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カテゴリ:福島第一原発 汚染水
経済産業省・資源エネルギー庁に設置されている「汚染水処理対策処理委員会」の下部組織である「多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会」が、フクイチ(福島第一原発)で発生し続けている、ALPS処理済み水の最終処分方法・時期に関する説明・公聴会の詳細を、7月31日に公表しました。
いよいよ、日程・意見募集要項等の詳細が決まりました。 内容や開催要項への批評には踏み込まず、経産省のサイトにアップされたPDFの開催要項を、そのまま転載します。 ダウンロードしたPDFをスマホで撮影したものを、加工無しで転載しているので、若干見難いと思いますが、ご容赦下さい。 重複になりますが、重要な点をまとめ、関連の書類・サイトへリンクを張っておきます。 ●開催日時及び会場等
≪富岡会場≫ ・日時:2018年8月30日(木)10~12時30分 ・会場:富岡町文化交流センター学びの森(福島県双葉郡富岡町大字本岡字王塚622−1) ≪郡山会場≫ ・日時:8月31日(金)9時30分~12時 ・会場:郡山商工会議所(福島県郡山市清水台1-3-8) ≪東京会場≫ ・日時:8月31日(金)15時30分~18時 ・会場:イイノホール(東京都千代田区内幸町2-1-1) ※3会場いずれも当日はインターネットにて生中継を予定。 ●会場での意見表明を希望する個人・団体の意見送付締め切り 2018年8月16日(木)正午・必着 意見表明者に選定された個人・団体には、小委員会事務局より17日を目途に連絡。 会場での意見表明を希望する際の申込書(word形式) ●意見送付のみを希望する際の締め切り 8月31日(金)必着/郵送の際は当日消印有効 書面による意見提出(word形式) ●公聴会の傍聴申し込み締め切り 8月23日(木)正午・必着 傍聴申し込み(word形式) 説明・公聴会説明資料(PDF・全38頁) 多核種除去設備等処理水の取扱いに係る説明・公聴会(経産省の大元のサイト) 若干の私見~「福島第一原発事故・第二部」~ フクイチ事故が発生して以来、敷地内で増え続ける放射性廃棄物の問題は、避けて通れない問題でした。350万平米という敷地と、現場での無理を重ねた努力によって(当ブログで何度も伝えていますが、東電が公表・認めているだけで、発災以来、19人が亡くなっています)、敷地内で支え続けてきましたが、いよいよ限界に近づきつつあります。 どんなに政治的に強大になろうと、どんなに雄弁で勇ましい言葉を並べようと、物理的な限界は覆せません。350万平米の敷地は350万平米ですし、1000tのタンクには1000tしか容れられません。 先送りに先送りを続けてきましたが、その努力も限界ということでしょう。いよいよ、フクイチの放射性廃棄物に、日本国民全体が向き合うべき時がきたようです。 私は、この公聴会の案内を以て、「福島第一原発事故・第二部」が始まったと解釈します。 私は、31日締め切りの「書面送付による意見表明」に間に合うように、自分の意見をまとめます。 尚、当記事は、次回記事「経産省が『公聴会』を採用した理由と、スリーマイル事故の前例」とセットでお読み頂ければ幸いです。 春橋哲史(ツイッターアカウント:haruhasiSF) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.09.11 00:57:36
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