を増強するにあたっては、防衛施設庁が仲立ちになって行うわけだが、そもそもこの岩国基地拡張工事の官製談合で264億円もの公金がむだ遣いされたのだ。このことは赤旗日曜版の3月12日号に書いてあるぞ。共産党の市田書記局長はこうのたもうた。「このお金は、結局防衛施設庁の天下りを確保するために使われた。国の防衛どころか高級官僚の退職後の生活防衛のために、国民の税金が使われた。」と。なるほど。前から国家予算が米軍基地の増強のために使われ、それを「思いやり予算」と指摘されてたのは知ってたけど、それで甘い汁を吸ってたのは米軍だけじゃなかったんだ。日本の防衛施設庁の役人も、そこから仕事をもらうゼネコンも、みーんなグルになって甘い汁を吸ってたんだな。おっと、ゼネコンから献金をもらってる代議士先生のことを忘れてた。結局政治家までグルになって、利権の甘い汁にあずかってるってわけだ。目を岩国と沖縄に向けてみよう。そこには戦闘機の爆音が響くのは日常茶飯事。米軍が起こす戦闘機の墜落事故。米兵の犯罪によって市民が犠牲になりながら、日本の手で裁けない現実。沖縄でも、さらに言えば小泉さんの地元の横須賀でも、現に犠牲者が出てるじゃないか。赤旗日曜版の3月5日号では、生後３ヶ月の赤ん坊がいる主婦が、子どもを主人公にしたマンガで住民投票に行こうと呼びかけたのだ。「ボクたちの未来におおきなきちはいらない　でもボクまだ『とうひょう』にいけないの　だからおねがい　ボクのかわりにハンタイのとうひょうしてね」子どもの幸せを願う母の切なる思いがこもっている。実際この主婦は、爆音が響く病院で出産したそうだ。それに何より、戦争を準備している基地が身近にあることに恐怖を感じたと語っているのである。私トドロキ、５ヶ月の赤ん坊の父として同情を禁じえない。だが私の町には基地がないから、共感しきることはできないのだ。情によって、わずかに橋がかけられるだけ。それでも、その情を大事にし、想像力をもって基地の町の大変さをわかろうとする心だけは忘れまいと想う今日この頃なのだ。

みなさん、お元気ですか～？

今思い出してみれば、ここ１ヶ月まるまるブログから遠ざかっていました。自分で更新しなかったばかりか、楽天広場の他の皆様のブログも見ていなかったのでした。こうして久々に記事をアップしていると、何で２月は更新できなかったんだろう？という思いが頭のなかをぐるぐるしていますね。思い当たることといえば、１月下旬に書いた記事の内容が、他者を批判する行き過ぎた文面、言い回しがあったなと思って後から読み返したら恥ずかしくなったというのがあります。それから今までの間に「このことについて書きたい」と思ったことは数多くありましたが、パソコンに向かうと書く手が止まってしまい、自分のブログすら読み返せない日々が続いたものです。何だか文面に、「痛烈な皮肉」みたいなものがちりばめられて、日記のタイトルと方向がずれてきているなと思っていました。それでしばらく日記から遠ざかっていましたが、「それでもやっぱりこのことについてはこう言いたい」というものがいっぱいたまってきていました。大変穴を開けてしまいましたが、今日から復活です。２月にあったことについては、「ザ・追い書き」シリーズとして書いていきますので、これからもよろしくお願いします。

大変お久しぶりです。

久々に、わたしのブログを見ました。カレンダーを見たら、実に19日もの空白があって、自分でも「ずいぶん穴を開けてしまったな。」と思ったものです。更新が大変滞っていたにもかかわらず、くりかえしご訪問していただいた方には大変感謝しています。どうもありがとうございます。思えばこの時期、臨時の深夜勤務が相次いでいました。その勤務明けにお得意先回りをして粗品を配っていたので疲労が蓄積し、家にいたときは寝ていたことが多かったのです。その間にも、思ったことはいろいろ。追い書きという形で、順次アップしていきます。

