ハーモニカ専門店ハーモニカ・オンリー

「ヤマハ」の歴史は

「山葉寅楠」（やまは・とらくす、1851-1916）という

手先の器用な男から始まります。



紀州藩の天文係の家に生まれた山葉寅楠は

家業のせいか、機械に興味をもつようになり

長崎で時計、のちに医療器械を学びます。



そして、医療器械の修理のために浜松を訪れ

1887（明治20）年7月、１台の壊れた足踏みオルガン（舶来品）の修理を依頼されます。



彼は見事、修理に成功

しかもわずか４ヵ月後に自作のオルガンを作ってしまいます。

翌年、最初の会社を設立

1897（明治30）年10月１日、「日本楽器製造所株式会社」を設立します。

（最初のオルガン修理から100年後の1987（昭和62）年10月1日、現在の「ヤマハ株式会社」に社名変更）




その後の発展は

1900（明治33）年　ピアノ製造開始
1914（大正 3）年　ハーモニカ製造開始
1933（昭和 8）年　アコーディオン製造開始
1944（昭和19）年　楽器類の生産完全休止

1945（昭和20）年　ハーモニカ、シロフォンの製造再開
1947（昭和22）年　ピアノ製造再開
1959（昭和34）年　ヤマハ音楽教室開始
1959（昭和34）年　エレクトーン製造開始
1965（昭和40）年　管楽器、打楽器、製造開始
1966（昭和41）年　ギター製造開始

程度に記述は留めておきます。




ユニークなのは、オルガンやピアノ製造で得た、木材の調達や加工技術を

他の分野にも生かすんですね。

1903（明治36）年　高級木製家具の製造開始
1911（明治44）年　建築用合板の製造開始
1926（大正15）年　東京帝国大学図書館、早稲田大学大隈会館の内装工事




そして、

1921（大正10）年　木製プロペラの製造開始



当然、その先（発動機）に向かっていくわけです。

戦争中の軍需工場時代を経て

1954（昭和29）年　オートバイの製造開始
1955（昭和30）年　「ヤマハ発動機株式会社」設立

となるわけです。



参考：「ヤマハ株式会社」ホームページ
http://www.yamaha.co.jp/