ゲームの行方 (上)
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舞台は1950年代のニューヨーク。たぐいまれな美貌をもち、数学の天才でもあるフランセス・ボーリンガーは、ペンシルベニア大学を優秀な成績で卒業。アメリカ随一の巨大企業マグナス・インダストリーズに就職をこころざすが、女性であるがゆえに不採用に。そこで持ち前の頭脳を発揮し、ある手段を講じてマグナス入社を果たしたフランセスを待ちかまえていたものは…。全米ベストセラー作家エリザベス・ゲイジが、コンピューター・ビジネスの頂点に挑むヒロインの、波乱万丈の人生をダイナミックに描いた傑作。
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ゲームの行方 (下)
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マグナス入社を果たしたフランセスは、自ら開発した独自のシステムにより、前代未聞の大プロジェクトを任されるようになる。業務は困難を極めるが、直属の上司である総帥の御曹司ジャックの励ましを支えに、仕事に打ち込むフランセス。しかし、プロジェクト完成と同時に受けた思いもかけない仕打ちにより、彼女の新たな運命が始まるのだった…。チェス・ゲームになぞらえられた、フランセスとマグナス一族の闘い。果たして"チェック・メイト"はどちらの手に。全米ベストセラー作家によるノンストップ・ストーリー。
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パンドラの箱 (上)
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1933年4月、クリーブランドとシカゴで二人の赤ん坊が生まれた―。緑の瞳のテスと黒い瞳のローラ。ともに8歳で両親を亡くすが、それから10年後、テスは天与の美貌を武器に、小さなエレクトロニクス会社でまたたく間にトップの座を手に入れた。一方のローラは大学の美術の教授の弄ばれ、妊娠、中絶という痛手を受ける。だがお針子となって再出発したローラは、特異な才能を発揮し、ファッション業界を席巻する新進デザイナーへと成長。華やかな栄光に包まれた二人の女性は、やがて宿命の糸にたぐりよせられる。
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パンドラの箱 (下)
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アメリカきっての名門の出身で上院議院のハルは、婚約者ダイアナのデザイナーであるローラと知り合う。一目で激しい恋におちた二人だが、許されぬ愛ゆえに身を引いたローラは、パートナーであるティムとの結婚を決意する。一方二度目の結婚をしたテスは、次期大統領候補と目されるハルの不思議な魅力に引き寄せられ、あらゆる手を尽くしてハルに接近。一人の男をめぐる愛の葛藤は、国をもゆるがす大きな運命の波に飲み込まれていく。
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真夜中の瞳 (上)
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スターを夢見てハリウッドへやって来たアニーは、有力映画会社の大物社長カースに身体を要求され、酷い暴行をうける。失業率95パーセントの業界で、女優としての才能だけではやっていけないことを痛感したアニーは、名門演劇教室の生徒となり、着実にキャリアを積んでいく。そして大作「ミドナイト・アワー」に出演したいため、アメリカ映画界の寵児デイモンに接近を図る。
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真夜中の瞳 (下)
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「ミドナイト・アワー」は大成功を収め、官能的なセックス・シンボルとして一躍ハリウッドのスターになったアニーだが、カースの妨害で新しい役につくことは困難だった…。恋人エリックとの愛と破局、そして、謎の高級娼婦クリスティーンとアニーとのあまりにも意外な関係。華麗なショー・ビジネスの世界を舞台に展開する、夢と野望、愛と復讐が織りなすラブ・サスペンス。
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