ハンドルネームの由来

今日は私のハンドルネーム「等々力たくみ」の由来についてのお話を一つ。私トドロキは、今年の６月頭に初めて携帯兼用のホムペを作ったのですが、その頃は3度の飯より車が好きだったのです。それはもう、いろいろな車の試乗会に行っては車を乗り回したり、さらにはレンタカーをわざわざ借りて（マイカーもちゃんとあるのに）あちこちドライブに行ったものでした。だからそのときのハンドルネームの苗字は「轟」でした。その車好きが高じて私はタクシードライバーになったのですが、タクシーはよく「タク」と略されます。だからハンドルネームの下の名前はもちろん「タク」のつく名前をと思っていろいろ考えました。「拓哉」「卓司」・・・・と考えて最後に「拓海」「拓未」となり、最終的には、西村知美さんの夫で、元CHA-CHAの西尾拓美さんの名にあやかって「拓美」としました。もともと西村知美さんのファンだったこともあり、不妊を乗り越えて長女を出産した話に感動していたこともあったので。めでたくハンドルネームも「轟　拓美」に決まってホムペを工事したのはいいけれど、字数、写真の容量、ホムペのレイアウトなどが私の理想とちがっていたので、ブログ形式で作ったほうがいいと思ってこの形に移行しました。そこでハンドルネームもリニューアル。車一辺倒のイメージがある「轟」を興味・関心の幅がより多彩なイメージのある「等々力」に、「拓美」の名も、「巧」「匠」などの意味すべてが好きなので、どうとでも漢字を当てられるようにあえて「たくみ」としました。こうして今のブログができ、今に至っています。いつもご訪問くださるリンクいただいた皆様や、リピーターの皆様には大変感謝しています。どうもありがとうございます。携帯兼用のホムペは、ブログへと統廃合する形にしたので更新されていませんが、抹消せず残しています。さしずめ、統廃合した校舎を解体せずに残しているような感じです。

他愛のない話

今日の1時過ぎに自分のブログにアクセスしたら、アクセスカウンターが２９４２になっていた。やったね！これは自分で踏んでしまったのだけど、この数字は車を買ったときの希望ナンバーの候補の一つでもあるのだ。だって、福呼ぶと呼ぶことができるんだもの。楽天さんでは1000アクセスとか、3000アクセスとかした時にメールで通知をしてくれる。もちろんそういうキリ番も記念の数字ではあるけれど、トドロキの場合、４９７６（良くなる）も立派な意味を持つのだ。愛車に希望ナンバーをつけた方ならお分かりかもしれませんね。そのキリ番を踏んでくれたときは、うれしく感じたりしませんか？

カテゴリ名変更のお知らせ

今日をもって、カテゴリ「私の愛読書から」は「心に栄養補給・・・・もっと光を!!」に変更しました。最近、ブログ作成やネット・ブログサーフィンにかまけて本を読む時間がじっくり取れなかったというのもあってか、このカテゴリには一つしか記事がありませんでした。それだけではなく、私が心に栄養補給をするためのソースは本だけではなく、雑誌、ラジオ、講演会、尊敬できる人とのお話、音楽など様々なので、幅広く書いて行こうと思います。変更後の記事第一号は、ドラマ「ヤンキー母校に帰る」のモデルになった、義家弘介先生のラジオ番組「義家弘介の夢は逃げて行かない」を聴いたことです。10月16日にさかのぼってアップします。

子どもの名前、決まりました。

この日は、出生届けを出しに、市役所へ行きました。ちょうどこの日は息子にとって、生後一週目。退院するまでは仕事と息子の体調が気になってのびのびになっていましたけど、いつまでも名前の登録を先送りしたくなかったから、思い切って「天馬」と名づけて届けを出しました！この名前に決めるときには両親から、「本当に天馬でいいの？」と言われて一瞬迷いましたけど、この名前にはこんな意味がこめられています。・「天高く、馬肥ゆる秋に生まれた子」；大地のめぐみと実りの恩恵にあずかって、健やかに育ちますように。・「躍動感にあふれ、天に羽ばたくごきげんな子に育ちますように。」　；妻が妊娠中に、東ちづるさんの絵本「マリアンナとパルーシャ」の読み聞かせ会に参加してきました。ドイツの平和村にいる、戦火を逃れて過ごしている子どもたちの生活について描かれた絵本ですが、その末尾に、「羽ばたくことは、とてもごきげんなことです。」と書かれていたくだりが忘れられず、命の羽ばたきと躍動感をあらわす名前にしたいと思ったのです。この記事をご覧になったお子さんをお持ちの皆様、自分の子どもにこめられた名前の意味など教えていただければ幸いです。マリアンナとパルーシャ　　

