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ハピー百貨店

ハピー百貨店

抗癌剤をはじめました

抗癌剤をするか、しないか

ハピーの場合は2007年の冬に
寛解というものは望めない状況になりました。

年末に天に召されましたが
抗癌剤はやらないよりは
やって良かったと亡くなった今でも思います。
リンパ腫発見から天使になるまでの8ヶ月間
抗癌剤のおかげで
人間で言う3年くらいは生きたことになるのでしょう。


ただ抗癌剤はとてもお値段が高いのです
経済的な面から見ても、副作用から見ても
する、しないは飼主さんがお決めになる方法が
愛犬のために一番最善なのです

いくら抗癌剤をして寛解したところで
寛解とは治ったという状態ではなく、
治ったかに思える調子の良い期間が
期待できるということです

つまり
この病気の特徴は高い確率(ほぼ全頭)で再発する病気なのです。

また、この病気は犬が抗癌剤に耐性を作るので治療の限界もあるそうです。
ハピーの場合も日を追うごとに抗癌剤の効き目が弱まっていきました。

1年生存率は約30%、2年生存率は約10%と言われています。
ハピーは8ヶ月生存できたので、
長くも短くも無いということですね

でも、抗癌剤をやめて長く生きたという例や
自然食品にして完治したというブログも拝見しました
治療法はよくよく考えて獣医さんと話し合ってください。



ハピーに現れた初期症状

コンクリートの床を舐めるようになった
癌で味覚が変わることがあるのかもと思います。
またリンパ腫の症状のひとつ貧血によって
鉄分をコンクリートを舐めることによって補おうとしていたのかもしれません

リンパ腫には全く関係が無いのかもしれませんが
一応書いておきます。

楽天で知り合ったお友達のチワワちゃんも
初期症状は床を舐めることだったそうです。

散歩中よろめく事がある
後肢がとくにガクッとなりました

吐くことが多くなった

イビキではなく、喉鳴りがするようになった
喉鳴りは他のリンパ腫の子でも見られる現象らしいです。

食欲がなくなってきた

元気、やる気が無いように見える

両脇の下、首の両サイド、ソケイ部、後肢の膝のうしろ
(つまりリンパにそって)腫れが出る。

私達が最初に受診したのは
吐くようになってからです。
ここではリンパの腫れに気がつかず
吐く事にたいする診察で終わりました
実際、ワン子はよく吐く動物です
吐くだけではリンパ腫はわかりにくいと思います。

悔やまれるのは喉鳴りを「太ったから」
元気の無さ、ふらつきを「年をとったから」と
素人判断をしたことでした。

ある日、ハピーの脇の下に
大きなしこりができました。
「あれ?ここ、こんなに大きなできものがあったっけ?」
でも、両側にあるので
こんなものかも...

あるいはいつもの良性腫瘍か?と思って
動物病院に行きました

触診で先生の表情がサッと変わったのを
今でも忘れられません。
いやな予感がしました。

触診ではじめてリンパに沿って
いろんな場所に腫れがあることがわかりました



パイオプシー検査のつまづき

最初のパイオプシー(針でつく生研)の結果は
リンパ腫では無い「リンパ節が採取されているが、何かに反応したリンパの腫れ」と
嬉しい結果が返って、一安心しました。
風邪の時ってリンパが腫れることありますよね?
それじゃないかと思ったんです。

リンパ摘出後、よわったハピー



でも、先生の表情はいっこうに晴れず
ハピーの症状のどれを取っても、リンパ腫の可能性がぬぐえない
「リンパ腫」と返って来るはずの結果がリンパ腫でなければ
何の病気であるかわからなくなってきたのです。

結局、再度、今度は脇の下、膝の後ろのリンパの一部を摘出して
2つの検査機関に提出し、再度病理検査を行いました。

その結果、先生の危惧したとおり
「悪性リンパ腫でした」(小細胞型)との返答がありました。


リンパ腫  悪性リンパ腫の結果



最初の検査機関が間違っていたとは言いません。
ハピーの症状が初期であった為にリンパ節の全てに癌細胞が無かったのかもしれません。
しかし、この結果の遅れは
ハピーの病状を進ませたと思います
また、別の検査機関からの返事はやはり、悪性リンパ腫の答えでしたが
タイプは違うものでした。(ラージタイプ)
病理組織を取る場所によっても
リンパ腫の性質は変わるものなのでしょうね。

もう一個の会社からの結果 リンパ腫



抗癌剤スタート

結果が出たその日から
抗がん剤治療を開始しました。

ますますハピーの食欲は落ち
何を作っても食べないようになり
このまま弱っていくばかりなのかと思いました

いろんな本で癌に効く食事
サプリメントなど
調べては作りましたが
何も食べようとしないハピーは
ガリガリに痩せ細ってしまいました。

リンパ腫や癌の子を持つ飼主さんは
何も食べない愛犬に今ご苦労されていることでしょう
何も食べない時は何も食べさせなくて良いと
割り切る事はできませんでした

だって、ほっておいたら死ぬまで何も食べないような日があったのです。

先生も炭水化物、糖質を制限しつつ
好きなものをあげてくださいと言ってくださいました

しかし好きなものも食べなくなる
抗癌剤の副作用は大変なものです

無理強いしてチューブの食品をねじ込んだこともありました
先生からいくら「弱っている、あと数日だろう」と言われても
死ぬということは
目の前のハピーとは無縁な気がしていました

現実逃避しつつ看護にあたっていたようですね


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