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テーマ:暮らしを楽しむ(384721)
カテゴリ:着物
私がカナダに住むということを決心した時に、
母にお願いしたことがあります。 それは、祖母の形見を一つ分けてもらうこと。 祖母は、私が小学生くらいの時に 他界したのですが、そのときのショックは 今でも覚えています。 無口で頑固で厳しい祖母を私の姉はあまり好きでは なかったようですが、私は忙しい母の代わりに 私を預かってくれて、広いひっそりとした祖母の家で 一人遊びをしているが好きだったのです。 たまに祖母の家に呉服屋さんが来て、 反物を祖母に見せに来るのを横で見ているのを楽しかった。 そんな祖母の形見をお守り代わりに初めて暮らすカナダに 持って行きたかったのです。 そして、母がくれたのがこの象牙細工の櫛とかのこ。 この2つを先日、フレームに入れて飾れるようにしました。 自分でもとても気に入っています。 まさかおばあちゃんもこんなカナダに飾られることに なるとは思わなかっただろうね。 人はいつかは亡くなってしまうけど、 残された人はお盆やお彼岸、そして毎日仏壇に手を合わせたり、 こうして形見を飾ってみたり、することで、 思い出すことで、その人は永遠に愛する人の心の中にはいるんだよね。
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Last updated
2014.10.11 11:15:20
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