おひさしぶりです。

今朝、４日ぶりに家に帰ってきました。くりかえし私のブログをご覧いただいた皆様、大変お待たせしました。実に12日ぶりの更新になります。この間にも、色々なことがありました。掟破りかとは思いますが、順次「追い書き」という形でアップしていこうと思います。

妻のおしるし

この日、私は夜勤明け。妻は実家に泊まっていたので、朝迎えに行きました。（妻の実家も、私の実家も小樽市内。車で20分前後のところにあります。）そしたら、何とおしるしが。義母が「午前中に診てもらいに行ったら？」というので、自宅に帰って小一時間ほど寝てから病院へ。病院へ行ったら、その場で入院と相成りました。検査してくださった先生が、「破水の疑いが濃厚ですね。」とのたまったのです。そういえば病院に連れて行くときも、時々痛そうにしながら、股を開き気味にしてゆっくり階段を下りてきたっけ。お腹が張る回数も増えてきたみたいだからまさか、もう出産!?まだ予定日までには12日もあるのだけれど・・・・・・。＜翌日の日記へと続く＞

銭湯にて・心温まる話

この日は、久しぶりに銭湯に行きました。「たまには足を伸ばしてお風呂に入りたいね。」妻の一言がきっかけでした。最近は日没も早く、街は涼しくなり始めていました。夕食の買い物を済ませた夫婦や、仕事帰りのおじさん方でにぎわっていましたね。銭湯で暖をとるのが日常って、好いですよね。その銭湯には温泉があったのですが、私の妻は10月下旬に出産を控えているので、温泉の湯船には入ることはできませんでした。ですけれども、別な意味で心が温まったそうです。「初めて会ったおばさんに、背中を流してもらったの。」「よかったねぇ！」私は人目をはばからずに感動の声を上げてしまいました。フルーツ牛乳を飲みながら、おばさんが出てくるのを待つこと10分。出てきたところでお礼をいいました。おばさんは、「元気な赤ちゃん、無事に生まれるといいわね。」と、またうれしいお言葉をかけてくれました。そのおばさんにとっては、「当たり前のこと」だったのでしょうけれど、そういう習慣を持たなかった私にとっては「新鮮な感動」だったのです。この習慣って、連鎖するんですよね。きっと彼女も、妊婦だった頃は別なおばさんに親切にしてもらったんだと思います。妻は夕張の温泉でも、初対面のおばさんに背中を流してもらったそうです。夕張と小樽に残る、人情味のすばらしさにあらためて感動した一日でした。

