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元SF小説家・春橋哲史のブログ(フクイチ核災害は継続中)

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haruhasi@ ややこしい記事を読んで下さり、有難うございます きなこ様  度々、コメントを頂戴して有…
きなこ@ Re:フクイチの汚染水(処理水)放出までの経緯 2012年11月~23年8月(10/13) 詳しい経緯のまとめ、ありがとうございま…
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八巻俊憲@ Re:「風評被害」ではなく、「市場構造の変化」という実害(06/02) これまで、「風評被害」に対する適当な解…
春橋哲史@ 提出、お疲れ様です 押田様  コメントを有難うございます。 …

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2017.10.28
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※2022.9.25追記
フクイチ過労死訴訟の詳細・結果は、​こちら​​​
(2022年5月21日記事)

​​​
 2017年10月26日に、福島第一原発で働く作業員が1名亡くなった事が、東電から公表されました。これで、発災から約6年8ヶ月で、作業員の死者は、東電が公表・認めているだけで累計18人になりました。故人のご冥福と、ご家族へ哀悼の意を表します。

 26日の死亡に関して、東電のリリースと、当日行われた「中長期ロードマップ進捗の記者会見」での質疑応答に基づいてまとめました。

東電の元のリリースはこちら→ ​10月27日日報​ 

====まとめ、ここから====

 10月26日・木曜日13時頃、車両整備を担当していた50代・男性の協力企業作業員が、昼休憩明けで福島第一原発構内の車両整備工場に徒歩で向かう途中、体調不良を訴えて、うずくまった。
 入退域管理棟の救急医療室に搬送されて医師の診察を受けたところ、緊急搬送の必要があると診断された為、13:20にドクターへリを要請。
 ドクターヘリの医師の判断で搬送手段を救急車に変更し、13:56に広野町の高野病院へ搬送。同病院にて、14:36に死亡が確認された。
 故人は福島県の出身者で、第一原発での経験は約5年間だった。死亡原因は個人の疾病との診断結果であるので、労務管理や作業との因果関係は無いと判断している。尚、元請会社は株式会社・宇徳であったが、雇用形態・病名等、これ以上の情報開示は差し控える。

====まとめ、ここまで====
 
 この死亡の第一報は、上記の記者会見の冒頭で伝えられました。
    廃炉推進カンパニーの増田CDOは起立したまま、故人の冥福と家族への哀悼の意を述べていました。増田CDOの言葉に嘘は無いと思いますが、会社のリリース文には淡々と事実関係が並べられるだけで、哀悼の言葉が書かれていないのは相変わらずです。東京電力という会社の体質が表れていると思います。

(リンク)
「2017/10/26(木) 中長期ロードマップの進捗状況について」の記者会見動画

 記者会見では、東京会場から「しんぶん赤旗」のカラサワ記者や、フリーの木野龍逸さんが、死亡に関して粘って質問していました。マスゴミは選挙や政局の事ばかりで、今回の死亡の件は書きません・流しません。政治と命とどっちが大事なのか。命を最優先しないなら、そんな政治も報道も、ゴミ箱へポイです。

 改めて断っておきますが、勤務時間外・離職後に亡くなった・病気になった人数を把握している公的機関はどこにもありません。東電は法律上の義務は負っていませんし、国がフクイチで働いた人達を登録している訳でも有りません。
 私がまとめている死亡・負傷の件数はあくまでも「最低限の件数・人数」と捉えて下さい。

「福島原子力発電所事故は終わっていない」。

 国会事故調報告書冒頭の一行が、重く圧し掛かってくるようです。


春橋哲史(ツイッターアカウント:haruhasiSF)





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Last updated  2022.09.25 14:24:41
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