「リスク」について今回は、「リスク」について書きます。「リスク」ってよく聞く言葉だと思うのですが、どういう意味なんでしょう? RISK : 危険、冒険、賭けの対象と英和辞書には書いてあります。 リスク :投資の世界では、将来の収益(得られるであろう収益の金額のみならず、 収益が得られる時点についても)に関する不確実性をリスクという。 ただ、変動性は必ずしもリスクを意味するものではない。 変動性は、ある過去の期間に発生した実績のことを指す場合があるのに対し、 リスクは将来の不確実性のみに関係しているからである。 【証券用語辞典 東洋経済新報社より抜粋】 なんだか、わかったような、わかんないような感じがしますが・・・・。 では、具体的に、前回の1~3のリスクはどういうものでしょうか? 1 預貯金自体は元本保証で利率が確定してますので、商品自体はリスクはないですね。 ただし、「インフレリスクがある」とよく言われます。 現在はデフレ状態なのでピンとこないかもしれないですが、 80年代のバブルの時が、インフレ状態でしたね。 例えば、現在10万円の商品Aがあります。 1年前には、商品Aは、8万円でした。 1年後には、商品Aは、12万円になると仮定します。 商品A自体は、まったく同じものですから、 現在の10万円 = 1年後の12万円 になりますよね。 今の10万円が、1年後に12万円になっていれば、同じ価値があるということです。 現在の10万円の価値を、1年後に維持するためには、 預金利息は、いくら必要でしょうか? (預金利息には20%の源泉税がかかります) 預金利息には、20%の源泉税がかかりますから、 25%の利息が必要です。 もし25%未満の利息であれば、お金の価値は減ります。 商品Aを買わなければ良いという選択肢もありますが、 インフレの場合は、生活必需品も値上がりしますから、自給自足の生活をしない限り、 インフレリスクを避けることはできないです。 次回は、2の国債のリスクについて書きます。 --------------------------------------------------------- 【運用会社について2】(投信投資顧問会社) 収入と支出について 収入は、顧問料 (投資顧問の場合) 委託者報酬(投資信託の場合)だけです。 支出は、いろいろありますが、主なものは下記の3点です。 1 人件費 2 システム使用料・維持費用 3 ブルームバーグ・QUICK等の情報料 次回は、顧問料について書きます。 |