夢バトンが回ってきました。

『夢バトン』Ｑ１．小さい頃、何になりたかった？Ｑ２．その夢は叶いましたか？Ｑ３．現在の夢は？Ｑ４．宝くじ３億円当たったら？Ｑ５．あなたにとって夢の様な世界とは？Ｑ６．昨晩みた夢は？Ｑ７．この人の夢の話をきいてみたいと思う５人は？“たけ４”さんから、以上の夢バトンが回ってきました。たけ４さん、「この人の夢の話をきいてみたいと思う５人は？」のメンバーに、私を選んでいただき、ありがとうございます。それでは、いってみましょう！私トドロキの夢を７つ！Ｑ１．小さい頃、何になりたかった？バス・電車の運転士。Ｑ２．その夢は叶いましたか？半分叶いました。タクシーですが、運転士になることができました。Ｑ３．現在の夢は？「街のフォトコラムニスト」になること。それと同時に、本と雑貨の店を開くか、個人タクシーを開業する。どっちにしたいのかはまだ未定ですが、今はこの２者の思いが拮抗しています。本と雑貨の店は、心に栄養を補給するようなものを扱う店にしようと思っています。個人タクシーは、ベンツやボルボなどの車を使い、心のこもった接客をしておもてなしをしようと思っています。Ｑ４．宝くじ３億円当たったら？「事業の開業＆運転資金」「当面の生活費＆取材費」これらのために合計１億円使い、「夢追い塾・夢ファンドの設立（応援したい方々を支える）」このために１億円使い、残りの１億円で、お世話になった身内や教会などの方々に恩返しをする。Ｑ５．あなたにとって夢の様な世界とは？誰かが弱ったり、困っていたら助け合い、いつでもやり直しのきく世界。一人ひとりが自分らしさを思う存分に発揮し、活躍している世界。Ｑ６．昨晩みた夢は？北海道・日高地方の馬産地を取材している夢。Ｑ７．この人の夢の話をきいてみたいと思う５人は？kazuminさんsmile_mamaさんmadoka☆さん勇飛さん儚花さん・・・・・・夢を語り合うこの提案、どこから浮かんできたものか知りたいものです。だれかの心から湧き出た泉が、大きな流れを生んでいますね。

４と９は不吉な数字？

巷では、よく４と９は不吉な数字として嫌われていますね。４は「死」に、９は「苦」につながるということで。ところが、斎藤一人さんはこんなことを言っていました。「４と９で“よく”と読むことができるでしょう？だから僕は、この４と９という数字と仲良くしたいなと思うんです。」たしかに、そう考えれば４と９という数字と仲良くできるかも。目からうろこの考え方でした。私のブログも、URLの末尾を“４９７６”にしました。「よくなる」「よくなろう」と読むことはできませんか？幸せは、「よくなろう、よく生きよう」ということを追求するプロセスの中にあると思います。等々力たくみきっと、よくなる！

札幌にて・昭和の面影を偲ぶ

札幌市豊平区にお住まいの皆様、お元気ですか？国道３６号線沿いにある戦後生まれの建物が、まもなく姿を消そうとしています。その名は、株式会社じょうてつ旧本社屋。昭和２８年に建てられた、旧定山渓鉄道豊平駅です。それから５２年にもわたって、街の変遷を見守り続けてきました。昭和４４年に鉄道が廃止されてからも、今に至るまでずっと。そんな駅舎も、寄る年波にはかないませんでした。これ以上の使用は危険と判断され、解体が決定したのです。私トドロキ、心に胸さわぎがしました。いてもたってもいられなくなり、９月５日に取材を決行しました。その頃には旧社屋は閉鎖されており、外から撮影したものを掲載しますのでぜひ目に焼き付けてください。これは国道３６号線の歩道橋から撮影した、駅の全景です。手前の道路はロータリーのようになっており、駅として使われていた名残を残しています。これが駅であったことの何よりの証拠、プラットホームの跡です。２階部分が張り出し、その下につっかい棒がある昔の木造駅舎によくある構造です。改札の跡はどこにあったのかを探したのですが、残念ながら見つけることができませんでした。繰り返し書きますが、この建物はまもなく解体されます。昭和の生き証人、古きよき時代のシンボルの最期を見届けられてよかったと思いました。後世にもこの駅舎の存在が語り継がれていきますように。

駒苫の不祥事に思うこと～私にとって暴力とは？

駒大苫小牧高校の野球部長による部員の暴力問題が発覚して一週間近くが経ちますけど、様々な意見が新聞をにぎわしていましたよね。「暴力が残すのは憎しみだけしかない。それを肯定してはならない。」「集団を統一させて目標を達成させるには、多少の体罰は必要です。」「愛情と受け止めるか、暴力と受け止めるかは、殴られた生徒しか判断できない。生徒が暴力だと訴えた時点で、なぜ話し合うことさえしなかったのか」など、賛否両論が渦巻いていましたが、それらの意見や新聞発表を読んで私が思ったのは、こういうことでした。「この部長、ヒキョーでないですか？」何でかっていえば、体罰って香田監督の指導方針とは相容れるものではなかったはずですよ。だから監督の前では部長も体罰をしたなんて話はなかったですものね。もし部長の体罰が「愛のムチ」だというならば、監督が見ている前でも堂々とできたはずですし、そのことを周囲からとがめられても、自分のポリシーに従って堂々と自説を披露できたはずだと思います。それから、殴った回数が何回だったかを話す時、（回数を答えるのが）二転三転しないはずです。回数を覚えていないということは、殴っているとき頭が真っ白になっていて、完全に冷静さを失っていたとしか思えません。それにスリッパで頭をたたいたり、バットで小突いたりするすることが教育的指導でしょうかね？明らかに「侮辱する」意図が含まれていたように感じます。ほかに殴られた生徒はおらず、特定の生徒だけに体罰が集中していたことからも、この生徒は部長から目の敵にされていたのではと思いました。（誰かが隠しているか、他の生徒が自分も殴られたのを黙っているのかは発表を見てみないとわかりませんが。）私トドロキの友達にも、愚痴をもらした後輩を１２発も殴った人がいますが、みんなから「いくら彼がふがいないからって、１２発も殴っていいのか!?」と言われていました。１２発っていう時点で、すでに愛のムチを超えていると思います。私はその殴った人にはこう言いました。「感情的になって、頭が真っ白だったから１２発も殴ったとしか思えない。そういう自分の感情をコントロールできないような人間とは安心して話し合うことができない。」と。私はそれこそが、暴力の怖さだと思っています。安心して自分の本心を話し合う関係があってこそ、真の信頼関係が築けるのではないでしょうか？だから暴力は、人間同士の信頼関係を創るにあたっては、「百害あって一利なし」なのだと思いました。

GO!GO!HOKUSHO!!

今回の夏の甲子園で駒大苫小牧がV2の偉業を達成したが、その駒大苫小牧と南北海道大会の決勝を戦ったのが我らが小樽代表の「北照高校」なのだ。北照高校はこの決勝戦で、最終回に一点差まで追い上げ駒苫を最後まで苦しめたのだが、過去に北照高校が甲子園大会に出場した時の遠征費カンパの呼びかけに対し、ある地元民がこんなことを言っていたのを耳にしたのであった。「北照ってよそから集めてきたチームだろ？そんなチームにカンパなんてできないよ。」確かに北照高野球部は、今でも部員の多くが関西出身だ。しかし関西から遥か彼方の北の街にやってきた子供たちの思いは一つ。「甲子園に行きたい！」この目標のためだけに彼らは、なみなみならぬ決意を持って行動したのだ。わずか１５歳にして。この年齢で遥か遠方への「スポーツ留学」を決心できる子供たちがどれほどいるだろうか？小樽を愛する私としては、「よくぞ小樽に来てくれました！」と素直に歓迎したいし、むしろそれが筋であるようにも思う。私は去年の秋、北照高校からタクシーを呼ばれて迎えに行くと、来春入学予定の生徒と父母が待っていた。彼らの目は輝き、顔は高潮し、声にも覇気があったのを今でも覚えている。こんな生き生きした中高生の顔を久々に見られたのが嬉しかったのだ。彼らが北海道予選を勝ち進み甲子園進出となれば、俄然地元は盛り上がるはず。その頃には北照高野球部のことを、「外様チーム」と揶揄する人などいても少数のはずだ。なぜかって？彼らの頑張りと活躍が、確実に地元民に元気を与えているはずだから。少子高齢化の進んでいる小樽にとっては、たとえどこから来た人であっても、若い人々の活躍こそ街に活気をもたらすと私は信じています。もう地元意識にばかり凝り固まっている場合じゃないでしょうよ。北照高校野球部の皆さん、秋の新人戦での健闘を祈っています。来春のセンバツの切符をぜひ手中に収めてくださいね。皆様の活躍で、小樽市民が元気になりますように。

やったね、駒苫！

駒大苫小牧、V2達成おめでとうございます！最近の道民の挨拶の定番ですよね。優勝した瞬間、私は車を運転中だったので、路肩に車を止めて喜びを爆発させました。ラジオでは、「駒大苫小牧を応援してくださった全道の皆様、本当にありがとうございます。」とアナウンサーの声が。その喜びの翌日、新聞を見ても道民の歓喜の声の嵐！やっぱり駒苫は、道民の希望の星になったんだなぁとしみじみ思いましたね。苫小牧市民でなくたって、全道の人々が応援するのは、熾烈な北海道予選を勝ち上がったからだと思う。私トドロキの地元、小樽からも北照高校が出て、南北海道予選の決勝で駒苫を最後まで苦しめたのだ。だからその分駒苫には、甲子園で思いっきり暴れて欲しかったのだ。全道の数百校の頂点に立った代表なのだし。今思えば駒苫は、「道民の誇り」のシンボルだと思う。最近の北海道はいろいろな意味で元気がないせいか、「希望をもらった」「勇気をもらった」「私たちも自分のことを精一杯頑張る」というコメントを新聞のインタビューで述べていましたね。そういえば、「スクール・ウォーズ」のモデルになった伏見工業高校は、かつては荒れた学校だったそうです。元のツッパリたちがラグビーに打ち込み、いろいろ揉まれて成長していく中、「泣き虫先生」こと山口先生は、こんなことを言っていました。「この学校には、誇りが必要だ。」伏見工業高校にとっては、ラグビー部の大活躍こそが「誇りのシンボル」だったのだと思いました。ラグビー部を応援する高校の仲間は、我を忘れて仲間の勝利のために一生懸命応援していたのです。その応援にこそ、一人ひとりが誇りを取り戻し、元気になっていく源があるのだと思いました。山口良治「熱き思いが壁を破る」

妻の子ども時代のアルバムを見ました。

これは昨日のことですが、お盆の仏さん参りで妻の実家に行って来ました。妻も出産を控え、出産そのものもさることながらその後の育児に漠然とした不安を持っているようだったので、こんな話をしてみました。「自分が赤ちゃんだった頃から嫁入り前に至るまでの写真を眺めてみたら？」アルバムを眺め終わった後、妻は一言いいました。「私、可愛がられて、愛されて育ってきたんだね。」満面の笑みを浮かべていいました。妻がお義父さんとお義母さんにいかに愛されて育って来たかが、アルバムを通して私にも伝わってきました。愛の場面に感動しましたね。そこである曲を思い出し、ラジオにリクエスト。プリンセス－プリンセスの「パパ」その曲がＯＮ　ＡＩＲされて歌詞を聴いていたら、私も妻も泣いてしまいました!!結婚する女の子がパパとの想い出を回想しながら、パパの愛に感謝する歌なんですけど、この曲が好きな方がいましたら、ぜひ感想を教えてくださいね。私を泣かせた、数少ない珠玉の名曲だと思っていますので。

旧産炭地をめぐる（2日目）三笠市幾春別にて

昔の炭鉱には、立坑の大やぐらというものがあり、そのエレベーターから鉱夫が地下へと潜って行ったものだった。大やぐらは、はるか遠くからも見渡せるため、炭鉱のシンボルとして街全体に君臨していたものだった。私は夕張を後にし、三笠へと向かった。３年前にメガネを売り歩いていたときに見つけた、炭鉱遺産を妻に見せたかったのだ。それが、住友奔別（ほんべつ）炭鉱の大やぐら。何と高さは53メートル。20年以上も前に閉山されたのに、堂々たる全景を今もとどめていた。その跡地は、今も地元の土建屋さんが使っていたからといえよう。やっぱり建物や施設は、人の手があってこそ、というより、人の血が通ってこそ姿が保たれる。今も人々の息吹がある炭鉱遺産を見ると、いつまでも人々から忘れられないようそこに存在し続けていてほしいと切に思う。そしてそれと同時に、この大やぐらの下でガス爆発にあい、命を落とした作業員の冥福も祈りたい。やぐらの下の部分が骨組みだけなのは、閉山時の作業中にガス爆発が起こり、外壁が吹き飛んだからなのだ。炭鉱の跡には、事故の犠牲者の血と魂も残っていることを忘れてはならないと思ったものだ。

旧産炭地をめぐる（2日目）夕張鹿鳴館

初日は、廃墟や廃線跡の写真が主でしたが、夕張には炭鉱全盛時の栄華のシンボルも残っていました。それがこの、「夕張鹿鳴館」です。これは１９１３年に北炭が、VIPの接待や役員の交歓のために作ったものでした。昭和天皇が泊まったこともあるんですよ。NHK連続テレビ小説「すずらん」では、炭鉱会社の社長邸宅としてロケに使用されたこともあるとか。館内の応接室、貴賓室、和室もさることながら、年代物のラジオやテレビなどの調度品、唐物とおぼしき壷や豪華なソファなどのインテリアも目をみはるものがありました。夕張鹿鳴館の入り口と、昭和天皇の泊まった貴賓室の写真をアップしますので、ぜひご覧下さい。

旧産炭地をめぐる（1日目）夜の夕張

南大夕張の撮影を終えて、温泉「ユーパロの湯」へと向かった。そこに着いたときにはすでに日は落ちかけ、黄昏の空に天を衝くような大煙突がそびえ立っていたのだ。そう、「ユーパロの湯」は北炭系コークス工場の跡。その高さは63メートル。間近に寄るとライトアップされていたが、かすかに見える先端を見上げた様は圧巻であった。その近くには「幸福の黄色いハンカチ　想い出広場」という、炭住の跡が保存されている映画のロケ地があったのだが、すでに夜は更け閉じられていたので翌日見に行くことにした。それにしても、夕張の夜は静かだ。鹿の谷駅の真下にあるトイレ付きの駐車場で夜を明かすことにしたのだが、ふと外を見れば人がまったく歩いていない。夜食と酒を買いに行くために夕張駅近辺へと向かって、やっと数人の人影に会ったぐらいであった。夕張駅のそばにマウントレースイスキー場とホテルがあって、そこからの買い物客と思しき人たちが向かいのセイコーマートへ向かって歩いているのが見えたぐらいだ。夜が静かであることを、当の夕張の住人はどう思っているのだろう？炭鉱が栄華を極めた頃と比較して寂しがりながら過ごしている人もいるかも知れないが、考えようによっては静かで緑豊かで空気のおいしい夕張に戻ったともいえるだろう。炭鉱全盛期は、巨大な煙突に象徴されるようにたくさん煙が立ち込めていたように思える。喘息もちの子どもには過ごしづらかったのではないだろうか。私にとって炭鉱全盛期の夕張は想像の世界でしかない。しかし今私が立っている夕張の空気はとてもおいしい。これは部外者のたわごとかも知れないが、今の夕張は「炭鉱遺産のある農村リゾート地」と言えるのではないだろうか。「石炭の歴史村」を中心にテーマパーク（炭鉱と映画の）・テニスコート・サイクリングロード・スキー場が整備され、やや離れたところには大規模な運動公園などの屋外スポーツ施設があり、特産のメロンを使った洋酒工場や食品工場もある。これもまた素人のたわごとかも知れないが、まだ撤去されていない炭住跡をリニューアルしてバンガロー・貸し別荘風にアレンジすれば、リゾート地としての値打ちが一層上がるのではないかとさえ思う。以上、部外者として夕張再生への一意見を述べたが、斜陽に悩む街という点では小樽も同じこと。昔を懐かしむも大いに結構だが、今の街が持つ魅力にも目を向けていくことが大事ではないだろうか。昔ほどの活気がなくたって、そこに住み続けている人には幸せを感じてもらいたいから。

旧産炭地をめぐる（１日目）南大夕張駅跡

真谷地を後にしてから、本日最後の目的地南大夕張駅の跡地に向かった。ここは私がメガネの訪問販売をしていたときに通りがかったところであった。真谷地から夕張駅方面へと北上すると、清水沢という夕張の一大集落に入った。旧三菱石炭鉱業南大夕張線は、この清水沢駅から分岐していたのだ。清水沢から東に向かって15分。そこで車両群が展示されているところに止まったのである。駅名標、客車、石炭車を撮って来たのだが、辺りには水溜りが多く、蛙の鳴き声がいたるところから聞こえてきていたのだ。炭鉱がなくなったことで、南大夕張の町は寂れたと思う。確かに町は寂れたが、その分、里に緑と自然が戻ったと私は思った。

旧産炭地をめぐる（１日目）夕張真谷地炭鉱跡へ

妻の出産を10月に控え、その前に二人だけの思い出を作ろうと思い、１泊２日の旅行を決行した。帯広の伯母がキャンピングカーを貸してくれたので、妻がまだ行ったことのない夕張へと向かったのであった。14時過ぎに小樽を出発し、夕張に着いたのは17時ごろ。夕張の南の入り口紅葉山にて、夕張メロンの果肉がたっぷりちりばめられたソフトを食べ、それから炭鉱の跡へと向かった。北へ向かって少し進むと、右折すれば真谷地へ行く交差点にぶつかった。真谷地といえば、子どもの頃特急列車から北炭真谷地炭鉱が稼動しているのを見たことがあり、その上札幌の友達の実家があるという話を耳にしていたのだ。私は迷うことなく、真谷地へと車を進めた。市街地を抜けてしばらくすると、廃墟と化した建物群が見えてきた。夕張最後の炭鉱だけあって、まだ解体されていない建物が残っていたのだ。写真の建物のそばに、通行止めの標識がついたゲートがあったがなぜか開いていたので、しばらく奥へと車を進めたのであった。しかし流石にこれは不法侵入ではないかと思い、すぐ奥の建物を撮ったあたりで引き返したのだ。

１９７０年代前半生まれの世代って・・・・・・。

私は１９７２年４月１２日生まれ。第２次ベビーブームたけなわの世代です。この年代の前後に生まれた人々が、若い世代の中では一番人口が多いとか。この頃の世代は、「団塊ジュニア」といわれている世代かと思います。「団塊ジュニア」って色々言われていますけど、私は、一番イイトコどりをしてきた世代かと思います。思えば子どもの頃は、原っぱが身近に残っており、近所の子どもたちとも外で遊ぶ機会が多くありました。虫、動物、植物、さらには田んぼまで身近にあり、それらのすべてが、私たちの教室でした。虫は怖くて触れませんでしたが、目の前に生きている生命の営みを肌で感じることはできました。（その頃は小樽ではなく、より自然が身近にあった羽幌町にいましたが。）近所には、よその子でも悪いことは悪いとしかる大人もいました。それから段々世の中便利になり、中学、高校にあがる頃には、娯楽の幅も広がってきました。ファミコン、レンタルビデオ店、ゲーセン、パチンコ・・・・・。この頃には、みんなで集まって一つのことを成し遂げようとするよりも、一人ひとりが自分の好きな楽しみだけを追求し始めるようになってきたと思います。私はこの頃はコーラスに燃えていたので、みんなと一つのステージを作り上げる達成感を味わうことができましたが。そんな私も、大学、社会人になるにつれて、自分の好きな楽しみだけを追求するようになりました。この頃には、中古でよければ車もいくらでも安くなりましたし、ケータイの値段も、徐々にこなれていきました。一人ひとりの楽しみ・人間同士のつながりが、さらに細分化されていったように思います。そこにきて始まった、インターネットの普及。これって自分の世界を守りながら、外の世界とつながりを持てるツールなのでは？そういう意味では、大変都合のいいメディアですよね。ですけれども、自分と価値観が合う人々をより広い範囲で探すことができるのがインターネットならではの良さですね。私もおかげさまで、ネットを通してさまざまな人とお話できるようになりました。あたかも公開文通を楽しんでいるかのようです。地域社会がしっかりと残っていた、古き良き時代に育ち、急速に便利になった頃に社会人になってその恩恵を楽しむ。やっぱり私たちは、いい時代を過ごして幸せだと思います。その幸せな気持ちを、次世代の子どもたちに受け継いでいきたいですね。